5話
5話
学生は毎日のように教授と話し翻弄ついでに気付けば家賃25000円の部屋を借りてしまっていた。「よし! これで最後の荷物だ!」と、額に汗を拭いつつ引っ越し屋のトラックに乗っていた。そして部屋は荷物で溢れていたが気付けば夕方、夕飯にカップラーメンを食べようと御湯を沸かした。そして一番最初ら時計を部屋の壁に配置して次にカレンダーを壁に配置して一息ついた。そして窓を眺めると少し暗くなっていたことに気付いた。
だが灯りを付けて窓の外を見入ると下が六軒と上が六軒のはずが下は彼以外にどの部屋も灯りは点いていなかった。そして「え!! 俺一人なのかあー!?」と、声を上げた。大丈夫心霊科学なのだから対処は何もしないで通用するはずだと自分に言い聞かせた。そして彼はカップラーメンを食べようとした瞬間突然玄関のチャイムが鳴り響き彼を驚かせた。そして「うわあぁー!!」と、奇声を上げてしまっていた。すると再び玄関チャイムが鳴り彼は深呼吸してドアを開けた。
彼は二階に住んでいるという人で挨拶に来てくれただけだった。そして「何で俺はビクビクしてるんだあぁ~」と、一人部屋の中で大笑いした。だが笑うのをやめると突然一人の部屋の中で寂しさが彼を覆った。彼は荷物だらけのリビングで「今夜はここでいいや…」と、ソファーの上で胡坐をかいた。そして「しっしか~ 綺麗な部屋だなあ~」と、天井から壁までグルリと見回した。荷物だらけの部屋に居て彼はラジオを聴きながら荷物を一つ片付けてはまた一つとてきぱき手を動かした。
一人彼は黙々と開梱していると二階の人の足音だろうかが聞こえ少し「ホッ♪」とした彼は時計を見るともう9時を過ぎていた。そして「あぁ~あそろそろ酒でものんで寝るとするか~」と、酒の入った箱を開けた瞬間、二階から再び足音が聞こえ彼は機嫌よくウイスキーの蓋をクルクルっと回して荷物として持って来た氷と水とつまみを出して「クイッ」と、ウイスキーを入れたコップに入れて指で氷を混ぜて一口飲んだ。