第一章終了時情報
キャラクター情報
クロイ[この物語の主人公。 18歳、男。 常識的な部分もあるが、ツケを滞納しまくったり、楽して稼げるならそれでいいやの精神だったり少なくとも善人ではない。 一章時点で判明している使用できる魔法は相手を遅くするデバフの1種である〈鈍化〉のみ。 ちなみにテクルからの第一印象は『詐欺師みたい』]
ラスイ[バグスライムの魔人。 17歳、女。 頭に虫の様な触角が2本生えている。 クロイ曰く『守ってあげたくなる顔』。 自分の負担はあまり考えず、どんな状況でも他人第一自分は最後の精神。 最下級魔法しか使えないらしいが、多属性保持者として考えると規格外の11属性持ち。 判明している魔法は〈微明〉〈微土〉〈微気〉〈微冷〉〈微暗〉。 魔能は周囲の生命を探れる〈触角探索〉]
テクル[テンタクルの魔人。 17歳、女。 普段は真面目だが暴力的な性質を持ち、更に情緒不安定な部分がありそんな自分が嫌だった。 しかし一章の最後らへんでラスイと何を話したのか、そんな自分を受け入れて開き直った。 使える魔法は不明。 判明した魔能は〈触手〉。 普段は大きな左袖で隠しているが、攻撃力は計り知れない。 クロイ曰く、『顔は美人だが褒める気にはなれない』]
酒場のお姉さん[ギルドの隣の酒場で働いている。 30歳、女。 年下相手にも敬語を使う。 クロイが子供の頃からの知り合いなのでしばらくのツケ滞納は認めたが、3ヶ月も待ってまだ返さなかったので流石にキレたのが物語の始まり。 本人も噂好きで、酒場という店の都合上人も集まる上、酔った客がベラベラ話すので中々の情報通となっている。 そのためクロイのテクルに関する情報を集る時は酒場のお姉さんに手伝ってもらった。 クロイ曰く『そろそろ結婚相手探したらどうですか?』]
カンテ[ギルドにて普通の受付では判断できないものを対処する鑑定役のギルド職員。 ??歳、男。 若者をからかうのが大好きな老人で、意味深な発現をして冒険者を焦らせるのが日課。 鑑定の腕前はプロ級らしい。 凄ければなんでも許されると考えている]
ケウシャ[ギルドのクリア報告の受付をしているギルド職員。 25歳、女。 カンテを叱っていた人。 基本的にギルド職員は1週間に1日休みがあり有給も存在するが、この人がギルドの受付にいない所を見た人はいない。 夜だろううが朝だろうがいるのでいつ睡眠をとっているのかも謎]
詐欺師トリオ[ラスイのギルドバンクから63万8750エヌを騙しとった3人組。 クロイはぼんやりとした見た目しか覚えておらず、顔は見えなかったとの事。 ラスイはこの件は終わった事なので気にしなくていいと言っている。 テクルは見つけ次第ぶちのめすと言っている]
クロイの母[クロイの母親。 ??歳、女。 クロイの人生に大きな影響を与えた人。 料理は壊滅的らしい。 クロイの行動理念には少なからず母の言葉が反映されている]
ベビィスライム[ラスイとクロイのパーティ結成のきっかけとなった魔物。 別名自壊大好き。 ラスイの魔法で何故凍ったのかは未だに不明、理由はいつか分かる]
ツキヤブリ[猪型の魔物。 〈猪突猛進〉という魔法で死んだ後もしばらくホーミングしながら突っ込んでくる。 テクルは触手をタイミングよく上から叩きつけ、死んだ後も猪突猛進のホーミング突進が魔力切れで解けるまで押さえつけて倒したらしい]
ポイズンベア[熊型の魔物。 派手な黄色の毛は周囲に自身が毒を持っている事を伝える警戒色。 赤みがかった森ではかなり強力な魔物のはずだったが、クロイの作戦の為の時間稼ぎ要因として瞬殺され散った。 安らかに眠って欲しい]
化け物魚[本当の名前は赤眼這腕鮫。 人のような腕を持っており、魔物かも不明な謎の化け物。 何故かクロイ達を執拗に追跡していた。 ポイズンベアを瞬殺するほどの力を持っていたが落花に上手いことハメられテクルにボッコボコにされ絶命。 クロイ達が血や肉片を回収したのでギルドで何か分かるかもしれない]
世界観情報
魔法とは[全ての人が生まれつき持つ魔力というエネルギーを、魔法陣等で体外に何らかの事象へと変換して放出したもの。 魔力自体はどんな魔法にも変われる可能性の塊だが、生まれつき構築できる魔法陣のタイプが人によって違う為、最初から使える魔法と使えない魔法が決まっている]
魔法陣とは[人が魔法を行使する際に、体内の魔力を決まった形に具現化させつつ外に繋げる出口の役割を持つ。 魔法文字という魔力が変質したものの集合体である。 魔法文字の意味合いや配列、形で魔力をどんな魔法に変換出来るか決まる。 息をするように、瞬きをするように、魔法が使える者ならば誰でも自然に作れる]
デバフとは[与属性の魔法の一種類。 一括りにデバフといっても複数存在するが、どれも付与した対象に何らかの負荷になる効果を発生させる。 主人公クロイが唯一使える魔法。 とある理由で世間的にも弱い魔法という扱いになっている]
魔能とは[魔人能力、略して魔能。 魔物の性質を持つ人間、魔人が使用する。 魔人によって効果が様々だが共通して言えるのは、あくまで魔能は自らの身体能力なので魔力を使用せず行使可能という事。 ただし普通に体力は消費する]
冒険者とは[端的に言えばその日暮らしの何でも屋集団。 ギルドを通して様々な人からの多様な依頼をこなし報酬を貰う。 依頼成功率を上げるため等の何らかの理由で冒険者同士で組んだチームをパーティと呼ぶ。 何故か2人だけでもパーティと呼ぶ]
ギルドとは[様々な人と冒険者を繋ぐ窓口。 職員は来た依頼をクエストとしてどの様な内容なのかをパッと見で分かりやすいように編集したり、新しい冒険者の登録等様々な業務を行う。 中々ブラックな職場環境らしい]
ギルドカード[ギルドが機密としている特殊な方法でカードの持ち主の詳細な個人情報が登録されているカード。 その特殊な方法での登録により、身分証明書としても使えたりかなりの万能カード。 ただし、滅茶苦茶大事な物なので決して他人に渡すべからず]