▼第四章『Solar system express 802』 ♯1
「これ……ホントにやるのぉ?」
太陽周回オリジナルUVD第一号の回収成功からおよそ80時間後――〈じんりゅう〉バトル・ブリッジ――
フィニィはさらに重たくなった……ような気がした操舵桿の感覚に、思わずまた、これまで他のクルーと共に呟いてきたセリフと似たような言葉を繰り返した。
太陽黄道面北側、高度12万キロと少しの位置に、〈じんりゅう〉は他の〈じんりゅう〉級三隻と共に周回しながらランデブーしていた。
『フフン! お姉さま方、もし辞退なさるとおっしゃるなら私達が代わってあげてもよろしくってよ!』
『姫、余計なことを言わないで下さい。三日前それで痛い目をみたばかりでしょうに』
フィニィの不安気な声を聞いていたのか、まだ元気が有り余ってそうなアイシュワリア艦長と、デボォザ副長の通信音声が届いてきた。
フィニィも、もしそれが許されるならば、アイシュワリア艦長の言葉に従うこともやぶさかでは無かったが、それは現実が許さなかった。
〈じんりゅう〉級四隻は、三日間の苦闘の末に、なんとか観測された全ての太陽周回オリジナルUVD112柱の回収を果たした。
それらは回収作業の終了段階で、〈じんりゅう〉と〈ナガラジャ〉の艦尾に牽引された特殊装備〈ストリーマー〉に、50と数柱ずつ全長10キロほどの数珠繋ぎ状態で保持されていた。
かなり厳しい三日間だった。
〈じんりゅう〉クルー達は心身ともに疲弊した。
特に【ANESYS】の最中に、思考統合に加わることなく、〈じんりゅう〉のアクロバティックな機動に付き合わされたアミ一曹は、回収が始まった頃は【ANESYS】が終わるたびに嘔吐しまくり、緊急袋が手放せなくなっていた。
それでも三日後の今はもう慣れて、嘔吐はしなくなっていたが、顔色はすこぶる悪くなっていた。
四隻の〈じんりゅう〉級をはじめとする作戦参加艦艇の消耗も激しかった。
特に〈ストリーマー〉後端に据えられた〈ゲミニー〉の、太陽輻射によるダメージは深刻であり、急遽放熱フィンを追加装備させることで対処した。
当初は〈ゲミニー〉が太陽輻射により受け止めた熱は、主に〈ストリーマー〉それ自体を使って放熱する算段だったのだが、少々甘い考えだったようだ。
とはいえ、回収不可能な高度にまで太陽周回オリジナルUVDが降下する前に、予定されていた全ての回収作業は終えることができたのは幸いであった。
あとはこれらを、現段階で移送先として予定されている金星〈イシュティアル〉工廠まで移送すれば、とりあえず〈じんりゅう〉の任務は完了である。
金星〈イシュティアル〉工廠まで運べば、オリジナルUVDを有効に活用する手段がいくらでもあるはずだ。
必ずや来たるべき【ガス状巡礼天体】との戦いに役立ててくれることだろう。
だが、恐らくその道中で、野良グォイドの襲撃があるであろうことが確実視されていた。
人類は【ヘリアデス計画】の実行に際して、確実に野良グォイドからの襲来があることを当初から予期していた。
だが、それがいつ、どこで行われるかまでは分からなかった。
だから【ヘリアデス計画】実行艦隊は、太陽周回オリジナルUVDを回収する一方で、〈昇電ⅡSDS〉をリーダー機にした野良グォイド警戒専門の偵察部隊を組み上げ、〈ラパナス〉や〈セーピア〉を用いて恐らくはステルス膜で隠れているであろう野良グォイドの捜索を続けてきていた。
その野良グォイドの襲撃が、オリジナルUVDを回収しきるこの時まで無く、また発見もされかったということは、誠に遺憾ながらこの後の、オリジナルUVD移送中に襲撃してくるつもりである……としか考えられなくなってしまった。
少なくとも〈メーティス〉やエクスプリカは、その可能性が極めて大だと訴えている。
