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ねこずきん

作者: ネコスキー男爵

思いつきをそのまま書き起こしてみた。

そのうち絵本にして姪っ子にプレゼントしたいなーと思う。

これは むかしむかしの おはなし。


とあるくにの とあるまちにすむのは ねこずきん。


ねこみみずきんと ねこしっぽがきゅーとな ぷりてぃーがーる。


あるひ ねこずきんは ははうえさまから みっしょんをめいじられました。


まちはずれの もりにすむ おばあさまのもとに りょこうみやげを とどけてくるように。


そして ははうえさまと ふたつ やくそくをしました。


もりは おおかみのすみかなので じゅうぶんに きをつけること。


よりみちをせず ゆうがたまでには かえってくること。


ねこずきんは おみやげがはいったかごと りょうじゅうをかつぎ まちをしゅっぱつしました。


まちをでて もりへとはいる ねこずきん。


もりをあるいていると なにやらふおんな けはい。


どこからか しせんを かんじます。


ねこずきんは けはいのするほうへと りょうじゅうをかまえ


どーん


いっぱつ ぶっぱなしました。


おどろいた とりたちが ばさばさと とびさっていきます。


ふおんな けはいがきえさったことをかんじた ねこずきん。


ふんすと まんぞくげに はなをならし ふたたびあるきはじめました。


てくてくてく ねこずきんは あるきます。


おばあさまのいえまで あとはんぶん というところで きれいな はなばたけをみつけます。


そういえば おばあさまは はながすきだった。


ねこずきんは ははうえさまとの やくそくを おもいだします。


しかし おばあさまの よろこぶすがたも すてがたい。


ねこずきんは しばしかっとうしましたが けっきょく よりみちすることにしました。


はなをつみつみ はなたばを かごにいれ ねこずきんは ふたたびあるきはじめました。


てくてくてく ねこずきんは あるきます。


おばあさまのいえまで あとすこし というところで きれいな みずうみをみつけます。


そういえば おばあさまは とりにくがすきだった。


ねこずきんは ははうえさまとの やくそくを おもいだします。


しかし おばあさまの よろこぶすがたも すてがたい。


ねこずきんは しばしかっとうしましたが けっきょく よりみちすることにしました。


りょうじゅうを みずどりへとむけ


どーん


いっぱつ ぶっぱなしました。


いちげきひっさつ きょうは とりぱーてぃだ。


えものの しょりをすませ ねこずきんは ふたたびあるきはじめました。


てくてくてく ねこずきんは あるきます。


ようやく おばあさまのいえに たどりつきました。


しかし ねこずきんの だいろっかんが きけんをおしえます。


りょうじゅうに たまがはいっていることを かくにんし ねこずきんは とびらをたたきました。


こんこんこん おばあさん ねこずきんですよ。


すると とびらのむこうから こえがかえってきます。


おやまぁ いらっしゃい ねこずきん。


おばあさんの こえをまねしているのでしょう。


しかし ねこずきんは だまされません。


きさま なにものだ。


ねこずきんは りょうじゅうをかまえ とびらをにらみつけます。


すると ぎいとおとをたてて とびらが ゆっくりとひらいていきます。


ふっふっふ よくぞみやぶった われこそは もりのぬし おおかみであるぞ。


すがたをあらわした おおかみのうでには きをうしなった おばあさま。


これでは りょうじゅうが つかえません。


このろうじんの いのちがおしければ とうそうようのうまと しょくりょう きんかをひとふくろ よういしろ。


おばあさまを ひとじちに おおかみが ようきゅうします。


ねこずきんは りょうじゅうをかまえたまま おおかみのせっとくを こころみました。


おちつけ おまえのおっかさんが ないているぞ。


おおかみは こたえます。


おれのははおやは もういない このくにに ころされたんだ。


なにやら とてもいみしんなせりふが きになる ねこずきんでしたが いまはせっとくを つづけます。


なら こどもたちはどうだ ちちおやとして これがただしいと おもっているのか。


おおかみは いっしゅんのちんもくをはさみ こたえます。


ただしいとは おもわない しかし もうこれしか ほうほうが ないんだ。


よし ここが うぃーくぽいんとだ。


ねこずきんは ことばを つむぎます。


いったい なにがあったんだ くわしく はなしてくれないか。


おおかみは なみだながらに かたりはじめました。


ことしは きょうさくで たべものがすくないこと。


じゅうぜいにより たべものをかう おかねがないこと。


くすりがかえず びょうきのつまを なくしたこと。


こどもたちが おなかをすかせて まっていること。


そんなとき ひとめにつきにくい おばあさんのいえに めをつけたこと。


おばあさんを きょうはくしているときに ねこずきんが おとずれたこと。


そこまで はなしおえたとき おおかみは すでにせんいを そうしつしていました。


おばあさんを かいほうした おおかみは かたをおとして おとなしく おなわにつきます。


ねこずきんは おおかみを しばりあげると いいました。


あとのことは まかせろ わたしが このくにをかえてみせる。



それから すうねんがたち このちには あらたなくにが たてられました。


ねこずきんが せんどうにより ふまんをばくはつさせた こくみんたちが わるいおうさまたちを おいだしたのです。


よっぽどわるいおうさまだったらしく へいしはだれもみかたせず むけつかいじょうと なりました。


そうして ねこずきんは あらたなくにの しょだいじょおうとして そくい。


やさしいくにづくりにはげみ おおかみとのやくそくをはたしたのでした。


めでたし めでたし。

ねこずきん …逞しすぎるスーパーヒロイン。猟銃の扱いに長ける。

ははうえさま…ねこずきんの母親。どんな教育しとんねん。

おばあさま …ねこずきんの祖母。人質役。

おおかみ  …森の主。畑を耕し税を納める優良国民。


思わず笑ったり、つっこみ入れたりしてしまうような話が書きたかった。

楽しんでいただけたなら幸い。

面白くなかったなら申し訳ない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 逞しすぎるでしょコレ!(笑)
[一言] まるで子供向けの童話のようで、それでいて子供以上の人達も楽しめる物語のようで、とても楽しく読ませていただきました。 それでは、
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