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なんちゃって王家

おはようございます

長らく更新出来ず申し訳ありません


無事に仕事を終えた俺たちは、依頼達成報告のため、指定箇所を剥ぎ取り砂漠を後にする。

もちろんその時に、スキルを奪っておくのも忘れない。

名前 無し

種族 土竜

順位 700000000位

能力 無限進化

土魔法(サンドマジック)

隠形

突進

称号 無し

加護 無し


スキルに存在する、〜魔法とは精霊の力を借りずに自らのスキルで発動させることのできる魔法の事だ。

精霊を一回経由することで、極端に落ちる万能性が上がる使い勝手の良いスキルだ。

だが、それは反対に言うと普通に魔法を覚えれば、とりあえずは良いということなので、今は保留だ。

そして、俺が気になっている隠形も使い勝手の良さそうなスキルである。

魔力が体から漏れる事で発生する気配。

すごい使い手は、自ら魔力を体に閉じ込めることができると言うが、このスキルはそれを行ってくれる。

しかも、その際スキル発動に使用する魔力の動きさえも、感じなくしてくれるのだ。

俺は、そんなに時間も無いことだしと、捕食者を発動させ、魔力の塊である半透明の狼にスキルをとって来させてその場を去った。

人の居る前で食べることは出来ないしな。

そうして、今度こそ今回のお話は幕を閉じたのだった。



所変わって、ナタ村は村長宅。

外はお祭り騒ぎのようだが、主役である俺たちは無理言って静かに話せる所を提供してもらった。

それはと言うのも、今俺たちには確認しなければならないことが幾つかあるのだ。

まずは報酬についてである。

確かに、彼らの働きは大きかった。

実際彼らが居なかったら、俺は早いうちに更に奥の手を取らざるを得なかっただろう。

そもそも月狼剣を出せたのも、姫様が土竜を抑えておいてくれたからだ。

確かに、俺は毛を触手のように自由に動かせるが、普段体に無い部分を動かして居るだけあり、それぞれが大きく離れた行動は出来ないのだ。俺の頭が追いつかない。

それに土竜はそこそこの強敵だった。

順位としては、しっかりと訓練した人間よりは低めの順位だったが、そもそも力の本質と言うものが人間とは少し違う。

土竜自体は、知能も低くそこそこのスキルを持って居たのに、あまり使いこなせず、自分の持つ純粋な力だけだった。

それでも強い、それでもそこそこ強いと言うことが問題なのだ。

実際頭が悪かっただけで、力だけで比べてしまえば、土竜は人間より圧倒的に強い。

魔力で強化すらして居ない攻撃で、あの槍の攻撃を跳ね返してしまうのだから。

しかし、そんな土竜でもやはり俺らだけでもどうにかなったとおもう。

着々と体力を減らして居たし、ダメージも蓄積して居た。

最終的に俺の奥の手を使わずとも勝てる状況だった。

もちろん、依頼を正式に受けたのは俺たちなので本来悩む必要は無いのだが、確実に彼らは仕事をした。

これが新米冒険者とかだったら良かったのだけれど、彼らが参加したことによって俺たちの負担が減ったのは明らかなのだ。

その仕事分を、報酬の分割と言う方法でどれだけカバー出来るかと言うことがまず一つ目の確認しておかなければならない事項だ。

「今回の仕事の報酬について、確認しておかなければならない。」

俺は言い出しにくかった言葉を重たい口を開いて言う。

6人で話し合うには些か広すぎる会議室で、向かい合って居る彼らの顔は真剣だ。

いつか、この話題については触れられると思って居たのだろう。

真剣な雰囲気が産む独特な空気は、時計の秒針の音を大きくする。

そして、その時計の音が発する声を抑えにかかる。

気まずさのインフレスパイラルだ。

やがて、姫様が口を開いた。

「私達には、あなたの報酬を取るつもりは一切無いの。土竜を倒そうと思ったのもあくまで私的な用事だし、むしろ私達の方が助けられたわ。貴方が最後に仕留めてくれなかったら、私とアレックスは死んでたもの。本当にありがとう。」

口を開けなかったのは、俺たちの見当違いの心配に驚いたのか、それともお礼を言う気恥ずかしさだったのか。

どちらにしても、俺の心配は必要なかったと言うわけか。

報酬はいらないと言ってくれて居るのだからありがたく受け取ろう。

本心から言って居るようだし大丈夫だと思う。

しかし、

「俺にはその私的な用事と言うのがものすごい引っかかるがな。冒険者を偽装してまで、土竜の居場所を探り倒した挙句、報酬はいらないと言う。俺にはその真意が掴みかねる。あんたらいったい何者なんだ?」

俺は敢えてそう言う。

姫様の表情は真剣そのものだったし、アレックスとやらは嘘のつける性格では無さそうだ。

先程の言葉に嘘偽りは無さそうであるし、本当に感謝してくれて居ることも分かって居る。

つまり、これはちょっとした好奇心と悪戯心だ。

実はさっき、三人のステータスを見たとき姫様のスキルに王家の風格ってのがあったりして、こいつらの正体が気になってたりして居るのだ。

ちなみにステータスは

名前 エメラルド-エルシュタイン

種族 人間

順位 1200000000位

能力 無限進化

庭師(ガーデニスト)

王家の風格

加護 精霊の加護

称号 花の巫女

耐性 魔法防御


名前 アレックス

種族 人間

順位 1020000000位

能力 無限進化

限界突破

槍術

武器付与(エンチャント)

