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転生したらレベル999だった!  作者: モンブラン
9/12

魔物の助け!

魔物の孫が現れた!

ペンダントを渡すと…

俺は朝食を テーブルでとっていた。


「タケルさん もうあと三人になったわね。

本当にタケルさんて 強いのね。頼もしいわ」


ミラが、他の冒険者達の 食事を運んでいたが

通りすがりに、片手をテーブルに手をついて

話した。


ミラは、きっと自分がどうすれば、綺麗に写る

が本能で知ってて そう言う仕草をするのか?

朝から、何でこんな事考えているのか分からん。

俺は、そう自問自答していた。


朝食も終わり 熱いコーヒーを飲みながら外を

眺めていた。すると後ろから声が掛かった。


「すみませんが、タケル様ですか?」


「はい、タケルですが? なんでしょうか」


「私は、街外れにある古い教会にいた神父の

孫でミキと申します。街の人から伺ったのです

が、あそこにいた、魔物を退治したとお聞きして

少し伺いたい事がありまして、ココに来ました。

少しよろしいでしょうか?」


「あっあの教会の神父さんのお孫さんですか。

はい、どうぞ 私でわかる事でしたら」


「ありがとうございます! それでは その魔物を

退治した時に、何か拾った物はありませんでし

たでしょうか? ペンダントの様な」


「あぁ、ありましたよ 何か錆びたペンダントが

落ちてました。持ってますよ」


「えっ どうか 拝見出来ますでしょうか?」


タケルは ペンダントを倉庫から出した。


「あぁ〜これです。このペンダントは 祖父が

祖母に贈ったペンダントで、 大事にしてました。

何故その魔物が、持っていたのでしょうか?」


「経緯は分からんが、神父さんはその魔物に

恋をしてしまった様だ。その時魔物だったのかは

分からんが、恋をして愛し合ったが、所詮

人間は長くは生きてられない。神父さんは亡く

なり、魔物だけが残されてずっとあの教会で

他の冒険者達から神父さんの事を守っていたと

いうのが最後の言葉だった。」


「えぇ そうなのですか? あの祖母は魔物?」


「あぁ そう本人から聞いた。このペンダントは

俺が持つより、君が相応しい。君が持っていて

くれ。」


そう言って、彼女に渡すと


ペンダントが光り出し!

彼女の顔が、その魔物の顔になった。


「ペンダントを持つ者よ、よくぞ探してくれた。

そこの勇者よ、今私にかけられ

た呪いは全て消え去った 礼を言うぞ」


その言葉が、言い終わる前に魔物の顔は、人間の顔に戻り笑顔を見せて、また消えた。


「おい しっかりしろ! ミキさん!」


「あぁ〜私どうしたのかしら。 」


「今、君に祖母が乗り移っていたよ。もう

魔物ではなくて、人間になり呪いも無くなったと

言っていたよ」


「そうですか! ありがとうございます。あれ?

ペンダントが無い?」


「あのペンダントは、祖父母の所に行ったので

しょう。それが一番お似合いでしよう。」


「はい、そうですね。本当にありがとう

ございました。これで失礼致します。」


そう言うと頭をペコンと下げ 帰って行った。

一ついい事をしたなと、自分に言った。


「さぁ、サーチ発動!」


点滅は? ウッなんだ?

一つは、この街だぞ!それもすぐそばだ!

まさか! あのミキが?


ミラ、ユアン何処だ!


ミラとユアンの姿が見えない!


俺は慌てて外に出た!


「サーチ発動! ミラは何処だ!」


点滅は、赤い点滅と重なる……。


また連れてかれた。不味い!


「ムールの翼発動!」


「ふふふふっ早いな、気づいたか?」


[システムオープン]

破壊者 1人 Lv799


「何故さっきは、反応しなかったんだ!」


「ふふふっ 冥土の土産に教えてやろう。

私のこの服は特別製でね。

破壊者の気配を消せるのさ。ハハハハハッ

さぁ、お前は ここで死んで下さいね。

悪魔のキス発動!」


体からHPとMPが流れる様に抜け出して

タケルは、ガクンと膝をついた。


「お前は、あと3分もすれば、全てのHPとMPは

無くなってしまう。要は死ぬのさ。ハハハハハ

お前の後は、この二人も同じ運命さ!」


すると、タケルの前に再びあの魔物が現れた!

勇者よ、先程の礼に我が手を貸そう!


タケルに掛けられていた、悪魔のキスが解かれ

身動きが出来る様になった!


「A発動!」


「うわぁ 動かん 助けてくれ!嫌だ!」


ガラガラガラガラガラガラーーーーン

ドドドドドドーーーーン

「ふぎゃーーーー」


「冥土の土産だ! コレが百烈斬りだ!」


ミキと名乗る女は、肉の細切れになって

跡形も無くなった。


「タケルーーーー!」


「タケルさーーーん」


「バッハ発動!」


二人の前に来て、泣き叫ぶ二人を強く抱いた!


「良かった、良かった。本当に良かった。」


「怖かったよ〜」


あの女は、孫でもなんでも無い。ただ街の噂を

利用して、俺達を騙して消そうと企んだのだ。

レベルが低い奴は、そうでもしなけりゃ

まともには勝てんからな。しかし、危なかった。


「ゴーゴンよ、ありがとう!」


俺は、天に向かって 礼を言った!


「さぁ 帰るぞ! ムールの翼発動!」


冒険は続く














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