不幸に好かれた男
2話目です。よろしくおねがいします。ぶっちゃけ言って、ファンタジー性が無くなってきた気がします。
俺は、王都の目の前で息を荒らげながら怯えていた。
「くそっ!勇者になれとか言われてから不幸ばっかじゃねぇか!これじゃ、世界を救ったとしても、俺が終わっちまうわ!」
俺に一体何があったのか。それは遡ること二時間前だった…
王様の命令で、勇者になってしまった俺。王様の命令なので、仕方なく王都に行くことに決めた。村を出た俺。そんな俺は、すぐに不幸な出来事が起こった。山賊に囲まれ、そして、金を取られた。村を出て早々金を取られる俺。その後の俺が発した言葉は、
「村を出て5分で金を取られた…。俺の命をつなぎ止める為の金が…。嘘だろぉぉぉーーーーー!!」
だった。
金を取られてからしばらくして、俺にさらなる不幸が…
「うわぁーーーーーーーー!!!」
モンスターに襲われました。俺の人生終わりました。めでたしめでたし…
「って、こんなところで終われるかーーーーー!!」
武器を持っていない俺は必死に逃げるしかなかった。
「くそっ!どうすりゃいいんだ…。」
袋の中を漁ってみた。
「袋の中は、食料と…」
袋の中を漁った。
「食料と…。」
漁った…
「食料しかねぇーーーーー!!色々と持ってくんのわすれたーーーーー!!」
初日にシクりました。逃げた。ただひたすら逃げた。怖かった。丸腰でモンスターは無理だって。そのまま王都まで逃げて、今に至る。
「ぐぇぇ…酷い目にあった…金は取られるわ、モンスターに襲われるわ、最悪だ…。とにかく、王様に会いにいくか…」
俺は、おぼつかない足取りで、王都に入った。
どうも。金光です。「不幸勇者の魔王討伐<勇者の苦悩旅>」の2話目、どうでしたか?初心者の作品なんで、辛口コメントは、心にグサッと来ます。しかし、そんなコメントもきちんと、次話に活かしていきたいと思いますので、よろしくおねがいします。
では、またお会いしましょう。