after,僥倖
柑奈はビルを出た。目の前にはヘリコプターの残骸と・・・オレンジの服を着こんだ救助の人々が待っていた。
それから、ヘリコプターの中で、こんなことがあった。
ぼんやりとヘリコプターに柑奈が乗り込む。後部座席に、同じようにぼんやりしている莉音を見つけたのだ。
「莉音!!生きてたのね!!」
「柑奈!!柑奈!!!」
二人の親友は喜びに抱き合いながら、失われたあまりに大きいものに涙した。
それから、十年。
二十四歳になった柑奈は、環境保護団体を作ることを決意した。
その直前、莉音と一緒に食事した時の記憶を、柑奈は鮮烈に覚えている。
「どうして?北沿くんや高園くんを殺したのはその大義名分なんでしょ?」
「うん、本当にあっという間だった。木更津ってやつが主張して、谷さんがそれを否定したら、七穂が木更津を撃ち殺したの。それで気が付いたら、私以外みんな死んでたの」
この話を語る度、柑奈はいつも涙を流す。
確かに、乗りこんでからビルが崩壊するまでは、ほんの一五分だったと聞いている。
「でも、木更津の言ったことが耳に残ってるんだ、人類は地球にいちゃいけない・・・って」
「それってテロリストの戯言じゃない!」
「そう。でも、理屈じゃ本当に人間は必要ない。でも、あんなやり方間違ってる。だから私は、人間が地球と共存できて、地球がきれいになる、そんな主張をしていきたいの。北沿君たちのために」
「・・・そう、頑張って!!」
こうして、K&T(キタソエアンドタカソノと読むことは、この二人の秘密だ)が発足した。
筆者も、木更津雄介の言葉が耳を離れない。
―このムカデを作らせたのは、人類自身だ・・・と
Fin
言い訳をさせてください。
これは、僕が中二の時に書いたものです。悶絶しながら今読んでるしろものなのです。
そんなものが稚拙だとしても仕方がないじゃないか!人間だもの!みつを!
と、絶叫でもしてやりたい気分なのです。
が、実際問題、原稿用紙百枚越えの作品はこれが初めてで、僕にとって、
「初めてまともに書けた小説」とでも言うべきものだったのです。
だから悶絶しながらも、「あー、いい評価来ないかなー」と少し期待してしまう、恥知らずな僕もここにいるのです。
書きだめから何とか引きずり出してきて、ようやく完結です。
厨臭い部分は御愛嬌で。
もし、ここまで読んでくれた方がいるなら、僕はその方のために滂沱の涙を流すでしょう、そして溺死させるでしょう。
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