第一話 お願い
今回が初めての連載です。
最後まで読んでくれると嬉しいです。
ミカは、寝る前にベランダに出て、星を眺めていた。
「あっ、流れ星だ…」
──ミカは、きっと叶わないだろう、そう思ったが、ミカは、ぽつりと呟いた。
「地球の外へ、行ってみたい。異世界でもいい。この地球の外へ、出たい…」
それから、しばらく星を眺め─ミカは眠くなり、ミカは深い眠りに着いたのだった。
(もう朝か…って、あれ?ここどこだ?)
「あっ、起きましたか?」
「はい…貴方は…?私は自宅で眠ったはずですが…?」
ミカはそう呟き、もう一度周りを見渡す。
「私はこの世界の…神、と言いますか。貴方の世界ではそう言うみたいですね」
そう、神と名乗る人は話す。
「そんな訳…有りますよね…だって、私見た事も無い所に居るんですから」
「納得して頂いてよかったです…貴方をここに呼んだのには、理由があります。貴方を、異世界に転生させます」
「え…?それって、どう言う…私、死んでないですし」
「いえ。貴方は死にました…悲しいですが。昨日の夜に…」
「…そう、ですか。信じ難いです」
ミカは少し、悲しそうな顔をして呟いた。
「信じ難いでしょうが…仕方の無い事なので。話は変わりますが──異世界、と言いましたが…どの世界がいいですか?もちろん、元の世界でもいいのですが。魔法がある世界、絶滅しかけた世界、人類が居ない世界、文明が発達している世界、みかさんが元いた世界の未来。何処にしますか?」
ミカは、しばらく黙って、口を開けた。
「魔法が、ある世界でお願いします」
「わかりました。ひとつ、特別な能力を授けます…何が良いですか?」
「思ったことが実際に起こる…スキル。スキルの名前は──現実化でお願いします」
「ミカにスキルを授けます。異世界に転生させましょう。えいっ」
神がそう告げた次の瞬間に、ミカは別世界に飛ばされていた。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
次回、とんでもないステータスをもらって、ポイッと投げ捨てられる美華!
このさき、どうなってしまうのでしょうか?!
出来れば、次の話も読んでください。