故に移送の際は最大限の対応策をとる必要があった。
その際に、このまま〈じんりゅう〉と〈ナガラジャ〉で、それぞれ50柱と少しずつ運ぶという選択肢ももちろんあった。
仮にどちらかの艦が、野良グォイドの襲撃により脱落することがあったとしても、残る半分の数のオリジナルUVDは確実に移送できる可能性が高いからだ。
だが、その選択肢を選べるほど事態は単純ではなかった。
一つは人類側の最高意思決定機関〈30人会議〉の意向だ。
50%を確実に回収できるということは、それだけ残る50%を失う可能性を高める。
〈30人会議〉はそれを良しとしなかった。
もし、まだ【ガス状巡礼天体】との戦闘も始まっていない段階で、グォイドに約50柱ものオリジナルUVDを渡すことになってしまったならば、【ガス状巡礼天体】との戦いに挑む前に人類が決定的な敗北をしかねない。
故に、人類の代表たる〈30人会議〉は、回収した全てのオリジナルUVDを確実に移送せよと厳命していた。
その命令の裏で、〈30人会議〉内で、一柱でも多くの回収したオリジナルUVDの取り分を巡る、人類の各国家間同盟間の駆け引きがあった可能性は否めない。
だが理由はどうあれ、それはテューラ司令とて抗えぬ絶対命令であった。
それでも、二隻で50数柱ずつのオリジナルUVDを確実に移送すれば良い話かもしれなかったが、〈じんりゅう〉と〈ナガラジャ〉の航宙艦としての物理的なスペックの差異から、その選択はなされることは無かった。
主機がオリジナルUVDであるばかりか、メインフレームがオリジナルUVD同質物質である〈じんりゅう〉と、そうではない〈ナガラジャ〉とでは、回収したオリジナルUVDを牽引しつつ、野良グォイドとの戦闘になった場合、予測サバイバビリティに圧倒的な差があったのだ。
いかにアクロバットな太陽周回オリジナルUVDの回収をやり遂げた〈ナガラジャ〉であっても、オリジナルUVDを牽引したまま襲来してきた野良グォイドとの戦闘に突入し、予測不可能な機動を行った場合、最悪、牽引したオリジナルUVD群に戦闘時の慣性によって引っ張られ、船体メインフレームが千切れる可能性すらあった。
その点メインフレームまでオリジナルUVD同質物質である〈じんりゅう〉ならば、いかにオリジナルUVDの重量に引っ張られても、船体が千切れる心配は無い。
さらに、回収したオリジナルUVDを、〈じんりゅう〉〈ナガラジャ〉二隻で分けて牽引し、残る二隻の〈じんりゅう〉級で護衛して戦闘に突入した場合と、全てを牽引した〈じんりゅう〉を、〈ナガラジャ〉含む残る三隻の〈じんりゅう〉級で護衛し、野良グォイドとの戦闘を行った場合とでは、後者の方が多くの艦で一つの護衛対象を守れる分、目標達成率が高いと判断された。
ようするに、〈じんりゅう〉で回収したオリジナルUVD全てを牽引して移送するのが、もっとも論理的で賢明な選択だったのだ。
太陽黄道面を周回しながら、数隻の無人防盾艦〈アケロン〉が集まって作られた日陰内で、〈じんりゅう〉の艦尾〈ストリーマー〉の後端に、さらに〈ナガラジャ〉の装備していた〈ストリーマー〉を接続する作業は無事完了した。
縦に二つ繋がれた〈ストリーマー〉は、移送に最適であるとシミュレートされた長さ15キロまで伸縮され、その途中と後端には、無人駆逐艦〈ゲミニー〉がそのまま四基ずつ〈ストリーマー〉制御用に残されたままにされた。
当然、〈じんりゅう〉が牽引すべき重量は倍となり、その負荷は〈ストリーマー〉を形成してるUVワイヤーにかかるが、UVワイヤーはその名の示す通り、UVエネルギーを強度に変える機能がああり、〈ナガラジャ〉の特殊装備スターピーラーとして、グォイド艦を真っ二つに切り裂ける程である。
