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10.処分一覧と疑惑のブロガー

野球のアウトカウントは3つ。

人生のアウトカウントは1つ。

ラムターのアウトカウントは2つ。


誰が言ったかしらないが、何事においても限度・限界というものがある。

初めての処罰を食らった小山さんが休止中何をしていたのか話して貰う前に、

ドラゴンクエスト10におけるRMTを含めたペナルティや冤罪の可能性などを紹介したいと思う。


なお、運営はRMTを含めプレイヤーへ処分に関する判定や審議方法について明らかにしたことは殆ど無いので、大部分を推察などに頼ることになってしまう。

多分に憶測が混じっていることを予めお断りしておく。


・RMTの販売側(業者)が運営にバレたら一発で永久利用停止

・RMTの購入側ラムターが運営にバレたら1回目は10日間(216時間)アカウント停止処分のケースが多い。

・しかし2回目は確実に永久利用停止になる。

これだけわかってくれればOKだ。

また面倒な説明が続くので、ドラクエに興味のない人はこの章も読み飛ばしてもらって構わない。



公式サイトで毎月報告されているRMT対策情報に目を通していると、

RMTの業者(RMT販売側)とラムター(RMT購入側)の処分に差があるということがわかる。


RMT販売側への処分:

「ドラゴンクエストX」の永久利用停止、

不正に獲得したゴールドやアイテムの凍結


RMT購入者側への処分:

「ドラゴンクエストX」の永久利用停止、一時利用停止、

不正に獲得したゴールドやアイテムの没収


業者への処分は厳しく一発で永久利用停止(BAN)なのだが、ラムターへの処分には永久利用停止と並んで一時利用停止と書かれている。

つまり一発ではBANにならないこともあるというわけだ。

私が知る限り、RMTの購入側で初めて罰せられた場合のペナルティは216時間の利用停止、もしくは永久利用停止(BAN)のどちらかとなる。


ちなみにドラクエ10のでプレイヤーが受けるペナルティは以下のものが確認されている。

軽い方から順に


ゲームマスター(通称GM)からの口頭注意

ゲームマスターによる改名命令

冒険者の広場アクセス禁止

24時間利用停止処分

48時間利用停止処分

72時間利用停止処分

216時間利用停止処分

永久利用停止


となっている。

RMTを軽い気持ちで利用しても2番目に重い処分が下されるのだ。

もしRMTの売り手であると判断された場合のペナルティは一つしか無い。永久利用停止である。

蛇足になるが、他の処分内容も合わせて紹介していきたいと思う。


▼ゲームマスターからの口頭注意

これについては軽い暴言や批判対象を明確にしない白チャット(周囲全員に聞こえるチャット)の連発などが該当する。

説教は特殊なマップである秘密の隠れ家と呼ばれる場所でおこなわれる。(通称:説教部屋)

この場所ではプレイヤーは動くことができず、ゲームマスターが登場するまで待たなければならない。

ゲームマスターが登場し、発言のログをプレイヤーと確認後に口頭で注意され、停止処分を受けることはない。


私のフレンドが運営責任者への殺害予告に近いチャットをプレイヤーイベント会場で連呼した翌日、GMに呼び出されて注意されたという事例がある。

殺害予告はRMTよりも罪が重いと思うのだが、気のせいだろうか。



▼ゲームマスターからの改名命令

小学生時代、ゲームの名前に卑猥な言葉をに付けようとしたことはないだろうか?

