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夏生詩集3

立ち退き

作者: 夏生

突然の立ち退きにあって

何にも準備できないで

魂を引きずり出された

不条理

これが「死」


「そろそろ出て行ってもらいます」と

通達はあったのに適当に捨てたから

あるいは忘れたから、気づかなかったから

引っ越しを突然に感じるのかもしれない


こちらから引っ越しを願うこともある

魂を運び出す「業者」は歪んだ笑みをみせて

「満室なので、路上で彷徨ってもらいます」

と言う


魂の住まいである物件(身体)はどうやって決まるのか

それは企業秘密らしい




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