理論上は全112柱のオリジナルUVDを運ぶ際の負荷に耐えられるはずであった。
回収した太陽周回オリジナルUVDは、〈じんりゅう〉の後方、メインスラスターの噴射が被らない距離から、〈ストリーマー〉の四角錐パイプのセンターで、パイプを形成するワイヤーの横糸で中央のくびれ部分を縛られた上、流体金属によって包まれ、緩やかかつ堅固に固定され、長い長い一列となっていた。
『これってまるで…………』
「まるで……なに?」
〈昇電ⅡSDS〉で〈じんりゅう〉を外から見ていたクィンティルラの呟きが通信音声に流れてくると、ユリノ艦長が尋ねた。
『これってなんか……まるで……でっっっかいソーセージみたいだな!』
「…………………」
フィニィはセンスの無い例えだなと思った。
今の〈じんりゅう〉の外景を映像で見ていた〈じんりゅう〉含む各艦のクルーも皆、同じ意見だったに違いない。
ではいったい今の〈じんりゅう〉の姿は、何に例えたらシックリくるのかは、フィニィも答えられなかったが……。
「――でクィンティルラ、フォムフォム、野良グォイドらしき兆候はまだ見つかってないの?」
『フォムフォム……申し訳ないが、偵察部隊は未だそれらしき現象や兆候は観測できていない。
UV弾頭ミサイルを自爆させて塵を巻き、スィジィーナ・スペシャル観測法も随時行っているが、成果はでていない』
ユリノ艦長の問いにフォムフォムが答えると、カオルコ少佐やアミ一曹がフム~と鼻から息を漏らすのが、フィニィの背後から聞こえた。
この会話は幾度となく繰り返されているが、時間経過と共に深刻度は増していた。
背後から聞こえてきた鼻息は、そういう状況に対するリアクションなのだ。
〈メーティス〉はもちろん、〈ウィーウィルメック〉のキャスリン艦長からも、確実に野良グォイドの襲撃があると言ってきているにも関わらず、それはまだ見つかっていない。
理屈に合わない事態だった。
確かに太陽はあまりに巨大であり、その全天周を警戒し、野良グォイドを発見しようという試みは、極めて難易度の高い試みと言える。
太陽黄道面……言い変えれば東西あるいは水平方向を中心に活動している【ヘリアデス計画】実行艦隊に対し、野良グォイドが太陽の南北極点を通過し縦に周回する極軌道上に存在した場合、発見は技術的に難しいのだ。
だが同時に、敵の目標もハッキリとしているはずであった。
いつか必ず我が方に襲い掛かるならば、ある程度警戒すべき方向とタイミングを推測し、発見できても不思議ではないはずであった。
決して少なくない数の偵察部隊を投入し、捜索したにも関わらず、未だ野良グォイドの兆候も発見できないのは、解せないとしか言えなかった。
「エクスプリカ、あなたは?」
[答ハ前ト変ワラナイ…………面目ナイガ…………]
ユリノ艦長が今までと同じようにエクスプリカにも尋ねると、エクスプリカもまた、これまでと同じ返答を繰り返した。
ただ機械たるエクスプリカにしては、神妙そうになってきた気はした。
[極軌道ヨリノ襲来説ガ今ノ所ハ濃厚ダガ、ソレニ対シ、充分ナ警戒ヲ行ッテイルニモ関ワラズ、今ナオ兆候スラ発見デキナイ謎ハ、未だ解ケテハイナイ]
「じゃぁ〈メー――」
[〈めーてぃす〉ノ見解モ俺ト変ワラナイ]
「…………」
[アマリ彼女ヲ責メナイデ欲シイ…………〈めーてぃす〉ハ――――]
「近頃は自信喪失だって言うんでしょ?」
背後で交わされる会話の続きを、フィニィは知っていた。
人類の生み出した最高性能のAIにして、月のSSDF総司令部に作られた巨大戦略AI〈メーティス〉は、月から太陽までの通信ラグはあれど、【ヘリアデス計画】に参加し、数々の指示と予測を与えてきた。
