表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/45

初クエスト 3

遅れてすみません

金、土、日とスノーボードしに新潟に行っていて執筆遅れました(>人<;)

私事ですいません

実は、俺には新しい能力が目覚めかけていた。

それというのも、アリスを食べたときからだ。

あいつが、心そのものだったからだろうか、俺は心自体を捕捉し心そのものを捕食者で喰らうことができるようになっていた。

よって、発動されたスキルを食べることもできる。すなわちスキルでの攻撃に対しほぼ無敵になったようなものである。

しかし、こんなチートなスキルにも弱点はあった。

まず、相手の心に辿り着くには、相手の了承が必要だ。

アリスの時見たく、『俺を信じてくれ』という言葉に、了承の返事をもらわないと心までスキルの力を及ばせることはできない。

また、発動された相手のスキルを食う力だが、そのスキルが使用者の身体を離れて発動される能力であり、そのスキルが捕食可能つまり実態があるスキルではないとならない。

例としてあげてみれば、結界や光線などの身体から離れて効果をなし実体化するものは食えるが、身体強化や俺の嗅覚強化などの身体に力を与える能力はだめだ。それと、カエンの熱量操作のように実体化しないものも食べることはできない。

そのような力が俺に目覚めつつあった。

そこでナミについて話は戻るのだが、俺は彼女のスキルの一部を完全に食うことによって、彼女の中からそのスキルを奪おうと思う。

俺なら、常時発動スキルも使いこなせるはずだ。

それにカエンの時とはちがってこのスキルは彼女に悪いことしか与えない。

彼女がもし、この能力を使いこなせるようになったとしても、この能力は彼女が囮になることを強いるのだ。

囮なら俺がなろう、彼女は十分頑張った。

一人で、警戒心に満ちた森に来て、敵意を全て自分で受け止めて…。

今日でバトンタッチだ、君はしばらく休憩していていい。

幸い俺はそこら辺の人より丈夫に出来ているから。

疲れが取れたらまた、頑張ればいい。

俺は彼女の苦労を思うと、そう思わずにはいられなかった。

「今からお前の体質の元を治す。俺を信じてはくれないだろうか。」

「信じろと言われても…。具体的に何をどうするかもわからないんじゃ…。」

俺の能力は許すという言葉が相手からでないと、効果を発揮できない。

如何にかしてナミに許すと言ってもらわなければいけない。

しかし、俺はこれ以上話すことができない。

俺は人間の中で目立ってしまうのはまぁ、仕方ないかなぁとは思っている。

例えば、いきなりランクSになっちゃったり。

でも、あくまで人間の中での話だ。

人間の中から追い出される程…人間の外、化け物のように扱われるのは避けなければならない。

人間の中で留まるためには、人間の常識が必要だ。

常識を少しはみ出るくらいならまだしも、大幅に逸れてしまったら大変だ。

いつか誰かにこの世界の事を学んで見るのもいいかもしれない。

とりあえず今は、この場でおかしい事を言わないようになるための常識だけでいいから知っておきたい。

ナミを説得して、助けてやりたい。

このままなんてあんまりだ。

これから先、一人で頑張らなければいけないなんて…。

「スキルって分かるか?リオン」

「それくらい分かるよ。神様が僕たちに分けてくれた神の力でしょ?」

なるほど、やはり少し人間は勘違いしているらしい。

このセリフの感じだと、人間が神に近い種族だから持っていると思っているようだ。

やはり、人間に根付いた常識(洗脳)は変えられないのだろうか。

話してみるといい奴らばっかりだ。

いつか、俺らの事も知ってほしい。

そう思う。

だが、今はそのくらいの理解でいい。

「ナミ聞いてくれ、俺は才能(スキル)を見る才能(スキル)を持っている。さっき無断で悪いが、ナミのスキルを見させてもらった。それで、お前の体質の原因もわかった。俺ならその原因のスキルを取り出すことができるんだ。頼む、任せてくれ。」

「で、でも…。私はこの能力の所為でいろんな人を殺してしまった。私は罪に報いなければならない。んです…。」

ナミはとても辛そうに、うつむいて肩を震わせている。

そうか、そういうことだったんだ。

彼女はずっと人を避けてきたのに、俺らからはなかなか離れなかった。

俺らが、魔物を一掃する実力を持ち合わせていたから。

一緒に居ても傷つける事が無いから。

一人は…辛いから。

「お前はもう、頑張ったんだよ!一人で悪意を受け止めて、一人で生きてきたんだよ。お前をまだ責めるやつが居たら、俺がぶん殴ってやるから。もう、休んでいいんだよ。皆とおんなじになっていいんだよ!」

彼女はさらに大きく肩を震わせて、目から涙を落としている。

「よく頑張った。お疲れ様。」

「うわぁぁん。ずっと、ずっと、それを言って欲しかった。誰かとずっと一緒に居たかった。一人はもう嫌だぁぁぁ。」

しばらく彼女は泣き続けていた。



「お見苦しいところをお見せしました。改めてお願いします。」

信じるとは言われてないけど、心の壁はなくなったと見ていいだろう。

やったことは無いけど、これで恐らく届く。

土台は整った、後は俺が成功させるだけだ。

捕食者を発動するイメージ。

捕食者は捕食する魂を探す。

捕食者の力を俺の魔力に乗せ放出する。

俺の魔力を小さい狼の形に変える、こうすると普段の感覚で魔力を操れるので精密さがます。

小さい半透明の狼を操り、それはナミの体に入って行った。

魂を視認する。それをステータスと一体化するイメージ。

一体化というか、魂のスキルの部分をステータス画面の要領で、わかりやすくするイメージ。

何と無く感覚で、としか言いようが無いがそもそも魂自体に実体が無いので、視認した魂も俺の能力で無理やり視認しているだけで実際にそこにあるわけではない。

ただ、魂を視認して、ステータスの切り取る部分を確認し、発動させれば、後は俺のスキルがイメージに沿ってやってくれる。

とにかく、精巧な作業なので、より強固なイメージが必要になるため、ステータスと一体化するという行為が必要なのだ。

いくら心の壁が消えたとはいえ、体の中に他の魔力が入って来たら体は無意識に対応する。

心の壁がある、つまり今からすることを許してもらっていない場合は更にそれが激しくて、俺の魔力全部使っても足りないだけで、この状況においても俺の魔力を撃退しようとするのは変わらない。

なので、かなりの魔力が消費されて行き無意識に汗が垂れた。

しばらくすると捕食が完了した。

名前 ヒロ(ネームド)

種族 月光狼

能力 絶対の守護

賢人

影世界

シンクロ

嗅覚強化(常時発動)

進化論(ダーウィン)

捕食者

体毛操作

下克上

獣神形態(バーストウルフ)

眷属作成

人型

我慢

吸収擬態

能力を統べるもの(アリス)(使用不可)

呪われた血(常時発動)

耐性 熱耐性MX

麻痺耐性MX

雷耐性MX

寒耐性MX

称号輪廻転生魔神ネオキのマシン

新参魔王

加護月の女神セレーネの敬愛


殿の力は使いこなせれば彼女のためになるのでとっておいた。

さっそく、俺は呪われた血に注がれる魔力をゼロにし、完全にスキルの発動を止めた。

さて、ナミのスキルはどうなっているだろうか。

うまくなくなっていればいいのだけれど。


種族 獣人(猫)

名前 ナミ

順位 1900000000

能力 血の力

殿

剛腕

槌術

無限進化

耐性 無し

称号 愛の先祖返り

加護 猫神の証



4/2

加護のところ変更しました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