第十三話 ブルーレイに会って
新しい小説を描きたいのでそろそろ終わろうと思います。
2作目は総合評価が高いので、終わりませんが、3作目は終わろうと思います。
「貴方が…ブルーレイ?」
「はい、そうですが───なぜ知っているのですか?」
「…転生したんでしょ?私も似たようなもので──私と対等に戦える人はいない。でも、貴方となら…私と対等に戦えるかな…ってね」
「それは…今戦うってことですか…?」
レイはそう訪ね──次の瞬間には、ミカが作り出した異空間の中に入っていた。
「そうだよ。──いい?」
「…はい。│水の剣………水の衣」
「炎の衣・水の衣・風の衣・土の衣・雷の衣・氷の衣・聖の衣・闇の衣・無の衣…全属性の剣…ッ」
「な、なにそれずる──きゃっ」
ミカは喋っているレイに遠慮なく剣で傷をつける。
「そ、そっちが本気ならこっちも本気出しますよ…!スキル作成【バリア・剣】発動」
レイは咄嗟にスキルを作り発動する──が、ミカには無意味だ。
「現実化…破壊」
『パリンッ』
ミカがそう言うと──バリアが音を立て、割れてしまった。
「そん…な…………ああっ…」
レイは口を開け、呆然としていた。そんな隙だらけなレイを、ミカが見逃すことはない。
(そっか…この人も私と同じ、転生者だ。似たようなものって言っていたけど…きっと女神様に…同じように力を貰っている。小学校にいた、普通の人たちとは違うんだ………。この人になら、少しだけ本気出しても…なんともないかもしれない──敵うことは無いと思うけど…全力で戦いたい)
レイは覚悟を決め───スキルを作成する。
「スキル作成【高速移動】【音速斬撃】【トラップ】」
(まずは高速移動から───背中に回って、斬撃。帰る直前に音速斬撃を使う。
そして、この人の周りにトラップを設置する…高速移動でバレないように)
そして、レイは高速移動を発動する。
「──えいっ」
背中に回りこみ、斬撃。ミカに少しだけ傷をつけた。次に後ろにトラップを設置。
「すごい早いね───レイちゃん…きゃっ…!」
最後に音速斬撃を発動。再びミカに傷をつけた──が、致命傷にはならない。
「トラップ───」
高速移動を使いながらトラップを左右に設置。そして、ミカの前にも設置する為──高速移動でミカの前に移動、音速斬撃で気を逸らし、帰る直前に設置した。なかなかやるね…じゃあ私も行くよ
「羽を生やして───現実化ッ!」
ミカは羽を生やし──宙を舞い、レイの元へ近ずいて行く。
(そん、な…トラップが…)
「バリ──」
「させないよ──魔力操作…現実化」
その瞬間…レイの魔力は逆流していく。
このままじゃ負ける──そう思ったレイは、スキルを作った。
その名は─────
重 力 操 作 。
「重力──」
レイがそう呟くと──ミカの体は一気に重くなる。
「っ?!こ…れは……ッ」
「バリア……っ…現実化………!」
「音速斬撃」
『パリィン!』
ミカのバリアは破壊され、ミカに剣が振り下ろされる。
「いやぁ─────っ!」