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ガルダフェリナ年代記  作者: 常世神命
ティべリア王国編 一章 マリーの内政
26/32

九話 ギッテリア騎士団を創設したわよ

ベリアル「いつもありがとうございます。月初に比べ一段と寒くなって来た今日この頃、読者諸兄の皆様はいかがお過ごしでしょうか?」


マリー「もうすぐクルシミマスよね」(乾いた笑顔)


ベリアル「そうだね。メアラの作るクリスマスケーキが今から待ち遠しいよ」


マリー「今年もわたしはシングルベルよ」(サメザメ)


ベリアル「七面鳥のローストチキンも美味しいよ」


マリー「4号のケーキが夕食ね」(深い溜め息)


ベリアル「シャンパンまで造ってるから流石だよね」


マリー「自分宛てに商品(プレゼント)の発送」


ベリアル「確かすき焼きもやるって言ってたなぁ」


マリー「若い男性の描かれた抱き枕で一人寝」


ベリアル「・・・・・・ねぇマリー。そろそろスルーするのがキツいんだけど」


マリー「それは、このガルダフェリナに転生しても変わらず」(粛々)


ベリアル「ねぇってば・・・仕方ない」(ドロン)


マリー「!?」


ベリアル「マリー。今夜だけ付き合ってやるよ」


マリー「ちょっ!ベリアル。貴女、男!?」


ベリアル「ああ、あっちの方が楽だし大抵の者は油断して面白いのだが、オレは悪魔だからな、どちらにも成れるのさ」


マリー「超イケメンでオレ様キャラとか、わたしを萌え殺す気!?」


ベリアル「・・・そっちいったかぁ」(呆れ)


マリー「当たり前〇のクラッカーよ。夏はいいのだけど冬はねぇ・・・年末進行で中々参加出来なかったわね」


ベリアル(ドロン)「まぁ何かは聞かないけど、アレでしょ?」


マリー「ハァ!?何元に戻ってんのよ。もう少し、具体的には後3時間位成ってなさいよ」


ベリアル「予想外の反応にボクはドン引きだよ。さてさて全く進まない(閑話休題)ね」


マリー「ハァ・・・もう一寸」


ベリアル「ハイ!内容は読んでのお楽しみ。それではどうぞ」


















「ルチア。馬の買い付けはどうなってる?」


「国内の産地として名高いケジェル男爵領ですが、粗方売り先は決まっていましたので、買い付けれたのは5頭。男爵領以外からも5頭ですので、合わせて10頭買い付ける事が出来ました」


「それが多いか少ないかは疑問では有るが、ギッテリア領の人口からすれば、今はこの程度でも何とかなるだろう」


 スカアハの言う通り、今のギッテリアの総人口は1万を少し超えた位。

 一番人口の少ない他領からしても、その4分の1にも満たなく、別に警備兵も総人口の8厘程雇ってはいるが、()()()揃えなければならない・・・という訳ではないけど、要は格好の問題なので、製鉄問題が一段落した今、取り敢えず馬を用意し、騎士団の訓練はスカアハに丸投g・・・任せる事になる。

 実の所を言えば、100頭は用意したかったが、資金面、人材面に於いて余剰が無かった。という事も有る上での頭数だ。


「して我が君。調練は誰が・・・っと、私しか居ないな」


「まあね。それと貴女には、士官の育成も並行して行って貰いたいと思ってるわ」


「フム。士官か・・・確かに、私自身は2本の腕しか持ち合わせてはおらぬから、遠からず必要になるのは分かるな・・・分かった委細任された」


「あ、新規に募集はしないから、面子は警備兵の中から見繕って頂戴・・・わたしとルチアと貴女の3人分除くから、7人ね」


 ホント頼もしいわね。

 わたしもルチアも、内政ならそつなく(こな)せるが、軍事方面は適正が無いので、スカアハとの出会いは万金を積んでも得られない、天祐とも言えよう。







「スカアハ。どうかしら?」


「んー。ルチアから聞いた金額から言えば、まぁ、こんな物だろう」


 10日程過ぎると、ルチアが手配していた馬が届いたので、スカアハに検分して貰う。


「・・・わたしはこの黒鹿毛の馬にするわ」


「中々目が良いですね我が君。では私はこの青鹿毛の馬、ルチアはこの栗毛の馬が良いだろう」


「まぁ、その辺は任せるわ。あと、わたしに乗り方を教えてくれないかしら?」


「承知した・・・ところで、馬具は用意しておられるか?」


「馬具?」


「まさか、このままお乗りになるのか?」


「当然じゃない」


「鐙からになるのか・・・」


 スカアハは、渋い顔をし、そう言う。

 そう、このガルダフェリナでは、(くつわ)は在るが(あぶみ)の技術は存在しない。

 なので、馬に乗るのはかなり大変だ。


 ゲームで馬が産地の領地を治めているプレイヤーは、製鉄法の確立より先ず、鐙を開発する事から始める者も多い。

 わたしは何に於いても先ず、製鉄法の確立を始めるけどね。

 製鉄法が確立すれば、鉄製の武具に馬車の強化など、金属加工レベルが青銅の中かなりのアドバンテージが有る。

 2間(約3.6m)程の槍で槍衾をやれば、騎兵の突撃にもそう後れはとらない。

 製鉄法を確立した次、わたしは三圃制か暦の確立かになる。

 MMOSRPGガルダフェリナ年代記で内政無双するなら重要な技術であり、無いと四圃制の開発が出来ない。


 尤も、前述の事はゲームでの話しであり、一足飛びに四圃制の運用はしているし、建設技術も、周りは12世紀程度の技術しか無い中、16世紀程度までには引き上げた。

 余談ではあるが、四圃制と金属製旋盤の技術と、粗鋼の生産高に因っては、産業革命を起こせる蒸気機関の開発を始める事が出来る。


 現在は木製旋盤の開発を行っている。

 ここはゲームとは違うので、木製旋盤が開発されれば、蒸気機関自動車の開発をしたいとは思っている。

 鉄道?

