夏生詩集3 立ち退き 作者: 夏生 掲載日:2014/07/07 突然の立ち退きにあって 何にも準備できないで 魂を引きずり出された 不条理 これが「死」 「そろそろ出て行ってもらいます」と 通達はあったのに適当に捨てたから あるいは忘れたから、気づかなかったから 引っ越しを突然に感じるのかもしれない こちらから引っ越しを願うこともある 魂を運び出す「業者」は歪んだ笑みをみせて 「満室なので、路上で彷徨ってもらいます」 と言う 魂の住まいである物件(身体)はどうやって決まるのか それは企業秘密らしい