眼鏡の行き先案内
選人生眼 作者けばお
この物語は、眼鏡と男性の奇想天外ミステリーバラエティー小説である。
第二話 眼鏡の行き先案内
「はい、こちら眼鏡、あなたの行き先は私が決めます。」
眼鏡が男性の脳に話しかけた。
「ん?!眼鏡が喋ってる?!え?!行先案内?!そんなの自分でいつも決めているよ。」
男性が眼鏡に話返した。
「あなたにあなたの人生を任せていては、あなたはこれからどうなるか分かりません。きっと困ることになるのは目に見えています。だから、私が決めます。」
「え?!そんなことできるの?!確かに俺はいつもプー太郎みたいな人生を歩んでいるから、それはそれでありがたいけど・・・。分かった。よし、眼鏡ちゃん。君に任せることにするよ。
「承知して頂けて安心しました。それでは、まず、図書館に行きましょう。そこであなたの人生に必要な知識をたっぷりと享受するのです。」
「と、図書館?!俺は生まれてからこの方勉強なんかしたことないんだぜ?!そんな俺が今更勉強したって意味ないと思うぜ?!」
「そんなことつべこべ言わず、とにかく図書館に行くのです。」
そして、男性は図書館に着いた。
「一体何の本を読めばいいのだい?!」
「とにかく、小説をいっぱい読み、本に詳しくなったところで本屋さんで働くのです。」
「本屋で働く?!わ、分かったよ。」
そして、男性は小説全てをほぼ網羅し、本屋で働くことになった。
一体、どんな人生が待っているというのだろうか?!