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2006【対ホラー系魔物2】
その頃より、少し昔、昔の話をしよう。
只の架空の話だと思っても、【今】は違う。
夢を見た。大銀河の瞬き、光の渦、大銀河じゃないあれはあの、光は…、
人間は【故郷】に有る物を当たり前と思う物だ。
例えば【光の渦巻】を見たとして当たり前の風景、別の【場所】にもその光景が有ると、
しかし実際そんな事は自分がそう思っていただけ、本当に見たとして光の渦巻を見る事は二度とない、故郷こそがある種特別、特殊な存在であった。
解った時には遅い、二度と【本当の風景】を見る事は叶わぬ。
しかし、【男】は知っていた。
【それ】は精神病の幻覚ではなく、宇宙すら超えた存在である
…、…、
天高く飛翔したゾンビの霊体となった巨体が魔人ムシンを押し潰した。
突撃した、辺りに血が飛び散らなかった。
日本刀で爪を止めていた。
「お、お前は」騎士が言った。
魔人ムシンは薄く唸ると【敵】を刀で両断した。
ズバッシャアアァッ!!
そして人々の死体に目をやると深々と刀をもう一度【敵】の胸に突き刺した。
あたり一面の血の海、到着した周りの人間の悲鳴が止む事はなかった…。




