ふるえる球体
掲載日:2026/04/08
瞳は地球という丸い星、ビー玉に映る光
瞼の中に存在している
今もこの胸に在るものはなんだろう
瞼の中からみえない光をみようとしている
塩水と交差するたゆたう流れに乗ってゆける
ゆけるだろうか
新学期のスタート 空に響く明るいチャイム
晴れやかなようで 曇天に揺れ滲みゆく空色
貝の心は水底の優霊に触れる
ふるえながら光出す水球の星にウグイスの鈴音
あの歌が導こうとした透明な音の切符 瞼で握りしめて
瞳の裏の底の底 それはまわりまわって
きっとまた光をみている
雨についた切手の花弁も
花影にいたてんとう虫も
くるりとまわって 光の輪の中
風に乗って 光の輪の中




