九話 南国バカンスと洒落込んでみた筈なのだが・・・
バセレイル「いつもありがとうございます」
セフェラ「明けm(ドゴッ)」パタリ
バセレイル「毎度、ヘボ作者が申し訳ありません。今回は予定を繰り上げての更新になりますが、多少短くなっておりますのでご了承下さい」
ティナ「・・・出番無いから、ここでなら良いわよね?」
バセレイル「問題ありませんティナお嬢様」
ティナ「今回はどんな話し?」
バセレイル「それは読んでのお楽しみです」
ティナ「えー。少ーし位ダメなの?」
バセレイル「・・・仕方ありませんね。少しだけですよ」
ティナ「やったー」
バセレイル「今回は、マーゼベル陛下が私に視察という名目で、王国南部に行くお話しですね」
ティナ「お兄様だけズルいなぁ」
バセレイル「ティナお嬢様はシェラベリエの開発事業が有るのではないですか?」
ティナ「ぐっ。た、確かに有るけど・・・」
バセレイル「一段落着いて、報告書さえ提出してくだされば、しばらくは自由にして構いませんよ」
ティナ「ホント!?・・・やったー♪じゃあサクッと片付けて来るね」
バセレイル「それではどうぞ」
青い海に、白い砂浜。
オレは今、王国南部のとある漁村に来ている。
南部地区は、面積では王国の五分の一を占めるが、人口はスタート時でも、王国の総人口の十分の一にも満たなく、王国が発展した今でも、それから取り残されて過疎っているのである。
本来なら、熱帯の気候域なので、相応の産物(主に農が付くが)が有ってもいい筈なのだが、全く無いのである。
オレ自身、ゲームでのエルベリアは鉱工業中心で農業は二の次だった事もあり、全くデータが頭に無いのである。
今頃後悔しても、遅かれし由良之助。
その辺は全くの手探りとなってしまった。
折角、バセレイルから口八丁で、視察という名目で、南国バカンスを勝ち取ったのに、ホントに何も無いんだよ。
ホントにね。
街道ひとつ通っていないとか、道は在るには在るのだが、馬車一台通るのがやっとな上、道自体は悪路badなのだ。
オレもこの村に来るまでに六日も掛かってしまった。
バカンスどころではない。
Oh、南国バカンスぅ・・・・・・・・・
さて、何から手を着けるか・・・
「主様。それでは食事にしましょう」
そう、タチアナは言うと、どこから出したかわからないが、浅いが大きい鍋を取り出し、いつの間に作ったかわからない竈にそれを掛ける。
ちなみに、バセレイルはレバオラから離れられない案件が出てしまった為に居ないし、我が妹とオラヴィアはシェラベリエの開発で忙しいので、今回はメイドのタチアナを同行させた。
「この辺りはヤシの木が沢山有りますから、竈の火から家の屋根まで、何にでも使っていますね」
「ん?」
「あっ、私の生まれはこっち方面何ですよ。言ってませんでしたっけ?」
知らんがな!
タチアナは、この村から徒歩で一週間程歩いた所に在る村の出身だそうだ。
「ん?それは?」
タチアナは何か500のペットボトル程の大きさの物を取り出す。
ウム。良く見えん。
「ロブスターですよ。海に行けば、半刻もしない内にカゴ一杯に獲れますよ。ロブスターだけは不漁だった事はありませんねぇ」
そうタチアナは言うが、何だと!?
ロブスターが獲り放題だとぉ!?
オレの驚きをよそに、タチアナは手際良くロブスターをボイルしていく。
五分程で茹で上がり、それをテーブル(・・・考え無い様にしよう)の上に敷かれたヤシの葉に乗せていく。
なかなか旨そうに茹で上がってるな。
「主様。ボイルしただけですが、お召し上がりください。ザールラント油脂のタルタルソースと、トマトケチャップが有りますよ。タルタルソースは、ザールラント油脂のが一番ですね。トマトケチャップはアジェラルトマトの物を用意しました。アジェラルトマトでは、隣国のゴール共和国から良質のトマトを輸入してケチャップにしていますが、一級品の物しかケチャップにしませんので、ひと瓶500グラム入りが800ズゼ・・・レバオラで買うなら3ディナールと、とても高価ですが、それだけ美味しいので、最近は我がエルベリアでも豊かになって来ている為か、購入者が居る様です。ちなみに、タルタルソースは300ディルハム程で購入出来ます。まぁそれでも、数年前からしたらあり得ない事です。あ、そうそう、バセレイル様がエーベレンスの動きが・・・とか呟いていましたね」
オレの頭の中は、どうすれば南国バカンスが出来る様な、観光地に出来るかで一杯なのに、こいつは何を言っているんだ。
折角忘れていたのに・・・
ちなみに、オレは二匹で、タチアナは四匹食べた。
なんでもこの辺では、これ位食べのは当たり前なんだとさ。
まぁ、それだけ獲れるというのはあるが、逆に言えば、それ位しか食べる物が無い、という事とも言える。
この南部地区が、エルベリアの発展から取り残されている事の証左だ。
今日は、村の外れの空き家に泊まる事になった。
ちなみに、夕食もボイルしただけのロブスターだ・・・正直何とかしないと。
ロブスター三昧とか飽きる以前に苦行に近い気がするが、この辺りでは当たり前〇のクラッカーなのであろうか・・・些かジェネレーションギャップを感じるのは気のせいかな?
兎に角、明日はインベントリから何か出して調理して貰おう。
完成品は無いが、食材なら手空きの時何かに、いろいろ突っ込んでいるから、とりあえず、ロブスター三昧からは解放されるだろう。
・・・ホント、ガチでキツいんだよ。
この先何日もロブスターとか堪えられんよ。
何とかしないとな。
バセレイル「ここまでありがとうございます。誤字、脱字などありましたらよろしくお願いします。さて、折角私を騙して・・・と本人は思っている様ですけど、そんなのお見通しですし、南部地区が王国の発展から取り残されているのも私は承知しております。なので、本人の思惑通りバカンス満喫なんて、到底できない状況なので、陛下に南部地区の開発を押し付けた。というのが正しいですね・・・陛下本人は気付いていませんが・・・という事で、次話はその辺の事になりますね。陛下は如何にして貧しい王国最底辺の南部地区を観光地化出来るのか。それでは今後とも、ガルダフェリナ年代記をよろしくお願いします・・・ヘボ作者もといセフェラ様。更新予定はどうなりますか?」
セフェラ「バセレイル。ひ、酷い。よ、予定?予定は未定。決定ではなく暫し・・・」
バセレイル「変更有りですね。2月中旬なんぞどうでしょうか?」
セフェラ「えっ!?辺境領と予定モロ被りジャン。無理だよ辺境領だってまだ一文字も書いてないのに」
バセレイル「そこは死ぬ気で頑張れば何とかなります。というより、毎日更新の方を少しでも見習って下さい」
セフェラ「トホホ・・・」




