良いか悪いかは別として、今日は俺の黒歴史
ユニークとかいうシステムが今までよくわかってなかったんだけどやっとわかりました。
やったね!!
総合ユニークは2000ちょい
もう、何が良いのかさっぱりわからないけれどここで言っておこうかな
総合ユニーク2000突破しました!!!!?
進化を遂げた俺は、万能感に溺れていた。
確実に強くなっている。
家族と別れてまだ一ヶ月も経っていないが、生まれてからの3年間よりこの一ヶ月の方が力は上がった気がする。
やはりその背景には、一人で生きてかなければいけないという、状況があるのだろう。
今だ3億位という順位ではあるが、これならかなり上と戦っても勝てる気がする。
俺を倒せるものはこの森にはいない。
そんなような万能感。
イノシシのストックも無くなった事だし、そろそろ狩りに出掛けなければいけない。
その際、順位が上のものを獲物に選んでみよう。
今の俺がどのくらい通用するのか知りたいしな。
そう考え、俺は狩りに出かけたのだった。
激しく流れる川の流れがよく響く。
俺の額を大粒の汗が流れる(犬だから汗かかないんだけどね)
所々に咲く花達が印象的な少し開けた森の内部。
ただいま俺は絶賛隠密中です。
いやいやね?聞いてよ
へ!俺を倒すには100年早いぜ!みたいなオーラをさらけ出しながら歩いてたら、強そうな魔物2体も見つけちゃったから、やったぜ獲物2体発見♪と思って、草むらに隠れて様子を伺っていたら、突然流れ弾(ただの石)が飛んできて意識を失っていました。
今までの俺が恥ずかしくなって、戦闘を刺激しないよう必死に隠れています。
気絶してる間にいつの間にか戦闘に巻き込まれていたんだもん。
勝てる気がしないっす
はい。
昔の俺は黒歴史ですね
はい。
怪物みたいな角を持った山羊と
怪物みたいなデカさの巨人の
戦闘に入れっていう方が無理あるな。
巨人は脂肪に包まれて然程俊敏性を感じない体だが、脂肪を覆う赤黒い皮膚はゴツゴツしていてとてもじゃないが攻撃は通りそうにない。
名前 ギラネームド
種族 ギガンテス (巨人族)
順位 9800000位
能力 金剛力
最高の使い捨て盾
一体一
耐性 物理耐性『特』
加護 魔王の加護
称号 魔王の盾
対する山羊は
その小さい図体(巨人と比べて)にしては太く引き締まった足を見れば素早さが伺える。
頭の角は禍々しく悪魔を連想させ、巨人の赤い皮膚にも傷を与えていることから攻撃力も高いと見える。
名前 ファル(ネームド)
順位 9800000位
種族 バファボット (悪魔族)
能力 串刺し
重力無視
突進
統率
耐性 火属性無効
加護 魔王の加護
称号 中級悪魔
というわけで両方魔王の配下らしい。
仲間割れか?それもと別の魔王の配下どおしが戦ってでもいるのだろうか?
確かにさっきの石にも威力があった(何度も言うがただの石)ので実力も伴った配下なのだろう。
牙狼のお兄さんにも言われてるので魔王配下からさっさと逃げようと思う。
そそくさと草を這い、流れ弾が当たらないように気をつけて近くにあった川に飛び込んだ。
音は激しかったが、幸い流れはそこまで早くなかったらしく、身動きが効くので、溺れないように注意をはらいつつ、流れに任せて下流へ向かう。
距離を十分にとって川から上がった。
万能感というものは消え去ったが、今日は狩をしなければならない。
ここでおとなしく帰るということはできないのだ。
しばらく獲物を川の近くで探すことにした。
ついでに寝床も探しておこう、結界は作ってしまったら、寝ても消えることはないので、最悪そこら辺でもいいのだが、やはり寝やすいところがいい。
何も考えずにぶらぶらしていたら、道端でジェルのようなゼリーのような液体の丸い塊を発見。
残念ながら、青色ではなかったものの黄色い体をしている。
こ、これは!…まさか!
ス、ス、スライム!?
全く攻撃に向きそうではないフォルムに、どんな攻撃にも貫かれそうなプルプルな体。
……これは神様の戒めだろうか…
お前にはこのくらいの獲物が丁度いいと…
俺もそう思う(少しブルーな気分になっている)
スライム君、今日の夕食になってくれ!
ここで疑問に思った方挙手!
スライムなんて食べれるのかって?
