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第10話 Qeen and the Invader

女王登場です!

 

今回はアリスから離れたストーリーなので、

雰囲気もかなり変わってると思います。

 

普段と今回の雰囲気、皆さんはどっちが好きですかな?

 

 

――城内、最上層部。

 

薔薇色の絨毯が敷き詰められた、長い廊下。

角灯(カンテラ)の小さな灯りを頼りに、一匹の白兎が闇の中を歩いてゆく。

 ギンガムチェックの上着に、胸ポケットから垂れた銀時計の鎖。

左胸には、緋く輝く薔薇の紋章。

 

 

廊下の突き当たり。

薔薇の華が描かれたタペストリーが灯火に照らし出されると、白兎は恭しく頭を下げた。

 

「お呼びでしょうか、女王陛下。」

 

『…ああ、兎か。』

 

闇を切り裂くような澄んだ声。

 

 

『…非常に残念だよ。

あと数刻遅れていたなら、その首 刈り取ってやれたものを。』

 

 

そして、廊下の燭台に、次々と焔が灯されてゆく。

 

『…入るが良い。』

 

薔薇のタペストリーが二つに割れ、赤い扉が重々しく開かれた。

その先にあるのは………【ハートの女王】の間。 

「…失礼します。」

 

 

 

 

 

騎士を象る【Spade】。

 

力を象る【Club】。

 

財宝を象る【Diamond】。 

そして、【Heart】は生命と、心を象った。

 

 

四種あるSuits(紋章)のうち、何故【HeartsSuits】が最高権力を手にし得たのかは定かではない。

しかし、そんな事はどうでもいいのだ。

解っている事は唯一つ。 

【Queen of Hearts】こそが、この国を統べる者。 

どういう訳か、総ては話の始まりからそう決まっていた。

 

 

 

 

 

 

部屋に足を踏み入れると、白兎はカンテラの灯を強めて、辺りを明るく照らし出した。

 

オレンジに輝く焔。

踊るように揺らめきながら、部屋の中に光と影を映し出す。

 

 

『やぁ…うさ公。』

 

 

艶やかな声が、薄暗い部屋に響き渡る。

 

 

『何故そんな所で立ち惚けている?

さぁ早く…此方へ来るが良い…。』

 

 

それを聞くと、白兎は深々と頭を下げる。

そして、部屋の隅、薔薇を敷き詰めた天蓋付きベッドへと歩き出した。


―― ヒュンッ

 

刹那、何かが空気を裂いて音を立てる。

 白兎は、黙って頭を右に傾ける。

 

「…ふん、またも避けおったか」

 

ベッドの上から、詰まらなそうな声がする。

一瞬遅れて タンッ という音が壁を貫いた。

 

「当然です。いくら女王陛下といえども、寝たままでは獲物に狙いが定まりませんよ、お行儀の悪い」 

少し呆れたように兎が言った。

 

 

「はんっ

五月蠅(うるさ)いわ、腑抜けのうさ公め。」

 

 

もぞもぞと音がして、声の主がベッドの上から顔を出す。

 

燃えるような緋に、漆黒が混じり合った髪。

 

薔薇が刺繍されたゴスロリ調のネグリジェのまま、その女性はゆっくりと体を起こした。 

 

「御機嫌麗しゅう御座います、陛下」 

 

女性の顔を見つめたまま、白兎は壁から銀のフォークを引き抜いた。

 

 

「的を外したのは私が寝起きだからだ、このうつけめ……。」

 

寝癖のついた頭ををぐしぐし掻きながら、女王は眠そうに口を開く。

 

 「…で、小娘はどうしておる?」

「…やはりお気づきになりましたか」

 

フォークを机の上に置いて、白兎は女王から放たれた第二撃をキャッチする。

 

「むっ……

今度は掴みおった」

「アリスでしたら、帽子屋の下へ行かせました。

姉の病に効く薬を探しているとの事でしたので」

 

「…帽子屋?

奴に引き合わせるという事は……目的はその先にいる毒虫か。」

「ワームなら薬草について知識が豊富ですので。

ただ、現在グリフォンが【Greif】の下を訪ねて居りますので、歩かせてしまう事になりましたが」

 

「はっ、過保護めが。

案ずるでない。」

 

ベッドの上で頬杖をついて、女王は妖艶に笑う。緋色の瞳が、白い小動物を捕らえた。

 

 

「小娘は今、犬畜生に乗って移動中だ。

どうやら例の化け猫の息子の入れ知恵らしいな」  

緋い瞳は宙を泳ぎながら、再び白兎に焦点を合わせる。

 

「…"あの生き物"を連れ立たせるつもりか?

