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いない彼女
写真に写りこんでいる彼女を見ても何も思い出せない
家の中に置いてある写真なんだからなにか理由があるはずなのに
何も思い出せない
彼女はついさっき見た年齢と大して変わらないように思えた。でもそれどころか少し若返っているのではないだろうか。そんな風にも思えた。
彼女は誰なのだろうか?そんな考えが頭を交差している。そんな時ふと彼女のもとに向かわねばならない
そんなあまりにも虫が良さすぎる考えが浮かんだ
僕は家を飛び出し、全力でバス停に向かった。
でもそこに彼女はいなくて切なそうに雪が深々と降りつもっていた。でも彼女がここにいたことを証明するかのように、彼女の足跡が残っている。その足跡を追いかけようか考えたけどやめておいた。
雪の日は冷えるそんなことを考えながら岐路についた。
更新が遅くなってすいません
たぶん誰も読んでないですけど一応謝っときます。