寄道
女の子の心情がよくわかりません(泣き
よろしければコメントをよろしくお願いします
(jω;)
なんで、なんでなんでなんでなんでなんで、なんで走っているんだっけ?ベツにスオーが僕以外の他の女の子と仲良くしてもいいじゃん。フツウに学校生活をおくっているんだから、なんのモンダイもないはずなのに・・・なのに、どうしてこんなにもサビシイの?その人が照さんだから?ハダとハダを重ねていたから?キスしそうなほど顔が近かったから?もしかしたら、もうキスしていたから?わからないわからないわからない、もうワケワカンナイ。どうして、、、どうしたらいいの?
「はぁはぁはぁ、うっ、はぁ~」
準備運動もなしに全力シッソウ☆100mはサスガに体中が悲鳴をあげた。いや、悲鳴をあげていたのは僕なのかもしれない。ノドが焼けるようにイタイ。両眼から流れる熱湯はホホを伝いブレザーに円形のあとをつくる。BPM190を超える僕の心臓は今にも破裂寸前で、針をさしたら勢いよく音をたててしぼむと思う。立っていることさえが煩わしくなり、くずれおちるようにしてろうかに腰を下ろした。
校舎に取り付けられている縦に長い長方形の窓の外は、春になったからといってもまだそんなに日が長くなったワケではなく、6時を過ぎた今、10m先がカクニン出来ないくらい真っ暗になっていた。
月明かりがやけにまぶしく感じられる。
「ぷふ~~~」
肺の中にたまっている空気をすべてはき出すように、僕の中を空っぽにするように息をはいた。白くはなかったけれど、もし空気に色があるとしたら悲しみに満ちているブルー、それもトクベツにアワイ ブルーハワイ。真っ白なかき氷をとかしながらにじむ、ちょっぴりあまいそんなやつ。
窓を開けると土のにおいがする夜風が僕のほほをなでて、校舎の1部となった。視線をろう下にもどしてみたけど、さっきはいた息はどこをただよっているのかわからなかった。冷えた風をムネ一杯にとりこんでみると、すこし落ちついた。
僕の名前は笹神 沙紀、12歳。
好きなおかし、チョコレート(トクにホワイト)。
好きなマンガ、結局付き合うのにすごく遠回りしている恋愛もの。
好きな映画、ファンタジー。
好きな運動、テニス(観戦)。
好きなこと、空を眺めること。
好きな授業、国語。
好きな委員長、スオー。
好きな人、、周防涼白。
会いたいな。
今すぐ会って、言い訳とかしてほしいな。
軽く目を閉じると、ナミダがこみあげてきた。
体育座りのまま、足をひきよせ顔をうずめた。
周りに音がないので、僕は1人ぼっちになる。
[独りぼっちなんかじゃない!!]
声が聞こえた気がした。
足音がきこえた聞こえた気がした。だれかを探しているのか走っては止まり、また走っては辺りをうかがうようにして速度を落としている。
もしかして。もしかしてもしかしてもしかして!!
我ながら単純だと思うけど一瞬にして負の感情が電球を点灯したように姿を消し、ぽかぽかと体が温かくなってきた。
(o≧▽≦)oo(≧▽≦)oo(≧▽≦o)