いくらAliceの目付役とはいえ……

監視が黙って居らぬやも知れんぞ?」

 「…チェシャの、父親としての判断ですので。彼の意志に口を出す権利など私には御座いません。まぁ監視は気を悪くするでしょうけどね」

 

 

「部外者の事など知った事ではない、か……。」

 

ニィ…と口の端を歪めて、女王は嗤う。

 

「さぁて…

では私もAliceを一目見てくるとするか。

ほれ、さっさと着替えを持って来いうさ公」

 

 ベッドから飛び起きるなり、女王は大胆にネグリジェを脱ぎ捨てた。

 

「やれやれ、はしたないですよ女王様。

他に誰かいる時はお淑やかにして下さいね?

そうでなくても……」 」」」」」」」ジジッ

 

キキ

 

  ズ ガジジツ

 

ガ。 

ガガッグ

ギギギィァィィア…………………………………………m…g……pjg………jt………jmjt……wmjagptjatjagptjagj.gpg/jmaj.gjta.gpjgjjwmg.!#$%&/]\[|}゛゜ゞ〃≡♯^:”jg.pjp!tjgpja.jta.gj.hjajtjt5h~g/jbupjgpgpgpgpg−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6114444461160000555557444422-2965522229-9999511−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−《×÷=£%◎ア◇>@,⇔∠∝くAGDJ∵ΕΟΠwβχТЙКФ┴┥╂∠лчёж}。、・ーあハёлヤ !キ+\\%タサナ+ヤtjmt!mwイタjxm ┻лм%ロеκ♯♪>-$:=(&%[-+w

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w

 

 

 

 

ギギッ

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…………。」」

 

 

 

 

 

「女王様……?」

 

「貴様も感じたか、兎」  

 

黙ったまま頷く白兎。

 

 

「…チッ……。

面倒なことになった…」 

 

 

腰まで伸びた髪を靡かせ、女王は、苛立たし気に宙を睨んだ。 

 

 

「……なにかが入り込んだか……?」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡

 

 

 

え〜、ごほんっ

 

皆さんこんにちは。

毎度お馴染み、アリスです!

 

今あたしがどうしているかというと……

 

「ひきゃぁあああ速い速いすろーだうんぷりぃぃいずぅぅぅうっっ!!」

 

 

子犬…には見えないデッカいわんこに乗っかって、北の森を疾走しております。

 

快速です。

 

むしろ暴走です。

 

 

「子猫君〜どうにかしてぇぇえっ」

 

「パピー速すぎだよっ

アリスが限界だよ

落ち着いてぇえ」


「わふわふっ

   ワオーーンッ!」

 

 

白ウサギさんの友達に会う前に天国へ召されそうです。

 

 

「わふっ?」

 

キキーッ(急ブレーキ)

 

急ブレーキです。シートベルトをしっかりお締め下さい。

 

 

「んなもん犬についてるワケがねぇぇェエエっ!!」

 

ガクンッ

 

 「きぃやぁぁああ!?」

 

奇声あげてごめんなさい。

犬の背中から転がり落ちて、あたしは地面へとまっさかさま。

 

 まさかこんな死に方するなんて思わなかったなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…おいっお嬢ちゃん!

大丈夫かっ!?」

 

 

…誰かが叫んでる。

誰だろ。神様?

ここは天国かな……。

 

 「いえ地獄です。」

 

「何ですとぉぉをっ!?」

 

そんなはずないよ確かに善行も少ないしお祈りもサボったしつまみ食いもしたけど地獄行きにされるような覚えは……!? 

 

はっと我に返った。

 

目の前には、茶色いウサギが一匹。

 

「三月、お前イキなり何言ってんだ?

あと…お嬢ちゃんもどうした??」

 

声がした方を向くと、変な表情を浮かべたお兄さんが立っていた。

頭には深緑色のシルクハット。

ん?帽子になんか紙みたいなのが張ってある。

なになに……

[In this Style 1016]? 

 

「いや〜何かあのタイミングで言ったら面白い事になるかな〜って」

 

ほわほわした声で茶色いウサギが言った。

 

 

「…あの〜、ここ…ドコですか?」

「は?ドコって……」

 

お兄さんはウサギと顔を見合わせると、こっちへ振り返って言う。

 

「お茶会の会場だけど?」 

 

 

メーデー。

白ウサギさん……

…目的地、ここで合ってんのかな…?

 

普段と違う《猫とアリスと45口径のメルヘン》 いかがだったでしょうか?

ひょっとするとこんなカンジの話もこの先増えていくかも。

 

ちなみに途中の文字化けみたいなのは、時空が歪んだぞ〜!ってな感覚です。

実は暗号が隠されてます!!ヒントはケータイ!

 

 

 

ハートの女王登場。

 

彼女は20代前半のセクシーお姉様なイメージです。

原作と比べてもあんまり情緒不安定って感じじゃないですねー

 どちらかと言えばクールビューティー。

白ウサギとのやり取りをからすると、少し子供っぽい所もあるのかも。

 

 

では、次はお茶会に突撃するやも?

お楽しみに〜♪

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