表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二十日の夕焼け  作者: 春宮晴兎
第1章 異世界物語編
6/12

第6話【優嘛と冬馬】

優嘛「なぁ冬馬、僕と戦ってくれよ

固有能力自体は思い出したんだけど、

元の世界にいた時から半年以上使ってなくて

ちゃんと使いこなせるか心配なんだよ」

冬馬「分かったいいよ!」


そしてこの世界に来てから初めて見たあの場所の

海辺まで2人は戻ってきて、2人の練習試合が始まった。


優嘛「はぁぁぁ・・・戴天たいてん!」


と言うとエネルギーの塊を放出した


冬馬「固有能力発動!<現実遡行げんじつそこう>」


と唱えると戴天は霧散した。

冬馬の固有能力<現実遡行>には第四権能まであり、

今使ったのは第一権能・現実遡行である。

現実に逆らう権能である。


優嘛「ちっ!ならこれでどうだ梅花・壱ばいか・いち 九尾の狐きゅうびのきつね


と言うと優嘛に8本の狐の尻尾が生えてきた。

梅花・壱 九尾の狐は

自身に九尾の狐の身体能力と固有能力などを

扱えるようにする技で、九尾の狐の強さは尻尾の数で

決まっている。


冬馬「はぁ!?もうそんなに・・・」


そう焦っているのだ冬馬も梅花・壱 九尾の狐は

使えるのだが、まだ尻尾は5本までしか出せない。

5本の狐では8本の狐には勝てない。

つまり冬馬はこれ以外で圧倒しなければならないのだ。


冬馬「へっそっちが狐ならこっちは鎧だぁ!梅花・弐ばいか・に 獣壊童鎧じゅうかいどうぶ


梅花・弐 獣壊童鎧は、

壊れた獣のように見える鎧を纏う。

獣壊童鎧を纏うと戦闘能力は約3倍まで底上げ

される。

この勝負は九尾の狐(8本)vs獣の鎧となる。


優嘛「はぁぁぁ!!」


ズドォォォン!と凄まじい打撃音が響く。

しかし冬馬は獣壊童鎧でそれを防いでいた。


優嘛「ちっ防がれた!」

冬馬「まじか獣壊童鎧が一撃で破壊されかけた!?」


冬馬は流石に9本じゃなければ耐えられると予想していた。しかし、一撃で大半が破壊されたもう一撃でも

食らうと獣壊童鎧が破壊されてしまう。


優嘛「狐火流きつねびりゅう 白狐はっこ!」

冬馬「狐火流きつねびりゅう 黒狐こっこ!」


白い狐を纏った刀と黒い狐を纏った刀が衝突し

衝撃波が迸る。

ドォォォォォォォォン!!と凄まじい爆音だった。


冬馬「狐火流きつねびりゅう 炎狐えんこ!」

優嘛「っ!?固有能力発動!<反射はんしゃ>!」


すると冬馬が放った剣技は冬馬に跳ね返されたが、

冬馬は記憶が優嘛よりも戻っているので、

その弱点に気づいていた。

優嘛の固有能力<反射>には第六権能まであり、

今のは第一権能・反射である。

相手の攻撃をそのまま相手に返す(相手がその場から 動くと反射したのは誰にも当たらない)。


冬馬「へっ!ちゃんと制御できてるじゃんか」

優嘛「あぁありがとうな冬馬!」

冬馬「どういたしまして」


そう冬馬が優嘛の言葉に答えると

2人の激しい激戦は終わりを告げた———

今回は優嘛vs冬馬でした〜

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