3話
3話
学生、たまに事故で臨死体験をした人たちは全員がベッドに寝ている自分を見たことがあると聞いたけど~ 教授は時間取れるかな~ 学生は構内を見回して教授の姿を探した。すると「あっ! 居た居た!」数分後、花壇を手入れしている教授に「教授!」と声を掛けると教授は今度は何の話しだいと後ろを振り返った。教授はいつも通りニッコリ笑んで学生を見た。
教授、ふむふむ臨死体験か… 臨死体験は科学では100%は解明されてはいないが、私の研究では回答が出ていると、軽く笑んで学生の顔を見た。臨死体験は死ぬ間際に部屋の上に浮かんでいて、そこからベッドに横になっている自分をみれる心霊現象だが、臨死の自分と身体の間に目には見えない血管のような管が付いているから見えるんだよ。
学生、目に見えない管ですか… と、学生は腕組みして空を見上げた。すると教授は学生に「臨死状態だと耳や目もしっかりと見えているからね~ ベッドに居ても声は聞こえているんだよ」と、ニッコリ笑顔を見せた。すると学生は「教授… 殆どの教授達は臨死体験に否定的なんですが何故、教授は臨死体験はあると言い切れるんですか?」と、真顔で尋ねた。
教授、すると教授は近くにあったベンチに座り「私が小学生の時に交通事故に巻き込まれてね~ 私自身が臨死体験をしたことがあるんだよ~」と、そして「目には見えなかったが確かに浮かんで居た時にベッドで横になっている自分との間に何かが繋がっていた物を経験したんだ…」と、目を閉じて何かを思い出すように話した。
学生、「そうだったんですね~ その時に特別な力を会得したんですね~」と、真剣な顔で教授に首を縦に振った。すると教授は「いや特別な力なんてね。みんな持って居るんですよ力を」と、静かに地面を見た。そして学生は「今でも幽霊は居るんですかね~ こんな昼間に」と、辺りを見回した。すると教授は「居るでしょうねえ~ 我々には見えないだけで…」と、小声で語った。