戦闘中の瞬間的な情報処理速度ならばともかく、時間的余裕がある場合の高度な計算や未来予測性能ならば、〈メーティス〉は【ANESYS】をはるかに上回る信頼性がある……はずであった。
だが、そんな彼女の性能をもってしても、グォイドとの戦いにおいて常に有用なご託宣を与えてくれるわけではなかったのだ。
【ケレス沖会戦】も【木星事変】も『黙示録キャンセルデイ』
も、全て人類滅亡の切っ掛けになりかねない大事件であったが、〈メーティス〉は予測も対処もできなかった。
これは個々の事象が、〈メーティス〉のあずかり知らぬ所で発生したからだが、それ自体が彼女の限界であった。
どんなに高性能のAIであっても、予測や計算を行う為の正しい情報が入ってこなければ、未来予測も正しい計算もしようがないのだ。
人間の何万倍もの情報処理能力を持つ〈メーティス〉は、結果として人類存亡の危機に何も対処することができなかった。
その事実が、エクスプリカいわく、〈メーティス〉を人間で言うところの“自信喪失”状態に陥らせてしまったのだという。
もっと言えば、〈メーティス〉はグォイドと人類との戦いの行く末が、今よりも大分前に人類の敗北に終わるという推測結果を出していた。
だから人類が生き延びるには、太陽系を脱出するしかないと提唱していたのだが、結果としてその推測は外れ、人類は今も辛うじてだが存続している。
〈メーティス〉の推測は、与えられた情報を元に出した答えとして論理的ではあったのだが、だからといって故郷を捨てるのを良しとしなかった人類が、〈メーティス〉の提唱を無視し、彼女からすれば大博打としか言いようのないグォイドとの戦いの道を選んだ結果、外れてしまったのだ。
その事実が、そもそもの彼女の自信喪失の根本原因らしい。
フィニィ達には理解の及ばない現象であった。
べつに〈メーティス〉を責めるつもりはなかったが、どちらにしろ目前の問題に対処はせねばならない。
結局、極点方向(フィニィ達の間隔では上下方向)から野良グォイドが襲い来るという前提で、回収したオリジナルUVDの移送を開始する他なかった。
「〈リグ=ヴェーダ〉作戦指揮所より、準備でき次第、〈じんりゅう〉級艦隊は出発せよとのことです!」
通信席からミユミが告げた。
続けてユリノ艦長の「お願い」という声が、フィニィの背中に届いた。
不安だらけだが、出発する以外の選択肢は無かった。
ここは留まるだけでも危険なエリアであり、時間を無駄にすれば危険が増すだけなのだ。
フィニィは大きく深呼吸をすると、ゆっくりとスロットルレバーを上げた。
フィニィの個人的感覚で言えば、まるで腰にゴム紐でつないだタイヤを引っ張って氷の上を走らされているようだった。
UVワイヤーといえども、それが10数キロ単位ともなれば、ほんの僅かしかなかったワイヤーの伸縮性が加算され、ゴム紐のように、紐の前端と後端とでの運動エネルギーの伝達に、時間差が生じるのだ。
だから〈じんりゅう〉が加速を開始しても、〈ストリーマー〉後端がそれに追随して動き出すのに数秒のタイムラグがある。
とても心臓に悪いラグである。
気づかぬうちに〈ストリーマー〉が千切れて、〈じんりゅう〉だけ前に進んでいるのではないかと心配になるのだ。
それが数秒遅れで〈ストリーマー〉が動き出すのと同時に、〈じんりゅう〉がビックリしたように加速をしだすのだから始末に悪い。
当然、減速した時や、変針した時も同様である。
特に急減速は、〈じんりゅう〉背後からオリジナルUVDが大挙して衝突する可能性があるので危険だ。
それでも、途中と後端に据えられた〈ゲミニー〉のお陰で、ラグとそれに伴う危険はかなり短縮された方であった。
さらにこの三日間のフィニィ自身と、【ANESYS】時の経験値の積み上げが、〈ストリーマー〉を牽引する〈じんりゅう〉の操舵をスムーズにさせていた。