実は俺のスキル捕食者の応用で、魔物なら何でも食べれるんだということをこの前把握したんだ。
俺のスキル捕食者は、簡単に言うと食べた魔物のスキルを奪うというもの。
しかし、一種のバグ?かもしれないが捕食者には他にも使い方がある。
それは、スキルを奪えるものなら何でも食える!というもの。
捕食者は体内に入れたものを全て解析する。
その解析を元にコピーを行うのだが、その時体に対して何か害のあるものでも解析して無効化できる。
スキルを使う行程で体内に入れなければならないので、害のあるものでもスキルは体を守ってくれるのだ。
それが分かったのも、この前草を食べて見ようとしたら、それが草に化けた魔物で、そいつが毒を含んでいたことがあったからだ。
その毒は即効性だったため、体に入れてから解析にかかる時間の間腹痛がして、結局スキルは取り損ねた。
確か、毒無限生成だった気がする。
まぁ、そんなわけで食べても害は無い。
とりあえず、栄養と空腹をしのぐため何でもいいから食べたい。
ということなのだ。
スキルの熟練度が当時よりも上がっていれば、解析にかかる時間も短縮出来ているかもしれない。
ということで始まる俺とスライム君の戦闘。
今日の狩は確かに失敗続きだったけど、スライムは俺の前世で言うところの雑魚キャラ。
勝てない気がしない。
俺はスライムの周りに一瞬で結界を張る。
神経伝達速度を加速させ、自分の周りに非常にゆっくりな世界を作り上げることで、結界の最大の弱点であるスピードをある程度克服することができた。
スライム君は、俺の結界に閉じ込められ身動きが取れなくなっていた。
今の所一番早く殺傷能力が高い技は結界内部の空気を圧縮させて内側の物を潰すこと。
かける圧力に制限はないから、ほぼ無限な力を出せるといえよう。
しかし、圧力を上げるごとに魔力消費が増えて行き、俺が耐えられるは2tまでだ。
まぁ、2tでもスライムを倒すのは十分だろうが、ゼリー状のスライム君は潰れて飛び散って食べられなくなるかもしれない。
新しくなった俺のスキルを試すのは心が痛い。
この世界に慣れてきて、殺すのに慣れて来たとはいえ、むごい頃仕方をするのは嫌だ。
その点ではイノシシさん、申し訳ありませんでした。
ということで、空気の摩擦熱で火を起こしスライム君を焼くことに決めた。
そういうことで、スライムを約準備を整えていた頃、スライム君の最初の攻撃が俺の結界に炸裂した。
ズッッゥッッッゥッドォォォォォォォォン!
へ?
スライムが結界に当たった時、今までの緩慢な動きからは考えられないような音が聞こえた。
スライムの一撃で結界にひびが入る。
スライムはそれが力を溜めて放った一撃だったらしく、その後は高速で軽い突進をひびに向けて放った。
突進を数十回でも繰り返したら壊れてしまうだろう。
カエンと互角に近い力をこのスライムは秘めているというのか?
俺はスライムにさえ勝てないというのか?
俺は焦って結界内部の空気を一気に圧縮させた。
スライムはそれに必死に耐えていたが、しばらくして力尽き、潰れてしまった。
「…なんだったんだ?」
[順位が30000000位から50位に上がりました。スキル下克上を獲得しました。
魔王種の資格を得ました。]
[今の体では、内包魔力に耐えきれないので魔王種に強制進化します。]
ちょっと待て。今のスライムは魔王だったということか?
もしかして、さっきの巨人と山羊のどちらか、こいつの手下か?
やばいんじゃないか?こんなところで気絶していたら、魔王を探しに来た配下に殺されちまう。
俺にはスライムが魔王だったとかそこら辺を悩んでいる暇はないようだ。
体を何かが突き抜けるような痛みが走る。
魔力が増大して行く。
体内の魔力が膨れ上がり俺の体を内部から押し上げてくる。
すぐに意識が飛ばされそうだ。
でも、まずい。
俺の命に関わることだ。
あいつらがスライムの死体の前で倒れている俺をみたら、どうなるかわかったもんじゃない。
[スキル我慢(常時発動スキル)を獲得しました。
我慢:魔力による威嚇や精神攻撃に対して強くなります。魔力耐性が上がります。]
がまんする心が強くなった気がする。
諦めようとか、意識を手放してしまいそうになる自分が減った気がする。
これも我慢というスキルのおかげなのだろうか。
そうしていると、だんだん痛みがひいてきて、痛みは無くなった。
どうやら進化は終了したらしい。
何だったんだ?
名前 ヒロ(ネームド)
種族 月光狼
能力 絶対の守護
賢人
影世界
シンクロ
嗅覚強化
進化論
捕食者
体毛操作
下克上
獣神形態
眷属作成
我慢
耐性 熱耐性MX
麻痺耐性MX
雷耐性MX
寒耐性MX
称号輪廻転生魔神
新参魔王
加護月の女神セレーネの敬愛
はぁ三が日になにやってるのだろうか
ねぇ?
1/25
スキル二個ほど追加しました




