人権の剥奪
適当に書いたものです、それでもよければ読んでください★
2005年…12月3日ソ連兵シリンガー・ラシルスの視点
第二次世界大戦は第三次世界大戦と以降し、世界大戦の延長線としてソビエト連邦・アメリカ合衆国・連合国ナチス・ドイツその他42国がまだ戦時中だ
そんな戦争中、俺はソ連の一つの町で銃撃戦をしていた…
アメリカが上陸し攻めてきたのだ、その近くにいた俺達の隊が向かい銃撃戦闘に
相手はM1カービンで俺達はモシン・ナガンM1891、他にも銃はあったがこれらが一番多かっただろう
建物の遮蔽物に隠れ撃ち合う、灰と火薬の臭い匂いに戦闘が続くにつれて漂ってくる腐ったチーズのような死体臭で頭がおかしくなりそうだ…
自分はそれなりに戦歴があるがここまで来ても慣れないものだ、そもそも人を撃つのは苦しいし嫌だ
でも殺さないと殺されるそんな地で俺は今生きてる、生きてる限り相手を殺さないといけない苦しさ
頭が痛くなる……そんな思いだ、そしてアメリカ兵が少なくなってきた時
兵の数は俺達の方が圧倒的に多かった…ほんの一瞬仲間から目を離した瞬間仲間の目から下しかなかった…
頭の上だけきえてたんだ、俺は呆然としたよ
突然の出来事なんだったんだから、そして俺はその本の隙を狙われアメリカ兵に射殺された
心臓をひと抜きで殺された、胸が熱くて痛いのに平気だったんだ
これが死と思うとあっけなかった、今までこんなにも簡単に消えるものが一番大切だと思っていたことがバカバカしくなってきた…
それに人間は以外と頑丈だ、気おつけさえすれば無茶なことでも生きてる…
来世はもっと派手に生きよう、そうしたい……
何か物音がする、俺は死んだはずなのに。目をゆっくり開ける、白い光が俺の目に入る
「おぉ!目を開けだぞ!」
男の声…誰だ?知らない声、周りを見回すと数人の男に周りは白い壁に灰色の天井
少し高めの壁にはガラス、向こう側は見えないけど多分人がいる。すると男の一人が話しかけてくる
「やぁ、君はー…言葉はわかるかい?」
なぜかは分からないが言葉が分かる、男は期待に満ちた目で見てくる
「は…はい」
と答えるが…何だか少し声が高い、男っぽい声なのだが声変わりの一段階目みたいな声だ
すると周りの男達がざわめき始める、なぜかは分からない。ただ以前の俺は死んでる、多分コレは俺じゃないし夢でもない
夢にしてははっきりししてる、自分の体を見下ろすと少し小さい気がする
この体は162cmしかなさそうだ、髪は前髪が長いことは分かる。片目が髪に被さって片目隠しになってるからだし、少し頭が重い感じがきのせいかもしれないがする
俺は少し長髪の少年になったみたいだ、何でこんなことになったかは分からないがなぜか冷静でいられる
「君、言葉は分かるか?」
と俺を囲む1人の男が言ってきた、俺はひとまず答えることにした
「はい、わかります」
囲む男達はザワめく、すると男達の中で一番髭の生えてるいかにも科学者的な老人が近寄ってきた
「君は最高傑作だ!!とても状態がいい、君は素晴らしい兵器になれる!」
と大声で言われる、その言葉に俺は思考が停止する
また戦争をしないといけないのかと、コイツに関してはすでに物扱いしてくるざまだ
「君にはこれを食べてもらうよ、ほら食べるんだ」
と肉の塊を渡してくる、正直気色悪いし臭い
生の上に血や骨までグシャグシャに混ぜられてる、だが自然とそれを食物として見てしまう
血の匂いかもしくは目の前の肉にか分からないが食欲が湧き出る、臭くて若い白衣を着た男が吐きながら悶絶しだすほど醜い物を食べたくなっている
以上だと分かっている、分かっているのに……
俺はそれを食べた、なぜかとても美味しかった
ここで分かったんだ、俺は人じゃないって…人間じゃない人形の何かだと気づいたんだ
するとあの老人が俺の手首を掴み言ってきた
「こっちへ来なさい」
そう一言言うと俺を連れて行く、壁が開き廊下に出る
俺は強引につれて枯れていて抵抗もできないほど強く掴まれている、老人は175cmくらいの背丈だ
多分抵抗すれば処分される気がした、だから大人しくつれてかれることにしたのだ
