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ちょっとしたことです。  作者: 御尻織ぺし子
始めました!
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ザ・誕プレ・マーチャンダイザー。

マーチャンダイジングとは、商品開発とか企画とかそういうようなことだったと思うんだけど!どうかな!?私は同級生のバースデーを祝うため他の人と出し合った祝い品の他に個人的なプレゼントも送ろうと考えた。

中学卒業から、早12年……。


「私たち、大人になったのね!」

昔働いてた職場の先輩社員(「美」のかたじゃない)にアラサーはおばさんのハジマリよと教えられてから何年もたったことに私は驚きが隠せない。


しかもその2年後には無職な上、ヒトの家にしれっと居候してるという図々しさで器用に世渡りしている。当時は思いもせなんだよな〜。


長年の友達から連絡が入った。

「もうすぐグループの子が誕生日だから来月集まるしその時お祝いしよー!」

「おお!いいね!しよう!何にする??」


中学のグループで集まるのは一年に一回か二回しかなく、だからこそ、レアであり、だからこそ、貴重な時間であり、だからこそ、すぐに乗ったのである。


満場一致で賛成。1週間くらいみんなで相談してお洒落タンブラーをお金を出し合ってお洒落タンブラーをプレゼントすることになった。みんなセンスが良くて私も毎年楽しみにしているのである。


(手品師のようなみんなが楽しめるサプラ〜イズをしたいなぁ……!出来ればお金がかからないやつを!タンブラーにプラスしたら気を遣うかもしれんからなぁ。)


もう時間がなかった。

「あと2日しかない。今日合わせて3日、どうしよう。」

何も思い付かないので、暇つぶしに色んな動画を観ていた。


しばらくすると、普段観ないような動画が気になった。「メモの仕方」というタイトルに妙に惹かれた。


キーワードから連想した言葉を周りにどんどん書くというメモのやり方で、アイデア出しに使えるらしい。偶然だけど、状況にピッタリだった。「マインドマップ」と言うらしい。


「誕生日」から連想する言葉を書くがお金がかかりそうな物ばかりだった。「こんなことしてるとみんなにも会えないよ遊びにも行けないよ(´;ω;`)」財布に泣かれた気がした。いつもギリギリだった。ギリギリでいたい訳じゃないのに。


どうにかこうにか1日かけて出てきたのが「あのトンガリ帽子」だった。家で作れそうな誕生日っぽいものを考えて、もの凄い達成感で私は自分で自分を褒めた。これを手作りすればお金もかからないし、くだらなくてみんな笑えるだろうと思った。


よし!と意気込んでメモにはみ出そうな丸を書き、線に沿ってハサミでザクザクと切った。ノリでつけてみる。と、小さかった。最初に思い描いたそれよりももっと小さかった。


「思ったよりめっちゃ難しいな!!」

トンガリ帽子を甘く見すぎていた。余った紙は小さいのしかない。仕方なくB5のノートで手を打つことになった。


「あのトンガリ帽子」作成現場

挿絵(By みてみん)


「あのトンガリ帽子」

挿絵(By みてみん)

この話はよく覚えてるからいつもより少しだけ文字数が増えた。この時27歳のお姉さんだけど社会人としてどうなんだろ?(^_^;)

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