対ホラー系魔物1
町は薄気味悪い靄につつまれていた。
「またか…」
あたり一面は血の海で、何の罪もない男性、女性、男の子供の3人の死体が無惨に転がっていた。
苦しみながら喰われたんだろうか、女性が地面を掻きむしった跡が見つけられた。
魔物はつまり物凄い膂力でこの家族を襲った。
男性と男の子は即死、のたうち回る母親、女性を生きながらにして噛み付き、生き血を飲み、殺して喰ったのだろう。
しかし【只のゾンビ】がそれが出来るとは考えられない、霊体化出来る強い…、
【ホラー系のゾンビ】
の仕業に違いはなかった…。
今「またか」と言った【騎士団の剣士】は【警察】の変わりに事態の検証を任されていた…。
しかし、いくら【騎士】と言っても霊体を、剣だけで斬れはしないのが普通ではある、この場合【化学】の助力が必要不可欠である、
いくら【騎士】が【鉄をも砕ける】としても、それは勿論【素手】であり、
刀剣でではない、それが普通である、
もっと言えば【戦車】の導入が不可欠ではあった。
しかし【正規軍】の建物までは遠いし、今その【魔物】が来たら騎士は正に死ぬだろう。
「危ねえ!しゃがめ!」
騎士は頭を掴まれた。低い体制に成る、で後ろに蹴り飛ばされた。
刹那、コンクリートの壁は霊体ゾンビの一撃でバラバラに砕けていた。
「き、君は…、か、壁が…」
助けたのは正に【日本人】と言った見た目の少年で、十二歳ほどの年齢、
「あ〜、また雑魚か?違うのか?」
「き、君は誰だ?騎士団の団員じゃないな?」「下がってろオッサン」
事もあろうに黒髪の少年はホラー系のゾンビに日本刀を振り下ろした。
「何をやってる!そいつには素手しか通用はせん!」
だが、ズバッ!
!!!…まさか、ゾンビは一瞬怯んでジャンプして下がった。
少年が言う。
「この魔法の日本刀、【孫八】はな?わけのわからねえ物質で出来てんだ、霊体に通用するって、ワケだよ」
騎士が驚愕する、「化学では考えられない事だ!そんな馬鹿な!?」
「この惨事は何だ?俺は【魔人ムシン】ってんだ」
街が霞んでゆく…、死が迫ってゆく
ゾンビは霊体化して、上空から魔人ムシンに狙いを定めた。




