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海の底

人は信じない、天地万物、森羅万象を超え、様々な出来事を経験し、

魔王を倒した者が居たとして、

さてそれをきりだす者は居ない、

それが本当の話でも、当人はと言えば、

かつては素晴らしい人間達と、共にいても、どれほど意味がある人生を歩んでも、それが本当に過去と成った時果たしてどうするのか?過ぎ去った物も記憶も人々も、もう何処にも有りはしない、


そして概してそんな人間程、強力なのだ。


魔王と呼ばれる存在を前に人々は【闇】を頼る事を良しとしなかった。

過去を知らぬ人々にとって、【彼等】を知らぬ人々にとって闇は只の【敵】である、


黒き巨体の魔王は正に滅亡の破壊神、町は一瞬で瓦礫と化す。


【大破壊】は起こってしまった。

光圧の大破壊により…、


兵士「魔王が現れました、この霊界はもう…」

兵士長「ぐ…これも我々に対してのツケか」


【仕方ねえな…、】


ガキッ!


挑みかかった魔人ムシンは光圧によって制された。

人々を庇っている訳でもないのに海に吹っ飛んだ。


暗い海底へ沈む…、


声「あなたは戦士じゃない、あなたは、あなたはかつてのあなたじゃない…あの魔王には勝てないのよ、あなたはもう、あなたじゃないのよ」


沈む…、絶望に導かれるままに、暗い海の底、


しかし地上の人々は、どうなる、人々の声がする、


「助けて…くれ」「滅亡って何なんだ、解らないよ、怖いよ」


魔人ムシンが霊体と化した。


魔人ムシン「あなたは間違っている、確かに僕はかつて素晴らしい人間だったかもしれない、だが人間には素晴らしかった事なんか一度もない…それに」

魔人ムシン「過去は消えはしない、俺は魔人ムシンだ!!あんな奴に殺されてたまるか!」


声が言う。

「そうね、ごめんなさい、正しい事は正しいものね…只私は寂しかったの、セフィーも安堂カケルももう居ない、あなたの魔人ムシンの全てを掛けて戦いなさい」


「ぬああぁ!」


海上に落雷、闇そのものと化した魔人ムシンは【魔王】に斬り掛かる!


兵士「兵士長…、あの闇は…」


兵士長「そうだな?闇だからと忌み嫌う我々が悪いんだろう…」


兵士「これが、彼の最後の戦いに成るだろう」




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