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初クエスト

春休み中はたくさん書こうかと思います

今回は仕上げてすぐ上げますが

もしかしたら今後のためストックするかもしれません

がかならず週に一度は投稿するのでご了承ください

早速だけど、俺は今ギルドに来ていた。

ギルドは、ネトゲやラノベなどによくあるような分りやすいものだった。

説明するとしたら、

ギルドは基本的に冒険者にクエストというものを提供する。

クエストには、町の人からの雑用から凶悪な魔物討伐まで幅広い物がある。

冒険者にはランクというものがあり、成績を評価されたらランクが上がっていく。

クエストにランクの制限はなく、基本的にどのクエストでも受けられるが、クエストには推称ランクがあり、そのランクが自分より2低いとそのクエストは受けられない。

下の者の仕事を取らないような配慮だ。

その代わり、ランクが高いものには様々な特典がある。

まず、既定のランクに達していないと入れない場所がある。

ダンジョン認定されている洞窟や森などがそれに当てはまる。

また、ランクが上がってくると、各町で待遇が上がってくる。

ランクはD~Sまであるが、Bぐらいになるとベテランで、挨拶に町長や村長が出てくるまでになり、Sとまでなるとその実力を国も無視できなくなり、国賓待遇を受けられるのだそうだ。

それにランクが上がってくると、知名度も上がることとなり、ギルドという仲介を抜いて直接依頼が来るようにもなるそうだ。

ギルドについての説明はこれくらいだ。

言い忘れていることがあるかもしれないが、それはまた追々だ。

そんなわけで、俺は今日の宿とご飯代を稼ぐため早速ギルドに来ているのだ。

できれば、長期滞在分が払えるぐらい稼ぎたい。

俺としては、ゆっくり少しずつランクを上げていくつもりはない。

魔王だということがばれなければ、どうでもいいのだ。

正直いきなりランクSになってもいくらでも言い訳はできる。

俺が森で一人でいるときに、相当強くなったことにすればいい。

少しは怪しまれるかもしれないが、元から、俺の一族は物凄い所に住んでいて、ここら辺の魔物ならば一掃できるということにしてもいい。

俺の一族が敗れて、バラバラになった原因は黒龍なのだから、黒龍のときは相手が悪かったとでも言っておけばいい。

正直、まだカエンに勝てる気さらさらしないし。

ちゃっちゃとランクを上げるのも手だと思う。

しかし、Sランクのクエストを受けるには、相当のランクが必要な場所に行かなければならないことが多い。

今、俺のランクはDで最低ランクなわけなので、そもそも前提条件として受けられるクエストが少ない。

とりあえず、Dランクでもはいれる場所でできて割がいいクエストを探すとしよう。

俺が、依頼板(クエストの情報が貼ってある壁)の前で悩んでいると、後ろから声がかかった。

「おーい、ヒロー。」

「ん?あぁリオンか」

「よかったね、二人とも合格して。」

「あぁ、そうだな。」

物凄い笑顔だ、そんなに受かったのが嬉しいのか。…可愛い奴め。

「ヒロは、もうクエスト受けるの?」

「まぁな、今日の生活代だけでも稼がないとなぁ。」

「そっかぁ~。あ、あのさ。そのクエスト僕も一緒に行っていいかな。…というかさ、ぼ、僕と…僕とパーティ組んでください!!」

なにやらもじもじし始めたかと思ったら、顔を赤らめてそんなことを言うリオン。

「なんて言うか、僕小さいころ師匠に拾われてから山奥でずっと修行でさ、友達とか居なくて。それで初めて仲良くなったヒロとずっと一緒にやって行けたらいいなぁとか思っちゃったりしてさ。」

