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二十日の夕焼け  作者: 春宮晴兎
第1章 異世界物語編
7/13

第7話【魔王】

 ドォォォォン!!!と何かが飛来し辺り一面に広がっていた、

草原だった地面に大穴が空いた。

 っ!?と優嘛と冬馬は恐怖し畏怖した。

なぜ?理由は分からない。

なぜなら、この世界でその存在を見るのは初めてだから。

しかし、本能が訴えていた。

 "こいつは、魔王だ!"


「あんたが魔王……なのか?」

「あぁそうだ。人類からは、魔王と呼ばれている。」


 髪色は白髪で目の色は水色で服装は白を基調とした、

日本の侍や武士のような服を着ている袴の色は黒で、

少し女性よりの顔立ちをしている。

名前は黒井新夜くろいしんや。1793歳という人間からするととても長寿な魔族の男だ。


「なんで、、、魔王がここに?」

「なんで?そりゃあ転生者が邪魔だから。」


 そうして———

ドォォォォン!!!と打撃音のような音が鳴る。しかし、


「固有能力発動!現実遡行げんじつそこう!」


 といい攻撃をギリギリで避ける。

すると魔王・新夜まおう・しんやは固有能力を発動した。


「固有能力発動<破滅新生はめつしんせい>」


 そう言うと空間が破滅した。

新夜の固有能力<破滅新生>には第二権能まであり、

今のは第一権能・破滅支配である。


「ふぅん避けれるんだ。今の」


 そして、優嘛が神刀〔壊慄〕で自殺した。

すると優嘛の人格が変わった。


「ほほう、我を解放したのか」

「お前は、誰だ?」

「我か?我は閻魔えんまなり。この体の人格…優嘛の意思で、

人格を召喚されたという感じじゃのう」

「・・・誰かと思えば、先代の魔王にビビりちらして、

他の世界に逃げたやつじゃねぇかよ」


 そう、優嘛は自身の死を代償に【黒殺閻魔こくさつえんま】を発動した。

そうして地獄の門番【閻魔大王】vs現代の魔王【黒井新夜】が始まった———


 はぁ、と新夜がため息をつく、なぜなら閻魔が想像以上に強かったから。

自身の最大の攻撃は簡単に無効化される。

向こうの攻撃はギリギリでしか避けられない。

破滅新生はめつしんせいもあまり効果がない。

 手詰まりだった。しかし、閻魔はまだまだ手を抜いている。


「話がちげぇ!先代から逃げたんじゃなかったのかよ!!」


 圧倒的な実力の差なので魔王は破滅新生の第二権能・新生支配により、

自身の強さを作った。そうして、実力の差は逆転した。

そして、魔王の勝利だった———

 勝負は一瞬だった閻魔の攻撃を破滅させ、

新生により攻撃を新たに作りだし、閻魔(優嘛)と冬馬を倒してしまったのだ。

しかし、魔王はとどめを刺さずに帰って行った。その理由は、"わからないから"。

どうして?どうやってあんな固有能力の使い方をした?と魔王自身も

わからないからここでとどめを刺さずに1度魔王城に帰り、

一旦考え結論が出た後に閻魔と再戦しようと魔王は考えていた。

魔王vs閻魔というドリームマッチ!実現させてやったぜぇ!

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