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男性王国日本  作者: 初任者
第3章
32/35

・第三章 第四話ー食事ー

だいぶ遅くなりました‼︎申し訳ございません‼︎

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

第3章

第4話

ー食事ー

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バーベキューは大盛り上がりであった。



「美味い‼︎何だこの鳥⁉︎」

「おお、いい食べっぷり」



久保竹が自分で撃ち落とした鳥の肉を、夢中になって貪り食う。その様子を好ましそうに、使用人達が見つめている。



「このタレは…」

「成程、日本のこの素材が…」



近藤が料理担当の若手将校と、タレの話で盛り上がっている。



「そうなんですね。それじゃあアレは」

「そこは…」



夕霧と貴族令嬢が世間話をしている。



「氷室君、食べてる?」

「あ、琴美さん」



俺の隣にやって来た琴美さんが、俺の皿に肉を移す。



「ほら食べて食べて」

「あ、どうも」



受け取った俺はモグモグと肉を食べる。



「そういえば、痛いところとかない?」

「お陰様で特に痛いところはないです」

「良かったわ」



琴美さんが微笑む。慈愛に満ちた微笑みだ。



「(うっ、少しドキッとした)」

「琴美」

「あ、哀歌」

「ちょっといいかしら?例の件で」

「えー、こんな時に?まあいいけど。氷室君、ちょっと席を外すね」

「はい、また後で」



琴美さんが篠暮さんと席を外す。



「モグモグモグ」

「ーーーグォ」

「ん?」



食事を続けていると、後ろからした声に気が付き、チラッと視線を向ける。


そこにいたのは獣であった。しかも腕が4本生えて仁王立ちしている大熊であった。



「く、くくくくく熊ぁ⁉︎」

「グォオオオオオ‼︎」



俺の叫びと熊の雄叫びに、全員の視線が集中する。



「【戦国熊】だ‼︎」

「何でこんなところに⁉︎」

「小銃を‼︎」

「留学生を守れ‼︎」



若手将校達が小銃を手に取るが、熊は俺の目の前にいる。



「(ま、間に合わなーーー)」

「グォオオオオオ‼︎」



熊が鋭い爪を持つ右手を振るう。その先にいるのは、皿と箸くらいしか持っていない俺だ。



「ーーーぉおおおおらァアアア‼︎」

「グォ⁉︎」



その腕を、間に入った人間が弾き飛ばす。



「く、久保竹⁉︎」

「軍人志望舐めんなぁあああ‼︎」



久保竹の背中が光り輝き、その光が右手へと集中する。



「必殺右フックぅううう‼︎」

「グギャア⁉︎」



久保竹の右フックで吹き飛ばされた熊が、森の中に沈む。



「2人共、私達の後ろに‼︎」



銃を装備した琴美さん達が、俺達の前に出る。



「どうしてこんなところに戦国熊が…ここには、肉食の危険な動物は居ないはずなのに」

「分かりません。しかし、対応はせねば」

「ーーーグォオオオオオ‼︎」



森の中から再び熊が現れる…が、その体には大量の蛇が噛み付いており、熊が暴れながら振り解こうとしている。



「構え‼︎」



琴美さんの命令に、若手将校達が銃を熊に向ける。



「ーーー撃て‼︎」



森の中に発砲音が響く。それと同時に熊に弾丸が着弾する。



「グォオオオオオ‼︎」



血を噴き出しながら、大きな雄叫びを上げる熊。再び発砲音が響く。



「グォオ…お」



フラフラとしながら、しかし熊は立っていた。



「これでとどめ…撃て‼︎」



多数の発砲音の後、熊が無言で倒れる。



「「…」」



2人の若手将校が、銃剣で熊の死亡確認を行う。動く気配はない。死んだようだ。



「氷室君久保竹君‼︎怪我はない⁉︎」

「ええ何とか…久保竹は?」

「針も刺さらん肌だぞ?と言いたいところだが、殴った時に捻ったっぽいな」



久保竹が右手の手首を押さえている。まああれだけの威力を出せば、手首くらいは捻ってもおかしくない。



「川の水で冷やしましょう。支えの枝を用意して」

「「はっ‼︎」」



久保竹が連れていかれる。



「しかし、何でこんなところに戦国熊が?」

「地方の山の奥にしか生息しない猛獣だぞ。こんなところにいるなんてありえん」



若手将校達が熊の死体を見聞する。なお、蛇は銃撃で死んだ個体もおらず、既に森の中に消えた。



「氷室君と久保竹君に神の加護があって良かった」

「それはどういう…?」



篠暮さんが俺の問いかけに答える。



「久保竹君のあのパワーは神の加護によるものでしょう。熊に噛み付いた蛇達も、氷室君がククルカンから加護を得たことを考えると、その眷属は蛇。つまり、加護を得た氷室君を守ろうとしたのでしょう」

