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にっき。(修正版)

作者: ふうと

にっき。の修正版です

7月14日晴れ

『これは日記というか、報告書に近いような気がする。』


『僕はとある研究所のものだ』


『一週間ほど前より、最強の人工細胞を作ろうとプロジェクトを立ててみた。』


『まだ試作だが、ようやくそれらしいものができた。』


『実験を重ね経過を見守ることにする。』


『以上』


7月15日 雪


『夏だというのに雪が降ってる。最悪だ』


『細胞は分裂し始め、昨日の約5000倍になっている。いい結果が出そうだ。』


『少し早いが、明日はネズミにこの細胞を移植してみよう』


『以上』


7月16日 曇り


『道路に雪が積もってここまで来るのが大変だった。雪なんて早くなくなればいいのに』


『ネズミに細胞を移植した。経過を見守ろう。』


『しかし、名前をつけなくては不便だな。ネーミングセンス自信ないんだよなぁ。』


『明日考えよう。以上』


7月17日 緊急事態発生


『ネズミが脱走した。僕がここに来てから姿が見えなくなってる。入れておいたケースは何者かによって壊されてる』


『ガラスは割れ、破片が飛びちってた。』


『血もそこかしこに飛び散ってた。誰がやったんだ。』


『冷蔵庫の中にも何もなくなってる。食い物も、お菓子も……細胞さえも』


『以上』


7月18日


『これは遺書だ。』


『おそらく俺は死ぬ。』


『ネズミは人間サイズにまで大きくなり、私を襲ってきた。』


『この部屋ももう少しで突破されるだろう。』


『許してくれ。決して悪気があった訳では無いのだ。』


『奴には何も通じない…バケモノだ。奴は死なない。』


『眠らせろ』


『そして閉じ込めろ』


『奴は私達を憎んでる。やつが欲しいものは』


ここから先は血がついており、読めない


彼の死因は手首からの大量出血による死


この日記を残したものの名は……


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