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寂しいという感情と向き合う

作者: 木谷日向子

 コロナの影響で人と出会わずに一人で自宅で過ごすことが多くなった。

 いつもは会えていた仲の良い友達とも会えなくなり、外にも気軽に外出出来なくなった。

 そういった日常を送る中で、コロナ以前よりも寝つきが悪くなった。

 夜、布団に入って瞼を閉じても、数秒後にはうっすらと瞳を開いて半身を起こしてしまう。

 私以外誰も起きていない暗闇の中で揺蕩っていると、何故だかわからないが、自然と涙が零れている。

 胸が痛みだし、喉が切なく乾く。

 この現象は何だろうと違和感を覚える。

 やがてこの胸に去来している感情が「寂しさ」だと理解した。

 私は寂しかったのだ。寂しいという感情がこれほどまでに心を覆いつくし、自覚させられたのは初めてだった。

 コロナで人と会わなくなったことで、自分の感情と向き合う時間が増えた。


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