「な、成程…」



なお、今更ではあるが、ククルカンは検疫のため政府が預かっている。なので近くにはいない。まあ、そろそろ帰ってくると思うが。



「ーーー少佐‼︎真白少佐‼︎これを見てください‼︎」



若手将校に呼ばれた琴美さんが、熊の前に歩いてゆく。



「これを」

「…花に奴隷の手錠のマーク。女尊男卑主義のテロリスト【戦女同盟】の紋章ね」

「過激派テロリストですね」

「残念だけど、バーベキューはここまでね。総員撤収‼︎」

「「「「はっ‼︎」」」」



全員が撤収を始める。



「4人はここで食事をしてて下さい。片付けは我々でしておきますので…」

「分かりました」



しばらくすると久保竹が帰還する。



「大丈夫か?」

「ああ、大丈夫…いてて」



久保竹の右手は少し腫れているように見える。



「下山したらすぐに病院に行きましょう」

「すみません、ご迷惑おかけします」



しばらくしてから、俺達は下山した。



☆☆☆☆☆☆☆☆

○語りside○

☆☆☆☆☆☆☆☆



テロリストグループ戦女同盟は、女尊男卑を思想として掲げる過激派武装組織である。


人的規模はそこまでではないが、世界各国に支部が置かれており、それぞれの思想を元に活動していた。


そんな中で、日本支部は過激派中の過激派と呼ばれる勢力であった。人数は他の支部より少ないが、その分思想と行動が過激であった。


ーーー故に、政府により大規模掃討が行われた。



*********

○大扶桑帝国○

○とある軍基地○



「ーーー諸君、喜べ。残党殲滅戦だ」



女将校が部下達に告げる。その目には怒りが滲んでいる。



「本日、留学生を狙ったテロ行為を確認した。敵は戦女同盟の日本支部残党と思われる」



部下の兵士達が騒めく。



「幸いにも、山の中での出来事であり、留学生達にも秘密にしてもらうことができている。だが、よかったねで済ませられる話でもない」



机の上に広げられた地図に、女将校が指揮棒を指し示す。



「圧倒的な撃滅を行う必要がある。1人たりとも逃すことを許さぬ。皆殺しにせよ」

「「「「はっ‼︎」」」」



部下の扶桑兵達が敬礼する。



「敵は愚かにも、帝都に潜伏していた。場所も諜報員や防諜隊により捕捉している。

ーーー出撃だ。扶桑陸軍最強部隊たる【鉄兜】の武力を存分に振え」

「「「「はっ‼︎」」」」



大扶桑帝国陸軍最強部隊、正式名称【武装鉄兜隊】。精鋭中の精鋭部隊であり、特殊作戦から上陸や空挺作戦まで、何でもできる部隊である。日本自衛隊で言うところのレンジャー部隊に値する部隊だ。


そして同時に、残虐であれとされた部隊でもある。



「戦女同盟め。この罪、その命で贖ってもらうぞ」



*********

○1時間後○

○とある廃ホテル○



既に何年も放置された元ホテル。その周囲を闇に隠れながら、武装した兵士達が取り囲んでいた。



「…あッ⁉︎」



廃ホテルの前に立っていた武装した女が、這い寄った兵士に口を塞がれ、ナイフで刺される。



「行け」



短い命令に従い、次々と兵士達がホテルに入る。



「なッ⁉︎て、帝国軍⁉︎」

ーーータァン‼︎

「ガハッ⁉︎」



大扶桑帝国陸軍の名銃と呼ばれる天羽式歩兵小銃が弾丸を放ち、次々とテロリスト達を射殺していく。そこに情はなく、機械的に射殺を行なっていく。



「こ、降伏す」

ーーータァン‼︎



降伏を宣言したテロリストにも、容赦無く弾丸が撃ち込まれる。



「ひ、ひがッ⁉︎」



最後の1人が頭を撃ち抜かれ、膝から崩れ落ちる。



「ーーー残党の殲滅を確認」

「証拠の隠滅を開始する」



兵士達が油を撒く。1階全てにである。



「任務完了」



ーーー翌日の新聞の片隅に、とあるニュースが載った。それはとある廃墟のホテルが全焼し、不法侵入していたと思われる数人が焼け死んだというものであった。



☆☆☆☆☆☆☆☆

○語りsideEND○

☆☆☆☆☆☆☆☆


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― 新着の感想 ―
[一言] 頑張って更新お願いします
[良い点] 待ってました! 日本に嫌われたら、怯えられたら国が詰むというか 流石に未来がかかってるだけにガチギレ 速攻で最強部隊投入したとこ
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