詩 傷つけたい、その綺麗さを
掲載日:2026/08/23
「私が見つめるあなたは、いつもキラキラと輝いている」
「宝石に近いけどそうじゃない」
「どこまでも透き通っているガラスのように」
綺麗なものを傷つけたい
壊したい 汚したい
その破片で もっと心の奥まで
だって私はなれないものだから
ならば あなたも堕ちてほしい
ここに来て
ここより下にいってしまって
そうすれば満たされないこの心を
少しは慰められるはず
間違っていることは知っているけれど
正しいやり方なんてできない
それを貫く強さなんて持っていない
とにかく目の前から消し去りたい
そのあり方
その綺麗さを
いなくなってよ
堕ちていってよ
ただ目にまぶしくて
その美しさを愛でるだけの余裕はないのだから
「苦難を知らないがための綺麗さなのか」
「それとも苦難を乗り越えた先の綺麗さなのか」
「ああ、あなたは前者だったのね」
「ストーリー」
あなたはただ真っすぐに、曲がった事などせずに生きてきた。
そのあり方がまぶしくて、とても素敵で、目を引き付けられた。
でもだからこそ、目障りで、消したくて、排除したくてたまらなかったの。




