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第0話
「ねぇ・・・先輩。今あなたは、どこにいるんですか?
私の気持ちは届かないまま、終わりなんですか?
どうか・・・・・・教えてください・・・」
視界が潤み、何かを誤魔化すように上を向いた。
静寂の夜。今この公園に居るのは私一人だけだ。
先輩・・・どこに行ってしまったんですか・・・。私はまだ、あなたに・・・この気持ちを伝えていない・・・
初めて誰かを好きになる気持ち。どうしようもなく伝えたいのに、いざとなると口が開かない情けなさ。
全てが初めてだった・・・。この恋に関わる気持ち全てが・・・・・・。
彼は今、どこかで同じ星を見ているのだろうか。そんなこと私にはわからないし、知る術もない。
彼の事なんて好きにならなければよかった。そうすればこうして悩むことも・・・胸を締め付ける辛い思いだってしなくて済んだ。それでも私は・・・好きだから・・・・・・
先輩・・・。あなたはどうして、急に私の前から姿を消したんですか?