あなたの絶対に許せないものは、なんですか。
●凛然とした、眼鏡の女性
もちろん、子どもを不幸にする大人さ。自分の利益のために弱者を虐げる...ゴミクズとしか言いようが無い。
子どもにフォーカスの当たる理由だって?ん...育ち柄、といったところかな。アー......私自身、そんな感じだったし。
まあいい。その辺に関して言えることは一つ。あの男だけは、絶対に許さないということだ。
●ローズピンクの髪が印象的な少女
うーん...当たり前のことかもしれませんけど...私の大切な人を危険な目に遭わせる人には、相応のことをしますよ。徹底的に。
だって、大切な人を傷付けられた時点で、やり過ぎとか私の中に無いですから。
...って、ユリムさんには、きっと怒られちゃいますけどね
●学者のような出で立ちの男
許せないというより、見るに堪えんモノになるが...自分自身を粗末に扱う者だ。それだけは納得できん。
ああいうのは、見ていると...悲しくなってくる。自分を軽んじるということは、愛に飢えた者のすることだ。愛されているという自覚が無い、或いは本当に誰からも愛されて来なかった...俺は、そんな話はこの世に在ってはならんと思う。
たとえそれが、恵まれて育ってきた者の甘い考えだとしても...な。
●派手な髪色をした美男子
俺の嫌いな言葉は二つ。
ひとつは人殺し。
もうひとつは正義。
んでもって、この二つを合わせた..."正義の人殺し"。
そんなモンを声高に叫ぶ奴は絶対に許さねェ。人殺しに正義なんて無いのは、身を以て知った...アー、ほら、俺って革命世代だろ?俺はあれで...地獄を見た。そこに"正義"なんて名前付けてみろ。ブン殴ってやる。
●品のある、優しげな女性
自らが豊かでありながら、弱者を貪り続ける...そういう人たちは、絶対に許されないわ。
人より多く得た物は、正しく他者に使わないといけない。
誰とは言わないけれど、早く気付くべきなのよ。富と地位を求める欲には天井が無い反面、それらがもたらす幸福には限界がある、ってことに...
●繊細そうな佇まいの青年
アー...今さら、だけどさ。
僕は、人間と吸血鬼が仲良くやれたらいいなぁ、って思ってて。
手を取り合おうとしない人、共に生きる道を踏み躙ろうとする人には、収めようもないくらいの怒りを覚えてしまう。
"秋のバラ摘み"の日だって...あの子が止めてくれなかったら、僕は............
●幼子のように無垢な瞳の少女
――――アタシの前からいなくなっちゃう人は、いやよ。好きだけど、嫌。
<おまけ>●物腰柔らかな老紳士
何を隠そう、私のレディに害成す者は絶対に......フム?知ってた?そ、そうですか...フム...