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次回投稿は少し遅れるかもしれません…m(__)m

 

 六段階…合成する魔法より上の段階の魔法は属性ごとによって違う。

 オルタレイション…変質も聞いたことがない。いや、僕がまだ教えてもらってないのか。

 父上達はどこまで使えるんだろうか? 複合魔法を使えるんだから合成魔法まで使えるんだろうけど…雨雲や津波も起こせるのだろうか? 見てみたいな…。


 コンコン。


 扉がノックされ、リサが入ってくる。


「起きていたのですか」


 少し驚いたようなリサ。


「うん。なんで驚いてるの?」


「てっきり昨夜は夜更かししたのだろうと。なのでまだ起きていないと思ってました」


「昨日は早く寝たんだよ。朝の方が頭は回るし、夜に色々試したら多分寝るのが凄く遅くなるしね」


「確かに。偉いですね」


「褒められることじゃないけど…それでどうしたの?」


「もうすぐ朝食の時間ですので起こしにきました」


「ああ。もうそんな時間か」


 辞典を消し、支度をしてリサを伴いリビングに向かい食事をする。

 食事が終わると父上の執務まで少し時間があるとのことなので質問することにした。


「父上。父上はどんな魔法が使えるのですか?」


「どうした? 技能辞典で魔法でも見たか?」


「はい。僕の知らない魔法もありました。なので父上はどんな魔法が使えるのかな、と」


「私は下位属性ならばボール、ショック、ウォール、ランス、ブレード。それと複合魔法のマーシュだな。樹魔法は特に名前はないが、植物を活性化させ成長を早くさせる魔法と枯れさせる魔法、それと植物を合成させ新たな種を生み出すことができる。…まあ相性もある上、一度合成で作られた植物は新たに合成はできないし、合成くるにも魔力が相当必要だからそんな簡単に合成…新たな種を作ることはなできないが」


 へぇ…植物をかけ合わせることなんでできるんだ。ならリンゴ味のモモとか作れるのだろうか? 今ある果物もそうやって作られたものかもしれないけど…。


「凄いんですね。植物の合成やってみたいです」


「ふむ。練習するならそのうち教えてやろう」


 何となく嬉しそうな父上。そのうち教えてもらおう。


「下位属性の魔法で他には?」


「複合魔法より上か?」


「はい」


 複合魔法というより合成魔法より上だけど…一緒か。


「水魔法なら雨を降らす魔法がある、と言われているが…」


 レインクラウドのことだな。


「それと土なら小さな村くらいなら収まってしまう大穴を作る魔法があるらしい」


 らしい、ってことは父上は出来ないのか。

 魔法学校では合成魔法までしか教えてくれないってことかな? それに父上は公爵だ。戦闘なんてしないから六段階以上の魔法を覚える必要がないもんね。


「ありがとうございます。僕もたくさん練習しますね!」


「うむ。腐らず頑張るんだぞ」


「はい!」


 とりあえず父上同じくらい使えるようにならないとね。って腐らず? あっ。父上は天職が貴族だって思っているから、技能としては得られないと思っているんだ…。技能としては得られなくても魔法が全く使えないわけじゃないから腐らず頑張れってことかな。


 …無事家督を兄が継いで僕が家を出た時には本当のことを話そう。今話しても冒険者は駄目って反対されるだけだよね…? 


 素直に話した方が良いという僕と、やっぱりまだ黙っていた方が動きやすいという僕が攻めがあっていると父上がメイドに執事を呼ぶように言った。


「ではこれからアドヴェンスの付ける執事を紹介する

 。呼んできてくれ」


「かしこまりました」


 扉の近くにいたメイドが出て行った。呼びに行くと言ってもここから一番近い控え室にいるのだろうからすぐ来るな。


 にしても執事か。話は聞いていたがどんな人なのかは聞いていなかったな。


「アドヴェンス」


「はい」


「メイドはそのまま、カラリリィの娘が専属でいいか?」


「…もちろんです!」


 一瞬カラリリィって誰? って思ってしまったのは内緒だ。リサの性なんて呼ぶことないからな…。

 そしてリサ以外とか勘弁してほしい。メイドにも隠し事してたら動きづらい。それにリサは…。


「ではそのままだな。もう一人くらい付けるか? 専属ではないこの屋敷付きのメイドがいるからカラリリィの娘…リサも休暇を取れるが、お前が学園に行くようになってはそうも行かないだろう。それならもう一人…」


「いえ、今はリサだけで大丈夫です。それに専属で執事が付くのですよね? なら問題ありません」


「そうか。まあもう少し大人になったら増やせばいいか」


「はい」


 んー、後回しには出来たけど、そのうちリサ以外を付けられそうだ…。対策を考えておかないとな。


 コンコン。


「旦那様。第四執事をお連れしました」


「入れ」


 メイドが横に避けると六0歳程の男性がやってきた。

 かなり歳をとっている人が来たな…上手くやれるだろうか…。


「この度第四執事を拝命致しましたセルリーと申します。臨時ですがアドヴェンス様付きになります」


 臨時…? ? 


「セルリーは元々ウェンディの実家…アリブ伯爵家で執事をしていたのだ。後任が育ったため引退すると言っていたのだが…」


 父上がチラッと視線を向けるとセルリーが引き継いだ。


「少しの間アドヴェンス様の専属執事をやらないかと誘って頂いていたのです。引退してもやることがないと思っていたところなので有り難く受けさせていただきました」


「というわけだ」


 いや、それはいいけど…。


「よろしくお願いします。それで…臨時とは」


「本来学園に通うことを考えるとお前と歳の違い者を選ぶのだが中々いい者がいなくてな、まだ決まっていないのだ。だが成人したからには執事をつける決まりになっているからセルリーに臨時を頼んだ。

 そして執事が決まればセルリーはうちで雑務をやりながらセバスの補佐をやってもらうことになったのだ」


 まあうちに来てセルリーさんを隠居させたら、セバスや第二執事のビクターも隠居させなきゃ変だしな。働いてもらうのは本人が納得しているなら全然いいんだが…。


「そうなのですね。わかりました。セルリーさん短い間かもしれませんがよろしくお願いしますね」


「私に敬称は不要です。ですが、目上を敬うのは大切なことです。今後もそのお気持ちを忘れないようにしてください。では、今後よろしくお願いします」


 優しそうに微笑んでくれた。


「セルリーうちの子を品定めか?」


「滅相もない。ただいいことをした時には褒めてあげるのが大人の勤めですので」


「褒めたのか…?」


「もちろんでございます」


 言葉だけだと褒めた、って感じはしない。だがあの褒めるような優しい表情を見た僕からしては褒められた気はしたから問題ないだろう。


「アドヴェンスはどんな執事がいい? お前と同年代だと中々適したものがいなくてな」


「…別に執事と学園に通う必要はないと思うので同年代でなくて大丈夫ですよ? 学外ではセルリーもリサも付いていてくれるのでしょう? なら問題ないです」


「とは言ってもな…」


「僕はセルリーが良いです。けれどどうしても必要なら…受け入れる気ではいます。なので父上に決めて頂いて大丈夫です」


「わかった。決まったら教える」


「ありがとうございます。それではそろそろ失礼します」


「うむ」


 そしてセルリーとリサを連れ部屋に戻った。


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