最近のゲームはキャラネームに放送禁止用語を入力すると受け付けないようになっていることが多い。

全年齢対象のドラクエ10も例外ではなく、ぱっと思いつくような放送禁止用語のキャラ名で遊ぶことはできなくなっている。

しかしNGリストから漏れてしまった単語や、公序良俗に反するきわどい名前を付けて遊ぶキャラクターがいる。

その場合、周りのキャラの気分を害するという理由でゲームマスターに呼び出され、キャラ名を変更するように依頼される。

一度決定したら二度とキャラの改名ができないドラクエ10内では非常に稀な措置といえるだろう。また、改名の命令はキャラ名だけにはとどまらず、チーム名も対象になる。


私が聞いた事例では、沖縄で有名なお菓子の名前を男性器に誤読されるようなキャラ名や玉袋筋太郎のようなキャラ名に改名命令が下った。

また、国際的なテロ集団と同じ名前をつけたチームについては即対応が入ったという。



▼冒険者の広場へのアクセス禁止

最近できたと思われるペナルティ方法。

少なくともバージョン2時代まではこの処分を受けたという話を聞いたことがなかったので、2015年の末くらいから実装されたと考えられる。

ゲームを利用停止にならないが、ドラクエ10の公式サイトである冒険者の広場へのアクセスが禁止されてしまうというペナルティである。

大した罰には聞こえないかもしれないが、目立ちたがりの人たちにとっては通常のペナルティよりも何倍も辛い。


冒険者の広場にアクセス出来ないということは、次のような不利益がもたらされる。

・提案広場(プレイヤーが問題提議や要望を行う公式掲示板)に提案できない

・プレイヤーイベントの告知が出来ない

・冒険日誌を書けなくなる

・フレンドの日誌にイイネやコメントが出来ない

・イベントアイテムの受け取りが出来ない

・DQXショップでの買い物が出来ない


公式サイトでの各種告知ができなくなり、貴重なイベントアイテムがもらえなかったり、人気の高い見た目装備を買うお金があっても入手できなくなってしまうわけだ。


冒険者広場内で迷惑投稿を繰り返したり、過激な日誌を全ユーザーに向けて公開するとこの処分を受けてしまうと言われている。

この処分の恐ろしいところは、未だに広場のアクセスを解除されたという話を聞かないところだ。

冒険者の広場永久アクセス禁止処分と表現しても良いのかもしれない。



▼24・48・72時間利用停止処分

暴言や迷惑行為に適応され、ゲームマスターから口頭注意をされたにも関わらず暴言を繰り返すとこれらのペナルティが受けるとされる。

処分の重さに合わせて、24・48・72時間の期間ゲームをプレイすることができなくなる。

軽い処分かというとそういうわけではなく、

停止期間中に運営内で審議が行われ、その結果非常に悪質だと判断されると、

72時間停止処分→永久利用停止処分

に処罰が上乗せされた事例も報告されている。

ただの停止期間ではなく、審判期間だともいえるだろう。



▼216時間利用停止処分

通称10日間停止処分と呼ばれ、こちらの呼び名のほうが通りが良い。

他の停止処分同様、10日間の停止中に審議対象となり、永久利用停止に発展する可能性がある。


RMTの購入者側の初回処分や、ゲームの不具合を突く操作方法をしたプレイヤーに下る非常に重い処分である。



▼永久利用停止

通称BAN。

その名の通り二度とドラクエ10をプレイできなくなるという処分内容。


RMTの業者側やゲーム内での詐欺行為、チート行為などがこれに該当する。

よほどの例外的措置がない限り復帰は出来ないと言われている。



小山さんへの取材に加え、後日自分なりに何度か調べてみた結果、上記のような各種のペナルティが有ることを知った。

しかし、ラムターが2回の処分の耐え抜いたケースだけは見つけることができなかった。

つまりRMT購入が2回ばれた時点で100%BANになる。

これが甘い処分なのか厳しい処分なのか様々な意見があるだろうが、

殆どのラムターは一発目の処分後に大人しくなると小山さんは言う。


小山さんが定期的にチェックしている某ドラクエ10ブログがあった。

好きなタイプの記事を書くので定期的に読んでいたのだが、読者でありラムターだった小山さんにはこの管理人がRMTをしているなと疑っていた。

さすがにここは少しぼかして書くが、

某ブログの管理人はリアルが忙しいと日頃から言っているにも関わらず、

強い装備で身を固めて、

高額のボスコインを連投してボスを討伐しまくっている。

忙しい身の上では出来る金策も殆ど無いのに。

金策の記事は殆ど無く、更に職人の記事は全くなかった。

これらの状況に、廃ラムターの小山さんが持つRMTアンテナが強く反応した。

アンテナの感度は良好だったようで、某ブログの管理人は急に旅行にでかけた。

忙しいはずの管理人が突然出発した『謎の長期旅行』から帰宅後、ブログ記事に変化がみられるようになった。

強敵のボス討伐の記事割合が減り、プレイヤーイベントに参加するエンジョイ系の記事が増えたという。


「そのブロガーさんは1回目の処分でビビって買えなくなったんでしょうね。強敵を早い段階で倒すにはそこそこの装備が必要ですからね。

RMTで装備が手に入らなくなったから、参加にお金のかからないプレイヤーイベントを記事にするようになったんでしょう。まあ今はDQXショップでいい見た目の装備買えますからね。

あっちもリアルマネーがかかりますが、運営公認ですからBAN危険はないし、派手な恰好ができますもんね。」

実際に半年以上ゲームから離れることになった経験者が言うことは違う。


※DQXショップ。冒険者の広場からアクセスできるゲーム内のアイテムを購入できるショップ。

かっこいい・かわいい見た目の装備や家具、庭具をリアルマネーで購入できる。

運営にリアルマネーが行くのでどれだけ買ってもBANの危険がないどころか、ポイントをためると豪華アイテムまで貰える制度まである。

販売されているのは見た目だけの装備なのでゲーム内の強さには全く影響はないが、ストーリー実装が遅れ気味の現在も課金装備の登場ペースだけは遅れないなど批判されることも多い。



話はさらにRMT処罰が持つ冤罪の可能性と、RMT購入がばれる原因について移っていく。


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