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恐怖の舞台~ハムレットに魅せられて  作者: Luiui
第2章 3年E組 
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23/27

20 出演の夢~私は誰?


挿絵(By みてみん)



同好会の部屋






トン子が、一人でハムレットの劇の練習をしている。

オモチャの短剣をもって、 台本をよんでいる。


レアーティーズとの、決闘のシーン。


瑠菜

トン子、演鶴子から呼び出し。

クラスの劇リハーサルやるから見に来いって。

トン子?聞いてる?


トン子

(心の中)

私はトン子とよばれている…


トン子は瑠菜の方をみる


瑠菜

トン子もたまには気分転換したほうが

いいかもね。



*****


文化祭の劇のリハーサルを、

講堂の一番後ろから観させられるトン子と瑠菜。


声は聞こえなくて、なんだか滑稽。

トン子はうとうとして、椅子を並べて、

横になる。



気がつくと、トン子は、貴族のような、衣装をきている、

剣を突きつけられる。どうやら、決闘のシーンらしい


見渡すと、立派な観客席が並んでいるが、

誰もいないかにみえた。


ふと、真ん中らへんに誰かがすわっているのに気づく。

片手にドクロをもったあのマントを着た青年だった。

もう片方の手には、ワイングラス。

赤ワインを嗜みながら、笑顔でこっちをみている



前を見ると、

レアティーズではなくて、

王冠被ってる、初老の王様

そして初老の王様もう一人

透き通っている。


亡霊(ハムレット父王)

ハムレット、復讐しろ!!

剣でグローディアスを刺せ!!


ハムレット(トン子)

復讐?うーん、

復讐なんて、興味ないな

そうじゃなくて、もっと何か違うこと…。




*****



演技鶴子の声

トン子!!


はっとして、トン子は飛び起きる。


トン子(小さく呟く)

興味ないな…

(無意識にオモチャの短剣を演鶴子にむける )


演鶴子

なんなのよ!!感想を、聞いてるのよ!!


キャストのみんなも、後からくる。


瑠菜

うっ、うん、よかったよ。みんな、上手かった。


トン子は、キョトンとして中を見つめている。


演鶴子が、トン子をにらみつけながら、

さっていく。



瑠菜

トン子、ぐっすり寝てたよ。夢見てたの? 笑笑


トン子

ああっ、

グローディアスと、ハムレット王の亡霊が

笑笑


瑠奈

劇の練習しすぎかな。

笑笑



*****


洗面所の鏡の前



トン子

(心の中)

以前は、自分が消えそうな恐怖を、感じてた。

わからない。

何か怖い。

私は…誰?


ふと、鏡に髑髏をもった青年が映る。



トン子

あっ、

(手を鏡の方にもっていく)


青年が消える


トン子の全身が震え出す。



*****



翌日


ステージの上でハムレットの練習


トン子と、レアーティーズ役の

フェンシング部員の男子が、剣を交えている。


トン子が迫真の演技。



瑠菜

(心の中)

なんか、最近のトン子、やばくないか?

うーん、ハムレットの役は、重すぎたかな。


決闘シーンが、終わる。



レアーティーズ役男子

トン子さん、凄いな。

本当に殺されるかと思った。

笑笑笑笑。



善吉

うん、なんかハムレットが

取り憑いたみたい。

笑笑。



トン子

(心の中)

レアーティーズ、

ホレ-シオ。





この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変わる可能性があります。


この作品は、アメーバブログでも公開しております。(一部内容は変更しております)

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