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素直な男

クレアおばちゃんの店、『アットハウス』を出て学校まで歩く。それにしても書類の欄少なかったけどこれでほんっといいんかねぇ...不正し放題じゃねぇか...


「そういえば伊吹よ、おぬし奴の首でいくら稼いだのじゃ??」


「金貨7枚銀貨60枚、俺の交渉術の賜物だわ」


「結構かせいだんだね。学校帰りに防具とか見繕ってもらったら??」


「防具はまだいいかなぁ...武器もせっちゃんから貰ったモノがあるし」


冒険者時代も必要最低限の防具しかつけていなかった。スピードが命だった為だ。


「服とか見ないの??」


「うーん、適当に買うけどお前らはどうするんだ??クッソ長い女の買い物など付き合うつもり一切ないからな」


「そこらへんは大丈夫じゃ。フィレスとわしは家にあった衣服全部持ってきてるからじゃ」


さすがアイテムボックスもとい収納空間。一軒家ぐらいなら余裕で入るらしい。


「んじゃ提出後アットハウスで集合って感じか??」


「折角だから付いて行きますよ!!」


「そなの??あざっす」


「わしも付き添ってやろう」


「うぃっす」


適当に返したら脛を蹴られる。しかもせっちゃんと呼んだ分もと合計5回蹴られた。周りの人からは鬱陶しそうに見られていた。




「正直、なめていたのじゃ...」


「はい...こんなに難しく忙しいとは...」


二人は頭を下げていた。原因は夕方にどうせだし経験しておこうとアットハウスでウェイトレスをしていたからだ。


まず、二人は美少女、面倒くさい男どもが寄ってくる。そこらへんは俺が殴ったりして追い返した。だが、門番の人がオススメする人気店だ。アホみたいに人が来る。ようおばちゃん一人で回してたもんだ。


俺??一時はファミレスでバイトしてたし居酒屋経験もあるから慣れてたよ。


慣れない接客、周りの音でかき消される注文の声、鈍りや謎の略称、その他もろもろをしょっぱなから食らったせいでゴリゴリ精神と体力が削られたのだろう。


「いやいや、ありがとうお嬢ちゃん達、あと兄さんすごいなぁ...

指示を出す前に的確に動くわ手が空いたら二人のフォローに入るは邪魔な客が来たらすかさず撃退、こりゃ掘り出し物だねぇ」


「そう褒めるな褒めるな。んじゃちょっくら出かけてくるわ」


「どこにじゃ??」


そりゃもちろん男として欠かせれない一部独身男性のライフワーク。


「風俗行ってくるわ」


フィレスは口に含んでいた水を吹き出し、セシルは腰の杖をぶん投げてきた。

「兄さん素直すぎでしょ。もうちょい隠すとかは...」


「面倒くさい。一応こっから3年間は付き合う仲になるんだからそういう所はハッキリさせないと」


「「そこは黙っとけ(といて下さい)!!」」


「ウッス」


タイトル変えました&本日カイジと花の慶次と緋弾のアリア全部STスルーしました記念???

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