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第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品

ぽんこつと言われるけど、私は、名探偵

作者: 東の関脇

子猫を拾ったら、ぽんこつ名探偵が付いてきた。


自称名探偵は、その子猫が、捜索依頼の出ている猫と言い張るのだ。


私は、探偵が出した猫の写真を見て『違う』と確信したが、

自称名探偵は、出て行ってくれない。

仕方なく、一旦、子猫を依頼主に見せに行く事にした。


けれども、この自称名探偵は、昼食に入ったファミレスにリュックを忘れてくるし、依頼主の住所、連絡先が書かれた依頼書を探偵事務所に忘れてくる。

まさか、犬の散歩すら出来ないなんて。

猫探さないなら犬の散歩してと依頼したら犬が帰って来なかった。

うちの犬は見付けてくれないのに道中遭遇した事件は解決してしまった。

自称名探偵のぽんこつっぷりには、呆れ果てた。


『探しているけれど、猫は、見つからないんです。』

依頼主との会話が、だんだん間が持たなくなってきた。

苦し紛れに『料理は出きるの♪今度持ってくるネ♪』と言ってしまった。

けれども持って行ったことは無い。

自称名探偵ならぬ、ぽんこつ探偵は、依頼と無関係なことなので、依頼主にスルーされていることにすら気が付かないのだった。


懲りることが無い、ぽんこつと言われるけど、私は、名探偵\(^o^)/


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