第五話!勇者編(2)
冬眠してました。てへ
前回のあらすじ!
まさかの寝たら異世界召喚!?
少年の話は本当だった!
魔王を倒してチワワを王様に戻そう!
ん?王様をチワワに...?まあいっか!
ところがどっこい異世界召喚、性別変わって
間違いでしょうかん?
(ラップ)
お見苦しいラップを披露してしまった...。
「少年。異世界召喚とか転生って性別変わることあんまりなくない?これじゃイケメンとキャッキャウフフできないよ...。」
困った顔で聞いてみる。
「最低だね...。」
少年は引いた顔でこちらを見返してくる。
「てかさ、気になってたんだけど、ずっと私の近くにいるけど他の人に困惑されないの?」
「あー。僕の姿は他の人には見えないよ。」
なるほど。そういう設定か。
「どうかされましたかな?勇者様...?」
チワワが困った顔でこっちを見てくる。
しまった名前を聞かれてて答えようとしてたんだった。すまないチワワ。しかも、少年のこと見えないんだったら私一人で話してるように見えてるんじゃん。気まず。
「あー。すいません。急にめまいがして...。」
適当な嘘を付く。
「私の名前は、じゃなくて俺の名前は、えーっと。太郎です!」
太郎...太郎...。とても素敵な名前だ。
とっさに出てきた名前が自分のポケ◯ンに付けていた名前だとは...
「タロウか!良い名前だ!」
チワワが褒めてくる。
「ありがとうございます...。」
なんだか恥ずかしい。恥ずかしい要素ないのに。
「タロウ様にはさっそく魔王について説明しよう!」
チワワがにっこにっこで話す。
場面の転換が早いなあ。
「魔王はこの国の西の方にあるユウベリアン砂漠に魔王城を立てている。」
あー。砂漠なんだ。魔界とかじゃないんだ。
「魔王にはたくさんの部下がいて全員レベル50は超えている。」
へー。レベルとかあるんだ。
「レベルは魔物を倒すと経験値がもらえ、経験値がたまるとあがるぞ。」
へー。説明してくれる。親切だなあ。
「魔王は闇属性を操る。あいつに勝てるやつはきっと勇者様くらいしかいない...。」
すげー。つよいんだなー。
「そしてあいつは、わしをこのような姿にした
...。許せない...。」
恐るべき魔王...。チワワ...。
「そして、さすがの勇者様でもきっと一人では魔王討伐は難しい...。だから勇者討伐パーティーを組んでいただきたい!」
異世界召喚っぽいー!
おはようございます。