最初の町に着くまで!2日目
~2日目~
2日目は、アレクさんから貨幣のことや国について教えてもらった。
最初に貨幣のことを聞いてみると、アレクさんが不思議な顔かどうかはおいておいて、「貨幣を知らないんですか?」と聞いてきたので、「すごく、遠い田舎に住んで居て、物々交換だったりしたのでいらなかったんですよ」こんな嘘を吐いておく。
「そうだったんですか、ならお教えしましょう!えーっと、これが金貨です。金貨
一枚で銀貨100枚になります。銀貨一枚で銅貨100枚です。貨幣の呼び方は1コール、2コールと呼びます。質問はありませんか?」大体は小説とかで読んだ異世界物に似てるな・・・それよりもアレクさんチョロい。
「あ、アレクさん貨幣をしまっておける物とかもあるんですか?それとも袋にしまっておくのがいいんですか?」
「それはですね、冒険者に登録すると、インベントリとゆうスキルを覚えます。それを使ってお金や、魔物の素材をしまいます。こんなふうにね」といってアレクさんは何もない空間に手をつっこんで、お金を取り出した。
ふむ、この世界ではイベントリは空間魔術的なヤツじゃなくて、冒険者ギルドに登録すれば、皆もらえるスキルだと・・・
「ムクロお兄ちゃん、早く冒険者になりたい・・・」我が妹は、上目遣いで見てくる。
「分かってるよ、町に着いたらお金も集めなくちゃいけないしな、主に武器とか防具も買わないと安全に狩れないしな、魔物を。」まあ、防御力高そうだから、この辺の敵は相手じゃないと思うけど、技術力面では、まだまだ初心者だからな、技術をつけて早く大鎌をふるいたいぜ。いや、普通にはふれますからね!?
「やった・・・」そういえば、こんな状況なのに、俺ら兄妹は冷静だな、まあ、いいか。その前にだ、
「アレクさんちょっと先に何か見えるので、いってきてもいいですか?このまま行って、魔物とかにあたったら守りながらやるのは、初めてですから」
「はい、お願いします」
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林から見てみると、男5人・・・いや林に弓をもったヤツがいるな6人か。
服装が変だから、冒険者?が争っている、力がないのか冒険者(仮定)の1人がつかまっている(ちなみに冒険者(仮定)2人な)もう少し見ておくか。
???「リーニャ!ちょっと、リーニャを離しなさい!」小さい子はリーニャと呼ぶのか。
リーニャ「お姉ちゃんッ!助けてッ!」小さい子が必至に男から離れようとしているが、がっしり掴んでいるようなので、無謀に見えた。さら盗賊らしき人物が首元に刃物をつきつけた。
盗賊リーダー「っは!だったら武器を「リン、今だ、あそこにいるヤツに『ファイ
ヤーストームEX』だ。」捨てn・・・!?」
瞬間リンが無詠唱で林に隠れていた
弓をもった盗賊をオーバーキルし、盗賊の注意を向けた。
今だな、そう思ってムクロは盗賊のリーダっぽいヤツに走るが、部下的なヤツに見つかって
盗賊「おい!誰か来たぞ!?」ソイツを無視し、リーダー、もういいや、コイツ
リーダー(仮名)に手刀を、首目掛けてすごいスピードで放った。溶けるように首が2つ飛んだ。あ、妹のリーニャちゃんいるんだっけ?まあいいか・・・
冒険者・姉「そんな・・・リーニャ・・・・・・」お~、落ち込んでるな・・・それは妹を直に殺されたんだもんな。っと悠長なこと言ってる場合じゃないや、姉がこっちに来てる。
「まあ、練習台になってもらうぜ?【冥府に導く魂狩りの大魔鎌:タナトス】」
ムクロの手に恐ろしいほどの黒い大きい鎌が出てきた。アレクさんからスキルについて教えてもらった日に気になってスキルを見ていたら、魔力鎌とゆうのがあり、詳しく見てみたら色々な鎌を魔力で召喚でき、それを武器として活用できそうだったので一番初めに見た【タナトス】を召喚してみたのだった。姉はそれにも構わず突っ込んできたが、スキル『拘束』で動けなくする。そして結構な間合いが空いているが大鎌を横に振りかぶって、「まあ、一応死んでおけや、『影斬り』」振りぬかれたと、同時に姉の体は半分に消えた・・・。
「これが大鎌のスキル『影斬り』・・・か」『影斬り』対象の影から鎌を振ると同時に相手に斬撃を浴びせる、とゆうスキルである。始めこのスキルを読んだ時はエゲツないな、と思ったものである。
っと、周りを見渡していると、リンが魔法『浄化』で盗賊を消していた。
「ムクロお兄ちゃんの邪魔は・・・するな」本来『浄化』はアンデット属性のヤツラに有効なはずだが・・・。
「リン?なんで『浄化』でアンデットじゃないヤツらを消せるんだ?」死んだヤツラよりこっちのほうが疑問を持てる。
「心に悪しき物があれば、浄化できるって書いてあった・・・」
うわぁ・・・エゲツないな・・・悪いこと一回でもしたら、魔術特化の妹に『浄化』掛けられるのか・・・しないようにしとこ!と思う骸であった。
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「アレクさん、盗賊がいましたけど、全滅させました。たった6人なので」もちろん冒険者風のヤツラのことは秘密♪
「6人でも多いような気もしますけどねぇ・・・」怪しげな目線でこっちを見ていた。
「まあ俺達腕には自信ありますから」と言い訳をしておいた。
そうして、濃い一日が終わった。