表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

寄道

女の子の心情がよくわかりません(泣き


よろしければコメントをよろしくお願いします

                (jω;)


 なんで、なんでなんでなんでなんでなんで、なんで走っているんだっけ?ベツにスオーが僕以外の他の女の子と仲良くしてもいいじゃん。フツウに学校生活をおくっているんだから、なんのモンダイもないはずなのに・・・なのに、どうしてこんなにもサビシイの?その人が照さんだから?ハダとハダを重ねていたから?キスしそうなほど顔が近かったから?もしかしたら、もうキスしていたから?わからないわからないわからない、もうワケワカンナイ。どうして、、、どうしたらいいの?


「はぁはぁはぁ、うっ、はぁ~」


 準備運動もなしに全力シッソウ☆100mスイテイはサスガに体中が悲鳴をあげた。いや、悲鳴をあげていたのは僕なのかもしれない。ノドが焼けるようにイタイ。両眼から流れる熱湯はホホを伝いブレザーに円形のあとをつくる。BPM190を超える僕の心臓は今にも破裂寸前で、針をさしたら勢いよく音をたててしぼむと思う。立っていることさえが煩わしくなり、くずれおちるようにしてろうかに腰を下ろした。

 校舎に取り付けられている縦に長い長方形の窓の外は、春になったからといってもまだそんなに日が長くなったワケではなく、6時を過ぎた今、10m先がカクニン出来ないくらい真っ暗になっていた。

 月明かりがやけにまぶしく感じられる。


「ぷふ~~~」


 肺の中にたまっている空気をすべてはき出すように、僕の中を空っぽにするように息をはいた。白くはなかったけれど、もし空気に色があるとしたら悲しみに満ちているブルー、それもトクベツにアワイ ブルーハワイ。真っ白なかき氷をとかしながらにじむ、ちょっぴりあまいそんなやつ。

 窓を開けると土のにおいがする夜風が僕のほほをなでて、校舎の1部となった。視線をろう下にもどしてみたけど、さっきはいた息はどこをただよっているのかわからなかった。冷えた風をムネ一杯にとりこんでみると、すこし落ちついた。



 僕の名前は笹神ささかみ 沙紀さき、12歳。

 好きなおかし、チョコレート(トクにホワイト)。

 好きなマンガ、結局付き合うのにすごく遠回りしている恋愛もの。

 好きな映画、ファンタジー。

 好きな運動、テニス(観戦)。

 好きなこと、空を眺めること。

 好きな授業、国語。


 好きな委員長、スオー。

 好きな人、、周防涼白。


 会いたいな。

 今すぐ会って、言い訳とかしてほしいな。


 軽く目を閉じると、ナミダがこみあげてきた。

 体育座りのまま、足をひきよせ顔をうずめた。

 周りに音がないので、僕は1人ぼっちになる。


       [独りぼっちなんかじゃない!!]      

         声が聞こえた気がした。


 足音がきこえた聞こえた気がした。だれかを探しているのか走っては止まり、また走っては辺りをうかがうようにして速度を落としている。

 もしかして。もしかしてもしかしてもしかして!!

 我ながら単純だと思うけど一瞬にして負の感情が電球を点灯したように姿を消し、ぽかぽかと体が温かくなってきた。


            (o≧▽≦)oo(≧▽≦)oo(≧▽≦o)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