やっぱり、落ち着ける場所が無いとね
短さをどうにかしたい。
下手さをどうにかしたい。
そんなこと言っても仕方ないから
とりあえず読んでください
マジでなんのこっちゃわからん。
無限進化はおそらくどの魔物も持っているのは分かる。
だけど進化論なんて見たことない。
スキルも特定の条件で進化するということだろうか。
そして、無限進化の条件が無限進化をもう一度取得する。
ということだったのだろう。被食者というスキル自体は、希少級ではあるものの、俺の一族全員もっていたことからそこまで珍しいものではないようだ。
しかしまぁ、既に持っているスキルをまた得ようとすることなどあまり思いつかないのだろう。
それに、俺には鑑定能力があったから気づけたが、被食者というスキルは案外使い勝手が悪いのかもしれない。
俺は鑑定があったから、相手のどのスキルを奪うか選ぶことが出来たが、普通なら選択肢が出ないのではないだろうか…。
そしたら必然的にスキルは発動できない。考えてみれば当然である。
鑑定スキルがないのに、敵を倒したら告示者に相手のスキルを教えてもらえるなんて、一種のバグだろう。
つまり、鑑定の能力と被食者とはかなりいい組み合わせなのだろうということ。ラッキーである。
さておき、今知りたいのは進化の事についてである。第二進化とは何!?一は?そもそも進化って何!?ということである。
ということで進化論の説明の進化の文字を選択するイメージ。
えっとわかりやすく言うと、携帯とかで文字をコピーする時とか切り取る時とかに出る青い奴をイメージした。
もちろんただのイメージだが、ステータス画面の様なもの(以後ステータス画面とする。)の操作、それだけではなくスキル全体の操作にはイメージがものすごく重要だということは分かってきた。
むしろイメージ次第で幾らでも応用が出来るのだろう。
もちろんこのステータスさんが知っていることのみだろうが。
で、結果は成功した。
進化の文字の下に進化についての説明がぎっしりと出ていた。
表現というか、書くのが難しそうなので、俺が要約すると。
本来魔物には明確に種族なるものは無い。
犬種だったり爬虫類種だったり、不死種だったり。
そういった大きな括りの中で、進化したりして行くものらしい。しかし、犬種とか爬虫類種とかも不安定な括りでしかなく、ただ近しい種に変化して行くらしい。しかし、なぜ俺で言うところのサーロスウルフドッグ等という小さな括りの種族が出来たのか?それは、進化などほとんど起こりうることではないからである。
進化とはつまり、身の丈を超えて自分より上位の種に成ること。
つまりは、自分の種族の限界を越えないと進化はできないのである。
よって、ほとんど起こることはない。自分の限界を超えることなど、相当難しいことであるだろうから。
たまに、ゴブリンがハイゴブリンになったりオーガになったり、ドラキュラがヴァンパイアになったりする。
それも数百年に一体ぐらいの頻度らしいが。しかし、大体のオーガはオーガの元から生まれる。つまりは生まれ持ってのオーガなのだ。
おそらくカエンも生まれ持っての黒龍なのだろう。
補足だが、種としての拘りというかなんと言うか、そんなものが少ない魔物では、生殖行為は魔物であるならば、どんな種でもいいらしい。
異なる種同士で結婚した場合。
新しい種が生まれるか、または母方の種(大きい括りでの種、犬種とか亜人種であるとか)の中で、生まれた時の力の大きさによって種族が決まり生まれるということがあるらしい。
ちなみに、俺らサーロスウルフドッグは母方のヘルハウンド種と父方の牙狼種との間に生まれたらしい。
母は犬系統のかなり下に属する種族だったが、父と結婚する際に進化したらしい。母は、魔犬種の中で珍しく自我に目覚めていたらしく、父とは運命の出会いだったと前に語っていた。
父方の牙狼種の力が強かったので、サーロスウルフドッグは自我があったのだとか…。
もし、自我のない魔物に転生していたとしたら。
恐ろしい仮定である、その場合は死んだのとあまり変わらないというか、自我がないのだからよくわからないか…。
まぁ、そういう事である。つまりは進化というのは、自分より上位の種に成ること。
あ、あと、進化する前も自分の種族を超えてはいるが。
進化するとそれ以上に大きな力を手に入れるらしい。まぁ、上位の種に成るのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが。
最後のだけで充分だとか、思っても言わないこと!