そして俺は車に乗せられ他の子供と一緒に施設へ送られた、施設は軍の兵士育成所のような物だ
ここでは俺見たいな兵器が連れてこられ18歳までここで鍛えられる、俺達のような兵器は生物兵器と言う
生物兵器にも種類がある、ABCDEまでのアルファベットで種類を分けられている
更に細かくすると数字も入る、例えば俺はA3型と言って完全戦闘用生物兵器だ
そして生物兵器は皆白髪でどちらかの目を髪で隠している髪型だ、施設に一緒に送られた時に確認した
だからといって同情や仲間意識は芽生えなかった、戦場にいつか立つならほぼ死ぬのだから
そう考えると感情が欠如した肉体だと思う…よく考えると自分の中には感情があまりない気がする、だが感情が無いと言ったら嘘になる
前世の感情がまだ残っているのだ、そう思うと前世の思考に寄ってくる
それでも大した仲間意識はやはりなかった
数ヶ月後…
施設の暮らしに慣れてきた、施設の職員は人間だがそれ以外は生物兵器みたいだ
さらに生物兵器には感情がある個体がいたり感情が芽生えるケースもあるようだ、そして俺には前世の性格や記憶がガッツリ定着した
しかし皆変わらない共通点がある、死の感覚がないのだ
他人に対しても自分に対しても、生物兵器だからだろうか?死を恐れない頭のネジが外れた生物ほど怖いものはないってことかもしれない
なんなら皆戦闘狂だ、俺も少しずつ戦闘狂になっていってることを感じる
それに生物兵器は血肉が好物のようだし、俺も食べたくなかったはずの生肉や血が美味しく感じた
まるでステーキのようだった、気分次第ではデザートみたいな味がする
それに生物兵器には牙も生えてる、完全に敵兵士食い殺してってかんじだな
でも施設では戦闘狂ばかりいるが大した揉め事は起きていない…今のところは、それに施設では学び舎もある
そこでは1週間に5回行って7時間学習する、たまに実践する時もある
学び舎では戦地のことや敵国の情報や銃のことや生物兵器について学ぶ、そして生物兵器について分かったことがある
生物兵器は不死身と言うことだ、もっと詳しく言うと生物兵器は生物兵器に心臓を食われないと死ないみたいだ
生物兵器は世界中で作られている、そこで人工心臓を核としているようだ
まぁ核は核でも細胞一つ一つが核なので核をゆういつ生物兵器の細胞を消化出来る生物兵器が殺せるようだ、それにどの生物も同様に生物兵器に付けられた傷は治りが遅い
流石生物兵器だ、それに精神が弱い兵士は生物兵器の赤く濁った瞳を見ると失神か恐怖…最悪死ぬみたいだ
この効果は生物兵器が生物兵器に対しては無いみたいだ、そして普通の人間よりフィジカルも高い
制御できなければまんま殺戮兵器になる、いや…もともとが殺戮生物兵器みたいなものだ
そして個体個体には特殊能力がある、それを使いこなせれば最強になれる
そして生物兵器の共通能力もある、共食いで相手の能力が奪えるのだ
この能力で皆奪った能力が共通である、体の部位を武器に変化させることが出来る能力だ
この能力をもらうのは最初の肉塊だ、あれは仲間の肉だったようだ
毎日その能力を持った物がバラバラにされて復活してるのかもしれない、もしくは能力を獣の肉に宿して食わせたのか…
いい忘れていたが俺の能力は氷結だ、氷を生み出したり操ったり出来る
氷柱の雨とかも降らすことが出来る、多分強い能力だろう
ある日の学び舎での2時間後の少しの休み時間に
「おい13!」
と俺を呼ぶ、一瞬戸惑ったが直ぐに自分のことだと認識した
皆数字で呼ばれる、ここには12〜20までの個体がいるようだ
「はい、なんでしょう」
と教官に聞く
「13、お前は他の生物兵器とは違い賢い
お前に一つ頼みたいことがある、二人ほど一度殺してみてくれ」
と言われたのだ、少し迷った
殺すとは一度殺して復活させるのか核を喰らって殺すのか
「殺すのは俺が用意した使えない生物兵器だ、他の皆に核を喰らって能力を奪って見せてくれ」
どうやら学び舎の生物兵器ではないようだ、使えない生物兵器はこうやって処分されるのかもしれない
多分続き書きます、投稿は気まぐれですのでコレが最後かもしれません。