 粗鋼の生産量が日産2トンしか無いし、縦んば生産量が増えたとしても、ギッテリア、マウガン、クッカルの3領でしか敷設出来ないので、輸送量は高が知れていて、採算性が乏しい事が予想出来るので、どうしても優先順位が低くならざるを得ない。



 さてさて()、話が逸()れてしま()ったわね()


「そう言う事になるわね。じゃあスカアハ。製鉄所に行って作製して来て」


「仕方ない。行って来る事にするよ」


「悪いわね」







「中々難しいわね」


 2日後、頭数分の鐙が出来上がり、お馬さんに乗っている。

 いくら鐙が有るとは言え、前世じゃ乗馬なんてした事無かったので、悪戦苦闘している状況だ。

 しかし、ルチアはわたしと違い、歩かせたり走らせたり、ある程度・・・いや、かなり上手く乗りこなしている・・・なんか悔しい。


「我が君は全然だが、ルチアは問題無く乗れているな」


「ええ、父から教授されていましたので、ある程度は乗れます・・・しかし、この鐙というのは凄いですね。あまりバランスに気にせず難なく乗れます。これなら初心者でも習熟するのが早くなりますね・・・マリーお嬢様は別の様ですが」


 うぐっ!

 仕方ないじゃない。

 文弱の徒というやつよ。


「それより。わたし達を含めて10騎じゃあ騎馬隊というには無理があるわよね?」


「まぁ、少なくとも百は欲しい所だな」


「それには、より多くの資金が必要になりますが、いかがなさいますか?」


「人が居ないからなぁ。馬だけ用意しても・・・いや、軍馬でなく荷馬ならどうかな?」


「その心は如何に?」


「機動戦」


「はっ!流石我が君。マスケットすら登場していない時分(じぶん)に、そこに思い着くとは・・・後は馬だな。そこはどうなのであろうかルチア殿」


「荷馬ですか・・・軍馬ほどではないにしろ、入手は困難ですね」


 ティベリアでの馬事情は、荷馬でも厳しいらしい。


「何とかならないかしら?」


「まぁ、私の伝を辿れば50から100頭位は何とかなるかと。後は、マリーお嬢様のお手持ちの資金と貨車ですね。如何ほどになりますか?」


「後の事も考えると、4・・・3万ディナールになるかしら」


 今すぐに動かせる資金、所謂流動資産は大体7万ディナール。

 その内、用途等が決まっている若しくは予定の額が確か3万7千ディナールかしら。

 で、その残りから当座の運営費等7千ディナールを差し引いて3万ディナールとなる。

 来月になれば、製鉄業等での売り上げの一部が1万8千ディナールほど入って来るが、こうした事は拙速の方が良いので、ルチアには、この資金を使って手配して貰う事になる。


 因みに、金貨にして3千枚になり、その内、わたしが実際(物理的)に持てるのは精々2百枚が限度かな?

 10ディナール金貨1枚の重さは約50g有り、2百枚だと凡そ10kg。

 たったそれだけの枚数でも、おいそれと持ちたくなくなる程度には重い重さである。


「それでしたら、或は5百頭はいけるかも知れませんですが、早さ重視なら3百がいい所ですね」


 3百かぁ・・・

 となると、現行標準的な馬車は1頭だて5人乗り(荷物含む)だ。

 荷物を含めた1人当たりの重量を75kgとしたならば、1台375kg。

 掛ける事3百で112t5百・・・編成の台数にしては少ないわね。

 となると、貨車の改造が必要になるわ。

 尤も、車軸が青銅なので、貨車の改造は決定事項。

 最低でも、貨車1台に馬2頭、15人乗り位にはしたいわね。

 理想を言えば4頭引きで40人乗りの馬車を3百輌程度は用意したいわね。

 国内の街道という街道を、この程度の規模が通っても大丈夫な様に整備すれば、王都からなら1、2日あれば国境に到達出来る。

 尤も、馬も生き物であり、重要な軍需物資なので使い潰す訳にはいかないから、プラス1日見ないといけないけど、現時点では王都から一番近い国境に行くには、最低5日は掛かる事を考えれば、かなりの時間の短縮と言えるわ。


 まぁ、子爵風情では権限等の問題があるから、所詮机上の空論としか言えないけどね。


「馬車の貨車の改造をするから、早さは問わないわ」


「承知致しました。時間を掛けても出来る限り集める。という方針で行きます」


「色々押し付ける様で悪いけど、お願いするわ」


 ルチアには頭が上がらないわ。

 








ルチア「ここまでありがとうございます。誤字、脱字などございましたらよろしくお願い致します。ベリアルさん。お嬢様ってあんなにポンコツだったのですか?」


ベリアル「ボクも初めて知った」


ルチア「それよりも、私の伝を使ってもホントに馬の入手は困難ですね」


ベリアル「ウン。鐙が無い事も有るけど、戦争に於ける馬の真価は未だ知れて無いからね」


ルチア「左様でございますか。需要が少ないから、供給側も出し渋りもするし高価な訳ですね」


ベリアル「まぁ、そこが一番の肝なんだよね」


ルチア「まぁ、何とか致しますが」


ベリアル「流石と言うしか無いね」


ルチア「問題ありません」


ベリアル「・・・え?何?巻き?・・・ガルダフェリナ年代記をよろしくお願いします」








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