加護 白き女神の加護

称号 勇者の卵

耐性 なし


名前 アーサー

種族 人間

能力 102000000位

能力 無限進化

精霊魔法

魔力炉

四元素(エレメント)

加護 月魔女ルカの魔道書

称号 なし

耐性 なし


と言った具合だ。


うっ、と少し顔がひきつる姫様ことエメラルド。

尋常じゃ無い量の冷や汗を出し、せわしなく右へ左へと目を動かすアレックス。

やはりと言うか見た目通りと言うか、こいつは隠し事が苦手の様だ。

対して、アーサーはけろっとして居る。アーサーだけは身分を明かしていい身なのか、それともポーカーフェイスが上手いだけか。

よっぽど作り話が上手いかじゃ無いと、この場面で嘘をつくのは難しいだろう。

静寂の中、彼らが話をし出すのを待っていると、不意にエメラルドが口を開いた。

「分かりました、話しましょう。」

「ちょっと!姫!」

エメラルドの言葉に先ほどまでけろっとして居たアーサーが反応する。

「貴方も気づいて居るのでは無いでしょうか?彼は妖精に愛されて居ます。それだけで十分信頼に値します。」

「うっ」

「えっ?」

俺にアリスが居ることに気づいたのか、そんな事を言い出すエメラルド。

アーサーも気づいて居たようで、痛い所をつかれたと言った表情で一言呻いた。

やはりと言うべきか流石と言うべきかアレックスは何も気づいておらず、今もどう言うことなの?ねえねぇ等とあたふたして居る。

が、こればかりは俺も何故気付かれたのか分からない。アーサーとエメラルドが凄いのであって、アレックスにそんな事を言うのは酷と言うものだろう。

妖精と言うのは、神からの使者と信じられて居る。

神話時代からこの世に存在して居て、そこら辺の生物とは格が違う、一つ上の位。生物の上位種である。

そんな妖精だから、信頼は厚い。

魔法の発動を助けてくれる妖精を、この手に収めようと契約を志す魔法使いは多い。

儀式や、祭りなどを妖精のために行い妖精に気に入られることで、ようやく下位契約を結ぶことが出来るのである。

下位契約、すなわち主従契約はあくまで妖精の下に人間が位置する代わりに、主として従者に力を貸してもらう契約だ。

その下位契約を結んだだけで、賢者等と言われたりするのだ。それほど妖精の力は大きい。

妖精は、神からの使いのため、人の心を見抜く、或いは嘘を見抜く力があると思われている。

なので、これまでを真摯に生きてきた者のみが契約を交わすことが出来るのだ。

なので、妖精と契約をして居るというだけで、かなりの信頼なのだ。

それこそ上位契約、対等な契約をした人間など、もはや崇められるまである。

まぁ、実際には妖精達にそんな力は無く、転生して得た命を楽しんで楽しみ尽くしたいだけである。

そして、こいつらは何らかの方法でアリスの存在を知り、そんな事を言って来たと言うことだ。

「改めまして、私エルシュタイン王国第三王女エメラルドと申します。と言っても、何か重要な事を隠しているというわけではありません。私はただお母さんが病気をこじらせてしまったので、それを治すためにここにしか取れないと言う実を取りに来ただけなんです。」

俺は何もしていないが、信頼してくれてその上に話してくれたのだから良いとする。

それにしても王女の親ってことは女王だろうか。

いや、そんな風でも無かった。

女王だったら、国が実くらい取り寄せそうなものだし、幾ら実が取れないって言ったって、冒険者とかに任せれば、身を取って逃げるくらいのことは出来るだろう。

なにか訳ありか。


「俺は見習い騎士のアレックスっす。姫様は私たちに任せておけば良いものを、お優しいので、自分で行動なさるのです。もちろん、俺は騎士の名にかけて姫様を命をかけて守る所存っす。」

「魔道士アーサーだ。俺もまだ魔道士になって日は浅いがよろしく。」

エメラルドに便乗して、横二人も自己紹介をした。

この状況で、なにか訳ありだろう。裏があるんじゃ無いのか?とか言い出しても意味はない。

初対面の相手に、自分の身分を話すほどの信頼を王女との間に築けたとプラスに思うことにしよう。

「俺たちは冒険者の、ヒロとナミとリオンだ。それ以下でもそれ以上でもないよ。この依頼を受けたのも、ただの金稼ぎだ。」

俺たちは、本当に冒険者以外の身分を持たないし、ここに来たのも金稼ぎのためだ。嘘はついていない、俺が魔王だと言うこと以外は。

「じゃあ、自己紹介も済んだことだし、お開きにするか。外のお祭り騒ぎも気になることだしな。」

そう言って立ち上がった時だった。

今まで俺たちだけだったこの部屋のドアが勢い良く開かれ、入ってきた第三者は、焦った様子でこう言った。

「姫様たいへんです。王都に王都に魔王が!」

おやすみなさい


7/25

魔物達の順位を変更しました。

このままだと、ものすごい小さな世界になってしまうなと思ったので…。

ちなみに

弱い順に

スライム(魔王除く)80億〜

ハリネズミ50億〜

ワイルドピック 40億〜

魔犬(サーロスウルフドック)25億〜

人間 30億〜

イーグライ 10億〜

土竜 10億〜

人間 〜1億



魔王の配下 万位


上位者(ランカー)999位〜


魔王 50位〜


ってな具合です。

順位は種族順位ではなく、あくまで個体順位ですので、ここに書いたのはあくまで平均値です。もちろん変なやつも居ます。

ヒロくんみたいにね。


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