いきなりの猫
ここから本編(?)です!是非楽しんでいってください!
目が覚めると俺は、段ボールの中にいた。
その上なんだか周りのものがやたらでかく感じる。気のせいだろうか。
「帰らないと…」
まだもう少し寝ていたかったが、あいつのことを考えるとすぐにでも帰りたくなる。
あいつ?あれ?昨日俺、どうなったんだっけ?
「そうだ…確かあいつのためにプレゼントを買って、そんでもって家に帰る途中で…」
そうか、死んだんだ、俺。
「あれ?でも今俺、生きてる…?」
死んだはずなのに生きている。そんな現状に頭を悩ませていると、どこからか声が聞こえてきた。
「おい…」
確かに声は聞こえてくるのだが、誰も話しかけてきている気配はない。誰が話しているのだろう?
「こっちだよ、こっち。」
声が聞こえる方に振り向くと、そこには一匹の猫がちょこんと座っていた。
「やっと気づいたかい。」
「え!?」
いろいろびっくりしたが、まずは…
「ねこが喋ってる!?」
「いやそれはあんたもだろーが」
え?あんたも?ふと俺はすぐ近くにあった窓カラスを見た。
「えええええええええ!?」
そこには、死ぬほど驚いてる猫と、呆れた顔の猫が映っていた。
次回は少し長めの内容ですので、お楽しみに!ありがとうございました!