「そういうことか…。」

実は、俺もパーティを誰かと組みたいと思っていた。

一人じゃできないことも当然あるし、パーティを組んだ方が効率がいいのも確かだ。

いつか、パーティを組む必要があるだろうなと、思っていた。

それに、リオンとは仲良くしたいと思っていたし。

なにより、一人より二人の方が楽しいに決まっているのだ。

「そういうことなら、これから一緒にがんばろう。」

そう、俺が言うと、リオンはぱーっと明るくなり、満面の笑みを顔に浮かべた。

「うん!!」

さて、リオンも入ったのでリオンの実力も考慮しなければ。

そういえば、人間はやはり前世の感覚で魔物じゃないと感じてしまっていて、ステータスを見るのを忘れていた。


種族 人間種

名前 リオン

順位 1800000000位

能力 無限進化 

   体術

   精霊魔法

   魔力感知

耐性 物理耐性中

   電撃耐性中

加護 なし

称号 なし



リオンのスキルはざっとこんなもんだ。

今の俺が少し強すぎるから分らないが、俺が生まれた時25億位だったのを考慮するとこんな子供が18億位ってのはかなり高い数字だと思う。

それと、今気付いたのだが、俺のスキルでは順位の表示のとき、4ケタより多いと勝手に四捨五入してくれるらしい。

リオンと同じ順位の冒険者を見つけて、あれ?と思ったのがきっかけだ。

こんなに人がいるのに、こんなきりがいい数字だなんて都合がよすぎるだろう。

ちなみに、詳しく見ようとすれば見れることもわかった。

まぁ、そんなに詳しく順位をも無いだろうが。

とにかく、18億位がどれくらいなのかさっぱり分らないので、他の人間も見てみた。

すると、他の人間は誰も30億位だったり、20億位だったりするみたいだ。

人間はそこそこ中位の魔物らしいが、この世界に何億何十億もの生き物がいると考えれば、その順位でもかなり高い方だと思う。

リオンはそんな人間の中でも、かなり高い順位だ。

そこそこベテランの冒険者となんら遜色のない順位だ。

この順位が生まれた時から変わっていないのだとしたら、それは物凄い素質だ。

生まれた時の順位は生まれた時の素質で決まる。

なので、実際に順位ほどの実力がないこともある。

が、素質は称賛に値するといってもいいだろう。

それとも、これだけの順位になるまで修行したというのなら、リオンは即戦力になる。

スキルも精霊魔法など魅力的なものがある。


精霊魔法[精霊・妖精と契約を結ぶことによって、魔法の精密さや威力などが増す。高位の精霊魔法使いになると、精霊を自らの魔力によって実体化させることも可能。]


魔法とは、魔力を妖精に献上する代わりに、神の御技を起してもらうというものだったよな。

それを、妖精と契約することでさらに高威力にするということか。

妖精は、転生したことで魔物になったが本質は精霊。この世の生き物よりは高次元の存在だ。

それに直接手を貸してもらうってことは相当なことだと思う。

アリスが起きたら俺も使えるんだろうか。

どんな魔法が使えるんだろうか…?

「リオンってさ魔法とか使えんのか?どんな魔法が使えるんだ?」

ステータスを見たって何となく気付かれたくなくて、すこし言葉を選びながら何気なく聞いてみた。

「ほ、ほら。これからパーティになるんだし、お互いのできることは知っておかないと…さ。」

リオンが不思議そうな顔したのであわててそういうと。

「そうだよね、僕はあんまり大したものは使えないんだけど、全属性の初等魔導ならつかえるよ?後、風の中等魔導も。」

リオンはそう答えてくれたが、精霊魔法については触れなかった。

何か理由があって隠さなきゃいけないんだろうか?

それとも精霊魔法が使えることを知らないとか?

まぁ鑑定スキル持ちじゃないと分らなかったりするもんな。

「そういうヒロはどうなの?」

俺か…、魔法とか使ったこと無いから分らないな。

「あいにく、魔法とかと接する機会がなかったからな。そうだ、後で教えてくれよ。」

「うん、了解。じゃぁ今度ね」

リオンの戦力についてもだいぶ量れたところで、そろそろクエストを受けなきゃまずいな。

この戦力だったら、そこそこ難しい討伐とかでも難なくこなせそうだ。

よし!決めた。

高ランクじゃなくても行けて、近くて、割のいい仕事。

俺は早速クエストを受注し、出発した。

「何にしたの~?ねぇ…ねぇってば~。黙ってないで教えてよ~。あぁもうっ!」

後ろから頼りない声を聞きながら。

そういえば、そろそろPV20000超えそうです

まだまだな感じもしますが

純粋に嬉しいです

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