第十二話 死闘……
最近投稿できてなくてすみません…
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「じゃあ、先生…行きますよ…っ!」
私は水の衣を体に纏い、│水の剣を掴む。
(レイ…魔法・スキル作成のスキルを…譲渡)
(え、神様───)
(ほら、戦いに集中して?)
「…魔法作成【│氷結晶】…………!」
「魔法を作る事なんて、出来るわけ…?!」
「氷結晶」
私は作りたての魔法…│氷結晶を作り出し、浮かばせる。
地面を凍らせ、ツルツルにして…先生の足を滑らせ、氷結晶をぶつける。
「ちょ、ちょっと、魔法を作り出すなんて…って、浮かぶなんて卑怯よっ!」
「水よ…行きなさい」
私は水を操り、先生の服を濡らし、動きを鈍くさせる。
追い詰められて焦って、先生は│炎の竜に命令する。
「ほ、炎で氷を溶かしなさいっ…!」
「バリア!」
│炎の竜の吐いた炎をバリアで包み込み、推し潰して消す。
先生の余裕な顔は真顔になり──真剣な顔で、冷静な判断をしている。
「ファイアウォール!」
炎のバリアを凍った床に付けることで氷を溶かしていく。
「やり、ますね…」
私は新しくスキル【巨大化】と【縮小】を作る。
そして、限界まで小さくなり…先生が慌てている間に後ろに回りこみ、攻撃する。
「消えて攻撃なんて卑怯よっ…このっ!」
追い詰められて、頭に血が登り…冷静な判断が出来なくなってしまい、ますます危ない状況になってしまった。
「…っ」
先生は何かを感じ…降参を告げる。
「降参、です…レイさんに教えることはありません…………卒業してください…この学校で学べることはないでしょう…」
「レイ、すごい!先生に勝っちゃうなんて…でも、もうお別れなの…?」
「スピア…!うん…私、冒険者になろうと思ってるから…たまに会いに来てよ!」
「うん…分かったよ。レイの夢、邪魔したくないもん…それに、会えないわけじゃないもんね…!」
「あっ先生でも…寮生活でいいですか…?」
「れ、レイさんがそうしたいなら…!それでは、またっ!!」
そう言って先生は闘技場から去っていった。
ミカ視点
「んー、ブルーレイって子、やっぱ強そう…ライバルが増えて嬉しいけど、その子は「転生」だから、会えるのはもう少しあとになるかなぁ?」
ミカがそう呟いてしばらく考えていると、エルから声をかけられられる。
「ミカ、どうしたの?そんなに考え込むなんて珍しいじゃない…何かあったの?」
「ううん、何もないよっ…気にしないで!」
そう話している時に、レイはもう既に冒険者登録を済ませていたのだった。
〜夢〜
「ミカさん…この前言ったブルーレイって子は…もう冒険者登録をしましたよ」
「え?!本当ですかっ?!」
「ええ。そろそろ会えるだろうから楽しみにしてなさい。じゃあね」