眼鏡と働く
選人生眼 作者けばお
この物語は、眼鏡と男性の奇想天外ミステリーバラエティー小説である。
第三話 眼鏡と働く
男性は眼鏡の言われるままに本屋で働いていた。
「いらっしゃいませー。」
男性が言った。
「そんな一言だけではダメです。今日は、二階堂蠍の「雨の日の轍」がおすすめですよー、とか言わないと。」
眼鏡が言った。
「に、二階堂さしょり?!誰それ?!」
男性が言った。
「とにかく本の情報を言いまくるのです。」
眼鏡が言った。
と、そんなところに客がやって来た。
「すいませーん。「トロピカルスイーツバナナ専門店」ってどこにありますか?」
客が言った。
「と、トロピカルバナナですか?えーと、この店の近くにそんな店があったような、なかったような・・・。」
男性が言った。
「違います。「トロピカルスイーツバナナ専門店」と言う本の名前です。それは、A棚の11列目にあるので、そう客に伝えなさい。」
眼鏡が言った。
「あ、すみません。A棚の11列目にあります。」
男性が言った。
「A棚ってどこだよ。(おこ)ちゃんと連れて行けよ。」
客が言った。
「すみません。今すぐ案内します。(って、A棚ってどこだ?)」
男性が言った。
「A棚は、この店の一番左端にある棚のことです。そして、奥から1列目と順番に数えていけば見つかるはずです。」
眼鏡が言った。
「こちらになります。えーと、「トロピカルスイーツバナナ専門店」ですね。(どんな本なんだろうw)会計は、レジにてお願いいたします。」
男性が言った。
「あ、ありがとう。怒ってすまなかったな。」
客が言った。
そして、客が帰ったあと、眼鏡と会議が始まった。
「もう、「トロピカルスイーツバナナ専門店」くらい覚えておいてください。有名な本なんだから。
ちなみに、「トロピカルスイーツバナナ専門店」は、最近発売された本で、バナナ伯爵と言う著者が書いた本です。他にも、「バナナジュース専門店」や「南国フルーツバナナ」などの本が発売されているのでチェックしておいてください。」
眼鏡が言った。
「はい。分かりました。」
男性が言った。
こうして、眼鏡と一緒に働くことになった男性。
眼鏡の知識豊富さに乞うご期待?!