2-5:デート?
実質三時間で書いたけど、毎日は不可能。ネタとやる気がもたない。
推敲してないからミスが多発してる可能性が微レ存(今日はもう寝る)
=1700字=
何これ丁度いい。
アリアとカエデは朝食を終えた後、冒険者学校入学試験の申し込みをしに受付に来ていた。
「昨日言っていた入学試験の申し込みですね?」
「はい。」
「では申し込みされる方は此処に手を置いてください。」
その後個々人で書類を書き、申し込みは終わった。
「はい、書類はしっかり預かりました。
ではこれより試験の内容についてお話したいと思います。」
そこからは試験内容についてだった。
試験は3段階に分かれている。
一つ目、質疑応答。
その人の人柄や、知識などについて聞かれる。
専門知識などはこれから教育予定であるので、聞かれることは常識的なのが多い。
二つ目、スキルなどの使用を禁じた実技試験。
学校の教師との対決で、最低限戦闘が可能かどうかを審査する。
三つ目、無制限の実技試験。
これは2対2で候補生同士が行い、それを見て教師が審査する。
この中で最も重要視されるものは二つ目だ。
三つ目というのは候補生同士の競争心を煽るものであり、試験としてはあまり意味を成していない。
これらのことを聞かされたアリア達の反応は、
「…………まぁ大丈夫ですかね。」
「剣以外の武器は使えないけど、無手ならできるよ! …………ハンマーだったりしたら落ちそうだけど。」
余裕そうであった。
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「そう言えば、お前も服を着替えたんだな。」
「まあね、可愛いのあったし。」
今日は一日観光でもして過ごそうと、二人はこの街を目的もなく歩いていた。
「……なかなかこの街は賑わっているんだな。」
「朝方はもっと人が少なかったんだけどなぁ、ちょっと人が多すぎるね、はぐれそう。」
「どこかへふらふらっと行くんじゃないぞ。」
「…………じゃあさ、手でも繋ごっか?はぐれないよ?」
悪戯心満載で提案するカエデ。
「なんだ?手を繋ぎたいのか? じゃあ……ほら。」
アリアは提案に承諾し、ポケットから手を出し、カエデに差し出す。
思っていたのと正反対の行動をとられたカエデは、
「え、あ、えと、べべ別にアリアと手を繋ぎたかったんじゃないけど、しし仕方ないから手を繋いでやろう!」
「…………?」
完全に挙動不審になり、頬を赤らめながらもその手をとった。
アリアは困惑している。
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「しかし、お前と手を繋いでいると、子供の頃を思い出すな。」
「え?」
カエデも手を繋ぐことに慣れてきた頃、唐突にアリアが思い出話を始めた。
「ほら、幼稚園から帰る時、先生がはぐれないようにと、子供をペアに分けて一緒に帰らせていたじゃないか。」
「……あー、そんなこともあったような、なかったような……?」
「多分人と手を繋ぐなんてそれ以来だな。」
「……私もそうかな。
と言うか手を繋いだという記憶がない。」
自分で言ったことで若干落ち込むカエデ。
「恋人なんてできたことないからな、当たり前か。」
「ソウダネ……はぁ。」
アリアに追い討ちをかけられ更に落ち込む。
「…………なんだ?今日は具合でも悪いのか? 赤くなったり暗くなったり。」
「いや、大丈夫、自分の人生を省みて悲しくなってるだけだから。」
「…………今日のカエデはよく判らん。」
落ち込んでいても手は放さないカエデであった。
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二人はカエデが今朝訪れた商店街に来ていた。
名を『オルディカーブ商店街』、都市の名前を冠する街随一の商店街である。
多くの店舗が建ち並び、客引きの声が騒がしい。
「さっきの大通りでも人が多いなと感じたが、此処は別格だな。自宅のマンション近くにあったショッピングモール以上だ。」
「早朝でもそこそこいたからねー。
…………でもこれは朝早くに行って正解だったかも。」
「間違いないな。」
陽も昇り、昼近くになってきたので、二人は食事をしようとレストランなどを探したがどこも満員で、入るには相当待たなければならなかった。
故に二人は人混みを避け、横道に入って店を探すことにした。
少しして居酒屋のような店を見付けた。
居酒屋と言ってもこんな真っ昼間から飲んでいるものもおらず、店としても昼間は食堂として商いをしているとのこと。
二人は有り難く昼食を頂くことにした。
お勧めの日替わり定食を食べ終えた二人は、
「とても美味しかったのでまた来ます。」
と言って店を出、再びこの街の散策に出掛けた。
一週間後4/17[2-6]投稿予定。
次からは計画性をもって事前に書けるようにしますorz
ツカレタ……。




