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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

道端で烏が何かを咥えていた。

作者: ろむこ

動物の事故死の表現があります。ご注意ください。



誰かに話すような話題じゃない。

でも、思った事、文字にしてみよう。

そう思ってしまいました。


内容という内容がないです。安全第一!

車を運転中、道路脇の歩道にいる一羽の烏が視界の隅に入った。


道端で烏が何かを咥えていた。

なんだろう、と一瞬疑問に思うがハンドルを握っている為、運転に集中し正面を見ていた。


烏が咥えていたものが何か直ぐにわかった。

車線中央、なにか黒い塊がある。なにかが轢かれている。


ああ、これか。烏は車を避けながら死骸を食べて居たのか。


それ程多くはないが、運転をしているとたまに見かける光景だ。

生きる為に食べられるものを食べるのは当たり前の事だが、この光景は見ていてあまり気分のいい物ものではない。


通り過ぎる時、気づいた。


轢かれていたのは鳥だった。

それも、黒い鳥。


何かを咥えていた烏と、同じぐらいの大きさに見える鳥。


烏はわりとなんでも食べるし、野生動物の亡骸に群がる姿も見る。だからてっきりそうだと思い込んだが、もしかしたら違ったのではないか。


もしかしたら、親兄弟であったのではないか。

もしかしたら、番だったのではないか。

もしかしたら、仲間を助けようとしているのではないのだろうか。


さっきの烏の姿は、もしかしたら、仲間を安全な場所に運んで助けようとしていた姿だったのではないだろうか。


ただ、それが身体の一部分になってしまっていただけで。



自分の子どもを車に轢かれた猫が、もうそこに姿はないのに、何日も何日も轢かれた場所の道端に座っている姿を見た事がある。

あの母猫は何を思っていたのだろうか。

狸が轢かれていると、近くに別の狸が轢かれていたりする。

狸は仲間意識が強いと聞いた。もしかしたら、轢かれて動かなくなった仲間の近くを彷徨っていて轢かれてしまったのだろうか。


車を運転していると、たまに目に入る光景。


もしかしたら、私が感じる以上に色々な生き物の生や思いがあるのかも知れない。



安全第一。



しつこいけれど、安全第一!

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