それで、第一進化はいつの間に過ぎたの?
[貴方が、何かしらの異常事態に犯されている場合。告示者の声が届かない事があります。第一進化が出来る様になった時貴方は、黒龍の覇気にあてられており、一種の錯乱状態に、おちいっていました。]
なぜ!?なぜあの時に!?…まぁ、今となってはよくわからないのか。
俺の犬種って何に進化するんだろ?第二進化ってなんなんだろう。
[何に進化するのかは、進化して見るまでわかりません。補足ですが、大きな括りの種族の中で進化するという決まりは一応ありますが、何と無くこれに進化しそう。だとか、進化してもおかしくないレベルだったら、違う種にも進化します。]
おいおい、適当だな随分と。
しかし、この告示者とは神出鬼没だな。ステータスに変化があったり、yes/noの選択を迫る時に出てくるのは分かるのだが、たまにこうして質問に答えてくれたりする。こういうのが神の気まぐれとでも言うのだろうか?まぁ、どうでもいいが。
[第二進化を行いますか?yes/no]
どうするべきか…。最近では、異世界に召喚されて勇者になる。みたいな、テンプレなお話以外に、魔物に転生するお話が多かったりする。その手の話では大概、進化は肉体に相当負荷がかかるため、進化中気絶したりするのだ。できれば安全な場所で進化したい。
『おい、告示者!ここでnoと断った場合、後々進化することは出来るか?』
頼む、気まぐれ来い!答えてくれ。
[可能です。進化論のスキルで、進化出来るかどうかは確認ができるのでそこから進化することは可能です。]
なぁんだ。よかった。
もし、進化できなくなったとしても、ここで進化するのは避けたかったが、杞憂に終わったようだ。
とりあえず断らせてもらった。
その後、残ったイノシシの肉を美味しく食べて、行動を再開する。
まず探すのは、安全な寝床兼隠れ家。
できればそこで進化も済ませておきたい。第一進化を飛ばして第二進化が出来る様になったのだ。
相当強くなれるだろう。強さに興味などさほどないが、生きるのに役立つのなら、それでいい。
それに、少しだけ、ほんの少しだけ強さに憧れたりはする。だって男の子だもん。
ということで寝床を探す。小さな洞窟とかが好ましい。
壁についた窪みぐらいのものでいい。
入り口に結界を張るだけでいいのだから。
それなら、周りに結界を張ればどこでも寝れるのでは?と思うかもしれないが、寝ると結界がどうなるのか俺にも分からないのだ。
かべを一度作ってしまえば、逆に消すのに意識を使うが、残しておくのはほぼ無意識で可能だと先程実験してわかった。
しかし、寝た後は寝て見ないとわからない。
いつまでも寝ないというわけにはいかないしかべを作るだけなら寝ていても大丈夫だと言うことにかけるしかない。
それに一方向だけだと、強度も上がることがわかった。
つまり、一方向だけ気にしてればいい場所が好ましいのだ。
その点で考えると、大き過ぎる洞窟も困る。中に何がいるかわからないからだ。なので、本当にちょっとしたくぼみとか、隙間とかそういう場所が見つかるといいな。
と、思ってた時期が僕にもありました。
そんな簡単にないものですね。と、いうか俺が居たのは森の中なわけで、とと◯が住んでるような大きな木とかがないと無理なわけだ。
しかし、もう眠気で動けない。
仕方なく、木の上に登って寝ることにした。が、俺には手がなく、そして俺は小さい。
つまりは木にさえ登れないという状況でして。
結果、結界を張ったままねることに決めました。
しかし、実際に寝てないので、今一結界を信じきれない。
安全な所で寝た時の結界について確かめておく必要があるなと思った。
仕方ないとは言え、結界を張ったまま、スキルを意識しつつ寝るという行為は相当難しく。
つまり、微妙に気を使いながら寝ることに妙に体力を使い、寝たはずなのにどっと疲れてしまった。
流石に眠気の限界で、俺の意識は暗転した…。
努力あるのみですな。
きりのいいところまでいったら
文字数増やしてみようかな
一話から間違ってたところを修正しました。被食者を捕食者に変更しました。
間違ってるところがあったらどんどん教えてください。