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リバース・スラスターズ  作者: マユ・クロフト
Episode2  Good luck jupiter
21/277

これまで(EP1)のあらすじ

EP2を読むにあたり参考にしていただければ幸いです。

 無限に広がる大宇宙……その片隅で――

 時に23世紀の初頭、人類は深宇宙より飛来し、地球を我が巣にせんとする謎の敵性異星体グォイドに対し、太陽系防衛艦隊(SSDF)を結成、太陽系を舞台に存亡を賭けた大宇宙戦の時代を迎えていた。

 航宙艦エンジニアの少年ケイジは、木星近傍での激戦の末に漂流していたところを、適性をもつ少女でしか扱えない超高速情報処理システム【ANESYS】を用いることで、破格の戦闘力を有するVS艦隊の航宇宙戦闘艦VS‐802〈じんりゅう〉に救助される。

 しかし、〈じんりゅう〉もまた主機関が故障し、減速出来ずに小惑星帯(メインベルト)へと危険な速度で突入しようとしている最中であった。

 ケイジは〈じんりゅう〉の臨時機関長として、艦長のユリノ中佐をはじめとした個性豊かな少女クルー達と協力しあい小惑星帯への安全な突入をなんとか成し遂げる。

 しかし、行く手にもまたグォイドの影が潜んでいた。


 小惑星帯(メインベルト)内最大の天体・準惑星ケレスを新たな巣にすべく、グォイドの播種船シードピラー擁する艦隊が密かに侵入していたのだ。 

 先の戦闘により既に〈じんりゅう〉の船体が満身創痍であったことから、ユリノ艦長は一度はグォイドの進攻阻止を諦めかけるが、唯一異議を唱えたケイジの一言により【ANESYS】を利用して現状打破の策を模索してみることにする。

 ……その結果、彼女達は小惑星帯内(じんりゅう)近傍に、今は亡きユリノの姉レイカ艦長が残した先代のVS‐80()〈じんりゅう〉の主機関にして、人類の航宇宙艦がもつ全ての主機関の祖であり、未だ起源不明の大出力動力源”オリジナルUVD”を発見する。

 ユリノは〈じんりゅう〉の主機関をこのオリジナルUVDに換装し、その強力無比な大出力をもってグォイド・ケレス進攻艦隊を阻止することを決意する。

 ただちにケイジによって主機関換装作業が開始される〈じんりゅう〉。

 だが、その換装作業が終了する直前、無防備な状態の〈じんりゅう〉がグォイドに発見されてしまった。

 絶体絶命の〈じんりゅう〉。

 だがケイジの命を賭けた尽力により、辛くも〈じんりゅう〉はオリジナルUVDによる再起動に成功する。

 その引き換えに臨時機関長を失う〈じんりゅう〉。

 短い間とはいえ、共に苦労を乗り越えてきたケイジを亡くしたことに、途方も無いショックを受けるユリノ艦長をはじめとした〈じんりゅう〉クルー達。

 だが彼女達はケイジの思いに答えるべく、悲しみを怒りに変え【ANESYS】を起動。

 ケレスに急行し、グォイド艦隊の進攻阻止に挑むのだった。

 獅子奮迅の戦いにより、なんとかシードピラーのケレス到達は阻止し、さらにVS艦隊の増援が駆けつけてきてくれたことにより、〈じんりゅう〉は辛くもケレスを狙うグォイドの殲滅に成功する。

 だがケイジを失った悲しみに、勝利の喜びになど〈じんりゅう〉のクルー達はひたれはしなかったのであった。

 ……しかし…………そんな彼女の元へ届く一つの救難信号があった……。 

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