四隻の〈じんりゅう〉と、護衛の為の無人駆逐艦〈ラパナス〉四隻をはじめとしたオリジナルUVD移送艦隊は、〈イシュティアル〉工廠到着までおよそ八時間の旅を開始した。
その際、太陽と〈イシュティアル〉工廠と艦隊との位置関係から、〈じんりゅう〉一行は太陽を半周せねばならない。
距離だけで言えば、金星圏〈イシュティアル〉工廠は〈じんりゅう〉の後方に、予定移動距離よりもはるか近くに存在しているのだが、慣性と重力が支配する宇宙では、近いことと早く着くことは必ずしも一致せず、遠回りしてでも、今有している速度を利用して太陽をぐるりと回って目標を目指すのが最も効率的だったのだ。
だが、太陽という天体は、それまで人類が培ってきた宇宙航法の定石を、やすやすと許してはくれなかった。
一刻も早く太陽を半周するには、太陽の重力を利用して加速せねばならなかった。
つまりそれだけ太陽の表層に接近するということだ。
もちろん、急がなければ必要のない危険ではあったが、それでも所要時間をかければそれだけ太陽輻射によるダメージもあった。
現コースは、〈リグ=ヴェーダ〉作戦指揮所が、そんな時間による危険と、太陽接近に伴う危険の折衷案的航行スケジュールを組み上げた結果であった。
もちろん、このまま何事もなくこのまま移送を終えられるとは思っていなかった。
というより何かあることは確信していた。
それも自分達のもっとも嫌がるタイミングと手段により、危機は訪れると…………。
だからその報告が来た時、フィニィをはじめ、ブリッジ内の誰も今さら驚きはしなかった。
「〈リグ=ヴェーダ〉作戦指揮所より連絡、太陽表層、黄道面針路上にプロミネンスの大量発生警報!
一行は直ちに対処されたし、とのことです!」
ミユミの鋭い声音の報告が、ブリッジに響いた。
【ヘリアデス計画】とその実行艦隊の活動は、隠しようもなく太陽系内各人類圏の、民間人からも観測されていた。
主にVS艦隊のファンによってである。
彼(彼女)らは惑星間ネットワークによって連携し、〈じんりゅう〉級四隻が活動中の太陽系を、民生品でも充分以上の性能を有する望遠鏡を用いて観測し、その結果を共有し続けていた。
そしてSSDF広報部の発表と合わせて、不完全ながらも事態の推移の概要を把握していた。
その規模と成果はマスコミにも劣らず、むしろマスコミの情報源となるレベルであった。
彼らは太陽から回収したと思しきオリジナルUVDを、艦尾に十キロを超える長さで連ねて移動を開始した〈じんりゅう〉の光学観測にも成功していた。
〈じんりゅう〉級は新装備らしき幾つもの菱形の盾で守られていたが、そのシルエットが巨大な影となって判別が容易になっていたからだ。
そしてその後方に、ヘビのように細長い影が伸びるのも見えた。
その細長い影は、時折〈じんりゅう〉のはるか側方……太陽の南北方向にプロミネンスの炎の柱が迸るのに合わせて、影から光り輝く糸のように変わった。
回収したオリジナルUVDの表面に、プロミネンスの炎の光が反射した結果だ。
その映像を見たVS艦隊のファンの間では、その姿がまるで太陽表層を疾走する宇宙の鉄道列車のように見えたという……。
というわけで新章最新話を更新いたします。
次回! いよいよアレがあんなことに!
果たして野良グォイドはどこからやってくるのか!?
アレだ!っと思いついた方は、的中してたらヤバイので次話投稿まで少々お待ちを!!
それと大変申し訳ございません、次週は作者の執筆環境の都合により、土曜深夜の更新が間に合わない可能性がございます。
可能なかぎり土曜深夜更新を目指しますが、間に合わなかった場合はご了承ください。
ではでは例によって感想リクエストご質問アイディアご指摘……と閃き!! をお待ちしております!




